キジ猫、茶トラ、三毛に白猫…。ネコ歴=年齢のワタクシ、今までいろんな「柄」の猫と暮らして来ました。出会いは全て路地裏の軒先や自宅の庭。
しかし猫は過酷な環境の中で暮らしていながら、どちらかというといつも私には上から目線。
「お腹が空いたニャ!」
「そんなに猫が好きなら俺様の面倒を見るが良い」
と猫の方からグイグイとアピールして来るような……。どの猫もそれぞれ毛柄は違いますが、だいたい性格は
「グータラでわがまま、そしてどことなく偉そう」
な感じ。
まぁ猫の性格ってこんなもんだよね。。。と毎日世話を「させて」もらっていますが、『猫のプロ』に言わせると、
「猫の性格は毛柄によって似た傾向があるような気がする」
とのこと。ななんですと!もしかして、毛柄によっては、飼い主を「尊敬」してくれる優しい性格の猫もいるのかも?
今回は猫歴40年の猫のプロ、保護猫活動などで何千匹もの猫と関わって来たMさんによる、『柄で判断する猫の性格』についてご紹介しましょう。
■ネコの性格はこの9種類
日本によくいる猫の毛柄はおよそ9種類。それぞれの毛柄に共通する性格をご紹介しましょう。
●白猫の性格はプライドが高い:白猫は飼い主にはデレデレの甘えん坊。しかし他の猫に対してはとても強気でプライドが高い猫が多い。
●黒猫の性格は賢くおっとり:黒猫は性格が穏やかでおっとりした子が多い。甘えん坊で飼い主によく話しかける傾向がある。
●グレーの猫の性格はナーバス:比較的落ち着いた性格が多いグレー猫。しかし内面は繊細でナーバスなこだわりがあることも。
●サビ猫の性格は優しく甘えん坊:性格は優しく、飼い主LOVEな子が多いサビ柄の猫。ちょっと引っ込み思案でお客が来ると逃げる子も多い。
●三毛猫の性格はツンデレ:猫の中でも一番「女王様」タイプ。自分の美しさを自覚しているのかも。他の猫には気が強く、孤立する傾向がある。
●白黒の性格は我慢強い:白と黒のタキシード柄の猫は優しくて面倒見がよく、我慢強い一面があります。しかしこだわりが強い頑固な性格の猫も多いかも。
●キジ猫・サバ猫の性格は飼いやすい:日常生活でよく見かける柄ですが、この柄の猫は遊び上手で甘え上手。猫の柄の中で最も「猫らしい」オーソドックスな猫かも。
●茶トラの性格はやんちゃ:茶トラの猫を生後すぐから飼っていれば、かなり「忍耐力」が付くはず。茶トラの猫は雄猫はやんちゃで活発な子が多い。毎日刺激的な暮らしになるかも。
●白黒・ぶち猫の性格は両極端:白に黒のぶち猫の性格は両極端。気が強い部分と気が弱い部分が混じり、ミステリアスな性格が多い。
■猫の性格はオスとメスで違う?
猫の性格。それは毛柄も起因するかも知れませんが、よく言われるのが「猫の性格はオスとメスで違う」ということ。
私もこれは同意見です。今までたくさんの猫と一緒に暮らしてきましたが、おおむねオス猫はやんちゃで甘えん坊。よく食べ、よく遊びます。
そして現在の愛猫カイトもそうですが、オス猫は去勢をすると、性格がデレデレの甘えん坊になる猫が多かった気がします。
そしてメス猫はというと、しっかり者というか、ツンデレでやや神経質な傾向が。ご飯やトイレなど、こだわりが強い猫が多かったような?
オス猫はタタターッと遠くから走ってきて「遊んで遊んで~!」と飼い主にまとわり付くのに対し、メス猫は読んでいる新聞紙の上にどっかりと座るタイプ。
流し目で飼い主を見ながら、「アンタ、何してるの?えっ、遊びたい?それなら遊んであげてもいいけど~。」とやや上から目線。
オス猫もメス猫もどちらも可愛さマックスですが、猫らしい猫、というとメス猫。そして相棒と呼べる存在がオス猫。というのが私の個人的意見です。
■遺伝よりも愛情?
哺乳類動物学者、今泉忠明先生によると、猫は品種によって遺伝的に性格の違いはあるものの、猫の性格は生まれた後の環境によってかなり変わるといいます。
生後3~4ヶ月までに人間や他の動物と一緒に暮らした経験のある猫はとてもフレンドリーな性格になる、という意見もありますし、母猫が愛情をかけて育てた猫は、毛柄に関係なくおおらかで優しい性格に育ちそうですよね。
いかがですか。柄で傾向があるという猫の性格。我が家の愛猫カイトはキジトラのオス猫。遊び上手で甘え上手という性格はまさにその通り。
あなたの愛猫には当てはまるでしょうか。ちょっとチェックしてみてくださいね。