たまたま今朝のテレビで、
「人間に恋してしまったサル」
の話が放映されていました。社会化を覚える2~3歳の時期に人間との交流を覚えたサルは、人間を同類だと思って恋愛対象として見てしまうこともあるとか。
飼育員の男性に恋してしまったサルは、テレビで見ていても熱烈に彼にアピールしていました。この男性が同僚の女性と話しているだけで、やきもちを焼いて女性に体当たりするメスザル。かなり本気のようです。
動物が人間を好きになる、猫や犬が飼い主を好きになることもあるでしょう。でももしかしたら、人間を好きになる猫は、自分を「人間」だと思っているのかも。
いつもちょっと高いところから私を見下ろしている愛猫。その目つきは完全に私を「下僕」だと思っている王様の目つきです。自分を猫だと意識していないのでは。。。
今回は、気になる猫の気持ちと行動について調べて見ました。
■自分を猫だとわかっているか調べる方法
自分の愛猫が、本当に
「自分は人間ではなく猫ニャンだ。」
とわかっているかどうかを調べるには、2つの方法があるそうです。
1つは、等身大の猫の絵、または写真を見せる方法です。猫の視力は0.3程度とあまり良くはありません。全体のシルエットで仲間かどうかを認識します。
等身大の猫の絵、または写真を見せた時に、猫が近寄って鼻のあたりをクンクンしたり、体に前足をかけようとしたら、猫を仲間(自分も猫)だと認識している証拠だそうです。
もう1つは猫に鏡を見せる方法です。鏡に映った自分の姿を見て、匂いを嗅いだり、鏡のうしろを覗く仕草をするようなら自分のことを猫だと認識している証拠です。
■猫は人間の性別がわかる?
私たちから見ると、男性・女性・子供・老人は全て「人間」という仲間ですが、猫から見ると違うかも知れません。
猫にとって男性・女性・子供・老人は、匂いも大きさも違う「別の生き物」と認識している可能性があるそうです。
うちの保護犬は、女性には懐くのですが、男性は近づくだけで脱糞してしまうほど怖がります。
女性は「仲間に近い生き物」だと思っていても、あまり見慣れない大柄な男性は「見慣れない未知の生き物」だと思っているかも。
犬も猫も子供時代にいろんなタイプの人に接しておくと、大きくなった時にどんなタイプの人間にも慣れるようになるそうです。
いかがですか。猫にとって、飼い主は母親であり、兄弟であり、仲間、そして大体は「下僕」なのかもしれません。
猫の気持ちは結構複雑です。その時の気分で、飼い主をどう思っているか変わると言います。
猫に直接聞くことはできませんが、猫は本当はどう思っているのでしょうか。聞いてみたいですね。