2016年12月18日、穏やかな冬晴れの1日。東京タワーが美しい六本木のアイペット損保様の会場をお借りして、猫壱主催、「猫と人のQOR向上セミナー」の第４回目が開催されました。
本日のセミナータイトルは「自宅で発見！病気のサイン」。講師は10万匹以上の猫を診察した経験を持つ猫ドクター、東京猫医療センターの院長、服部幸先生です。
おかげさまで満員御礼の大盛況。クリスマス仕様の和やかな会場で、服部幸先生のセミナーが始まりました。
猫の病気を自宅で発見するには？飼い主は「病気を隠したがる猫」から様々な情報を引き出さなくてはなりません。
そして中でも猫の健康の重要なチェックポイントとなるのが「猫のウンチ」です。
■猫の黒いうんちはとっても危険！
猫も人もそうですが、食べ物を口に入れると、食道を通って胃に入り、小腸から大腸を通って最終的にウンチになります。
その食べ物の通り道である消化器官のどこかから出血をしていると、いわゆる「血便」になります。この血便は大きく分けると、胃や小腸から出血しているときの血便と、大腸から出血しているときの血便があります。
猫が「黒いウンチ」をした時は、食道・胃・小腸のどこかの部分から出血している場合です。また「赤いウンチ」は大腸から肛門あたりで出血していると考えられます。
猫のウンチは「黒いウンチ」も「赤いウンチ」も体のどこからか出血しているという危険なサインなのです。
■黒いウンチが出た場合
この猫の黒いウンチは専門用語で「メレナ」というそうです。服部先生はこの場合はすぐに病院へ連れていって下さいと言っていました。胃潰瘍、小腸の腫瘍、猫汎白血球減少症など、猫の命を脅かす危険な病気のサインだそうです。
もちろん「赤いウンチ」も同様に危険です。便秘で肛門が切れている可能性もありますが、大腸炎や大腸にできる腫瘍、もしくは寄生虫が体内に侵入している可能性があります。
■会場では川上麻衣子さんの雑貨やねこ検定の本の紹介も
猫壱の「猫と人のQOR向上セミナー」では、今回は女優、川上麻衣子さんのスウェーデン雑貨のお店の商品や来年3月に開催される「ねこ検定「」の本の紹介も行いました。
そして今回はクリスマスが近いということで、服部先生から来場者の中から3名に手書きのクリスマスカードとプレゼントが！セミナーに来られると、こういうサプライズがありますよ～♫
■次回のセミナーは1月18日（水曜日）に開催
次回の猫壱セミナーは1月18日（水曜日）に開催します。毎回大盛況の服部先生のセミナーですが、1月は早く申し込んだ方が安心です！
会場は今回と同じこちらのアイペット様の会場ですが、会社の都合で会場の規模が変更になるかも知れません。
場合によっては早々に満員になって参加をお断りする可能性がございます！
来年も猫の健康について勉強したい、という皆様、ぜひお早めのお申し込みをお待ちしております。
＊申し込みはコチラ
今回ご来場下さった皆様、本当にありがとうございました。来年もまた、お会いできるのを楽しみにしております。
