仕事をしている横であからさまにつまらなそうな「ため息」。玄関を開けた途端に「にゃ~ん」
寂しかったよ!と言わんばかりのお出迎え。噛み付いた後のペロペロ…。
あ~、うちの猫ってば本当に可愛い!と飼い主は目尻が下がってしまいますが、実は猫と飼い主の間には、「大きな溝」があるのかも知れません。
「猫の心がすべてわかる、なんてことは決してない。私たち自身が猫にならない限りは」
と言う名言を残したのは19世紀のピカイチの猫好きである聖ジョージ・ミヴァートですが、どうやらニンゲンは猫を愛するあまり、猫の『本当の気持ち』に気がつかないのかも。
今回は、飼い主が誤解しやすい、猫の行動に表される猫の本音、実は知りたくなかった!猫の気持ちについてご紹介します。
■猫がつまらなそうに「ため息」をするのはどんな気持ち?
「あぁ、つまらニャイ。。。」
と言わんばかりにパソコンで仕事をしている私の隣で大きなため息。愛猫にそんなことをされると、ついつい仕事を中断して引き出しの中から「猫じゃらし」を取り出してしまうワタクシ。
しかし!実はこの猫のため息、決して「つまらニャイ」と言う訳ではなく、何かに
「集中していたニャ」
と言う何かをじっと見つめていた合図なのだとか。人間のように悩みや疲労から猫は「ため息」をつくことはないそうです。
■玄関を開けた途端にお迎えに来るのはどんな気持ち?
嬉しい猫のお出迎え。仕事の疲れも吹っ飛んでしまいますが、実はこれは猫の寂しかったよ!と言う気持ちからの行動ではなく、
「縄張りへの侵入者の確認」
なのだとか。猫はとても耳が良いので、靴音などで飼い主だと分かりますが、念のため出迎え、匂いを嗅ぐなどをして確認をしているそうです。
■噛み付いた後にペロペロするのはどんな気持ち?
大喜びで遊んでいたと思ったら突然ガブリ。でもすぐに
「ごめんにゃさい」
と言わんばかりにペロペロ…。飼い主は痛くても仕方ないなあ、と許してしまいますよね。しかしこの行為、決して反省しているのではなく、
「どれどれ、飼い主を味見してみるかニャ」
と言う野生の本能で捕らえた獲物を『味見』している行為なのだとか。猫はやはり本能は狩猟ハンター。一度噛み付いた後はすぐに我に帰ったりはしません。
愛猫とはいえ、その瞬間の気持ちは野生のハンターのままですから、捕まえた獲物(飼い主)を味見しようとしてペロペロと舐めるのだそうです。
いかがですか。ちょっと意外な猫の気持ち。知りたくなかった(泣)と言う怖い気持ちも混じっていますが、これは決して猫が悪い訳ではありません。
特に猫に噛み付かれた時、飼い主は
「痛い!」
と猫を引き離そうとすると思いますが、猫を無理やり話そうとすると逆に興奮してさらに噛み付かれることがあります。他のおもちゃなどで上手に気をそらしてみてくださいね。