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猫のせいで訴えられるかも!?猫のトラブルへの法律的な対策法とは【前編】



「お宅の猫に車を傷つけられました。あなたの猫を訴えます。」



これは実際に起こった話。裁判にまで発展した猫トラブルです。この裁判の判決が気になる方は、

「うちの猫が訴えられました!?」(山田タロウ著 角川書店)を読んでみてくださいね。



最近多いご近所トラブル。一番多いペットのトラブルは「騒音」「犬の鳴き声」だそうですが、猫だって決して少ないくないわけではありません。



今回は、知っておきたい猫にありがちなご近所トラブルの法律的な対策法を調べてみました。



 

■鳴き声がうるさいと近所から苦情がきた




鳴き声や悪臭に対する苦情は誠意を持ってまずは謝罪することが大切です。本当にうるさいか、自分の留守中に自宅の音を録音してみるのも方法の1つです。



実際に鳴き声がうるさい場合は慰謝料を払う必要が生じたり、集合住宅なら所有者の4分の3以上の可決があればマンションの管理規約が「ペット禁止」になる恐れもあります。



獣医師に猫の問題行動の相談をしたり、室内を防音対策を講じるなど、飼い主の方が対策を立てないと法的に訴えられる可能性もあるそうです。



 

■ペットが遊びに来ていた知人に怪我をさせた




飼い主は、ペットが他人に損害を与えた場合、損害賠償をしなければなりません。(民法718条1項動物占有者の責任)



すぐに手当をして謝ることが先決ですが、法的に考えると怪我の治療費、相手が子供の場合は怖い思いをさせたという慰謝料、大人で仕事を休んだ場合は休業損害まで払わなければなりません。

相手が猫が嫌がる行為をしたなどの落ち度がある場合は「過失相殺」「不法行為は成立しない」ということもあります。



■預かっていた猫が逃げてしまった




法的には他人のものを預かることを「寄託契約」と言います。有料でペットホテルなどで猫が逃げた場合は重い注意義務を負います。友人や近所の人が無料で預かった場合でも、法的には必要な注意義務を怠ったとして、訴えられたらペット探偵費用などは支払いを命じられる場合もあります。





いかがですか。ご近所とのトラブルは本当に神経を使います。我が家でも常に犬や猫を飼っているので、本当に大変。



トラブルを招かないためには、



・室内でトイレの習慣をつけているか

・トイレ掃除はマメにしているか

・排泄物のゴミ出しには気を使っているか

・鳴き声には気をつけているか

・騒音対策は万全か

・脱走対策をしているか

・集合住宅なら共有スペースで遊ばせていないか

・ペットの布団など、毛がついた毛布を外で払っていないか

・室外でペットのブラッシングをしていないか



などは最低限チェックしておくと安心です。もちろん毎日の明るい挨拶は基本ですよね。
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