どうしてなのかしら…。人間でも「相性が良い人と悪い人」、これは確かにありますよね。
一説によれば、相性の良し悪しは動物に限らず、植物の世界でもあるといいます。相性が何によって決まるのかはあまりよくわかっていませんが、人間の場合は「自分と共通点」が多いほど相性が良いという考えもあります。
さて困るのは、猫と人間の相性です。猫は例えば一緒に暮らすペット同士で相性が悪い場合、「目を合わさない」「近寄ると嫌な顔をする」「距離を保ち、近づく軽く威嚇する」というふうに、なるべく相手の存在を感じない環境をお互いが作ってやり過ごすことが多いようです。
しかし人間と猫の場合はそうも言ってはいられません。自分を嫌いな人、もしくは猫の方が嫌いな相手が人間の場合、猫はかなりストレスを感じてしまいそう。
今回は、猫にどうしても愛されない人(泣)が猫と暮らす時にやっておくと良い、3つの方法をご紹介しましょう。
■猫のパーソナルスペースを確保する
誰かと一緒に生活していても、完全に一人になれる時間は大切です。それはきっと猫にとっても同様なのでは無いでしょうか。
同じ空間で過ごしていても、「猫だけ」になれる小さなスペースを確保することはとても大切。猫のパーソナルスペースを作ってあげましょう。できれば猫が好む「高い場所」に用意してあげると良いでしょう。
キャットタワーや高い場所にいると猫はとても落ち着くようです。猫が安心して過ごせる場所を作ってあげることは、猫のストレスを溜めないためにはとても重要です。
■猫に嫌われることはやらない
猫に嫌われる(苦手)な人の特徴として、
・声の大きい人
・身振り手振りが激しい人
・体つきの大きな人
ということがよく言われています。もしこの3つが当てはまる人は、猫に嫌われずに暮らして行きたいなら、「大声を出さない」「身振りをゆっくり、落ち着いた仕草をする」ことを心がけた方がいいかも。そしてあまり「オーバーなリアクション」をすると、体を余計大きく見せてしまいますから、猫の前では控えた方が良いかも知れません。
■無理に仲良くさせない
あなたは猫が大好きなのに、猫はあなたを警戒して嫌っている…。それは確かに悲しいシュチュエーションですが、決して自分から猫に
「仲良くしようよ~!」
と追いかけるのは絶対にNG。猫は何かされる!と思って一目散に逃げてしまうはず。猫と仲良くしたいなら、猫同士の関係を参考にしましょう。
猫は平和主義。相手を「無視」することで、相手の縄張りを認め、無言の「共存協定を」申し出ているのです。
無理に仲良くする必要はありません。そのまま付かず離れずの関係を続けていけば、
「このニンゲンは、悪い奴ではニャイかも」
と猫の方から歩み寄ってくるはずです。
いかがですか。猫に嫌われている人が、一緒に暮らす時に猫にストレスをかけない方法。それは「猫の気持ち」を優先して考えることです。
時間をかければ、きっと気持ちは通じるはず。諦めずに頑張ってみて下さいね。