「人は見た目が9割」
という言葉が流行りましたが、なぜか人間関係では、理由のわからない「相性の良し悪し」があると思いませんか?
性格がどうも合わない、という理由ならまだしも、
「なんだかあの人とは肌が合わないんだよねー。」
というのは良くある女性側のコメント。理由もわからず相手が苦手…。という経験は、社会人なら誰でも経験しているのかも。
自然界で暮らす猫は、元々は単独で暮らす孤高のハンター。同じ猫科の動物でも、例えばライオンは群れを作って暮らしますが、私たちが愛する猫の場合、たとえ親子でも子猫が成長すると縄張り争いをする相手になる動物です。
自由気ままに見える猫ですが、お互いに平和に暮らすためにはルールがあるはず。マナーを守って快適な猫関係を維持しているのではないでしょうか。
今回は、猫に学ぶ「人と争わニャイ上手な生き方」について調べてみました。
■猫の世界では「知らんぷり」が基本のルール
世界で一番眠るのが好きな動物。猫は本当にマイペース。こんな人が会社にいたら、さぞかしやりにくいかも知れません。。。
猫はもともとそれほど社交的な動物ではありません。
「自分は自分、他人は他人」
というスタンスで生きるのが猫の極意。そんな猫同士の基本的なコミュニケーション方法は
「相手と出会わないようにする」
こと。お互いの快適な生活を保つためには、程良い距離を保って無用な争いを起こさないことが大切です。
他の猫の存在も認めつつ、爪とぎやマーキングの跡から相手の情報をキャッチ。縄張りが自分と重なっている場合でも居場所や通過時間をずらして出会わないようにする。相手の存在を
「上手に知らんぷり」
しているのでは、と考えられています。万が一相手の猫と出会ってしまった時は、内心緊張感でいっぱい。でも表面上はポーカーフェイスを貫いて、
「もし相手と出会ってしまった時でも見て見ぬ振り」
で相手をやり過ごすことが猫同士のマナーなのではないでしょうか。
■喧嘩の仕方にもルールあり
猫同士が喧嘩するのをよく観察していると、一定のルールがあるのがわかると言います。大体ですが、猫の喧嘩の仕方とは、
①お互いに威嚇し合う
②目を合わせたまま、ゆっくりと歩み寄る
③腰を低くして攻撃態勢を整える
④猫パンチ・猫キックで争う
⑤一時休戦でクールダウン
⑥相手がうずくまったら喧嘩終了
という順番なのだとか。まるで武道の技の掛け合いのように、喧嘩の仕方もルールに則って行っているようです。
いかがですか。猫のコミュニュケーションの取り方。「相手に干渉しすぎない」という猫の生き方を学んでいれば、アノ破局はなかったのかも…。ワタクシ、思わず遠い目をしてしまいます。
猫に学ぶことは案外多いのかも知れませんね。