1年で1番寒い2月。いつもは毎朝5時半ごろからベッドに飛び乗って
「ご飯!ご飯!」
と催促する愛猫も、2月だけは布団の中でヌクヌクと朝寝坊。私が起きようとすると
「まだ寒いにゃ~。」
と布団から出てこないこともしばしば。猫は本当に寒いのが苦手なのね、とつくづく感じてしまいます。
そんな寒がりの猫が風邪を引くと大変。猫も風邪を引くと、人間同様、
頭痛・発熱・体の痛み・鼻炎・咳などの症状が出るとか。とても辛そうですよね。
猫風邪の原因となるウイルスは「ヘルペスウイルス」「カリシウイルス」「クラミジア」の3種類ですが、この中で、「クラミジア」は、人間にも感染する「人獣共通感染症」と言われています。
飼い主さんも気をつけなくてはいけませんね。
■猫が風邪を引いたときの対処方法
たかが風邪、と思うなかれ。特に子猫やシニアの猫は免疫力が低いので軽い風邪でも重症化する場合があります。
病院へ連れて行くと、注射や抗生物質での投薬治療が基本。でもただでさえ病院嫌いの猫を、具合が悪い時に病院へ連れて行くのはちょっと、悩む飼い主さんもいるはず。
猫が風邪を引いたときは病院へ連れて行った方が安心ですが、風邪を予防、または軽い風邪をこれ以上重症にさせないためには、
「家でできるマッサージ」
をしてあげるのも方法の1つではないでしょうか。
■猫風邪に効く!簡単なマッサージ方法とは
このマッサージ方法は、普段から飼い主に触られ慣れている猫ちゃん限定です。猫の中には人に触られるのを嫌がる猫もいますから、そんなときは決して無理にしないでくださいね。
●免疫力を高めるマッサージ
猫の首の後ろ側、ちょうど真ん中の浅いくぼみ(左右1つずつ)をモミモミするか、親指で指圧します。ここは比較的どの猫も嫌がらない部分です。あまり力を加えずに1回につき10回程度もんであげてください。
●鼻水・鼻づまりを解消するマッサージ
猫の左右の眉の中間地点から鼻の頭に向かって人差し指でゆっくりとさすりましょう。これも割と猫は気持ち良さそうにしてくれる子が多いかも。これも1回につき10回程度やってみてください。
●咳を鎮めるマッサージ
猫の顎の下ののどぼとけの上の部分の皮膚をちょっとつまんで引っ張ります。優しくつまんであげてください。これも1回につき10回程度やってみてください。
いかがですか。人間はどんなに親しい人と話していても必ず若干血圧が上がるといいますが、ペットに触れているときは血圧が自然に下がるといいます。
猫へのマッサージは、飼い主も幸せホルモンである「オキシトシン」を分泌する効果があることがわかっています。
猫が嫌がらないスキンシップ、マッサージは、「猫も飼い主も健康になる」効果があるのかも知れませんね。