我が家の愛猫は今年で7歳。人間に例えると44歳の立派な中高年です。見た目はまだまだ子猫のように可愛い(親バカですみません)のでつい忘れがちですが、猫の平均寿命を考えるとそろそろシニア猫の仲間入りです。
キャットフードは年齢によって種類を変えていましたが、そういえば「猫のトイレ」は子猫の時から同じものをずっと使っていました。
そもそも一番小さい子猫時代を除いて、猫のトイレは形状のバリエーションは豊富ですが、どれも「全年齢対象」ですよね。
■猫はトイレにこだわる生き物
グータラ寝てばかりいるように見える猫ですが、実はとても神経質。特に「トイレ」へのこだわりは人間以上かも知れません。
基本的に猫は「自分専用のトイレ」にこだわります。多頭飼いしている場合でも、できれば猫のトイレの数は「猫の数プラスもう1つ」置いてあげると良いと言われています。
そして何と言っても猫のトイレは「清潔」が一番。昨日のままの掃除をしていない汚れたトイレでは、我が家のカイトは絶対にトイレを使いません。
トイレを掃除しないと猫は排泄を我慢してしまいます。猫の宿命病と言われる腎臓疾患の病気になりやすくなりますし、何よりストレスが溜まってしまうはず。
長い目で見たら、それこそ猫の寿命に関係してきます。猫のトイレはいつも清潔に、そして愛猫がそのトイレを気に入っているか、体の大きさと比べて小さくて使いづらくないか、一度じっくり猫の様子を確認してみるといいかも知れません。
■シニアの猫にはトイレの工夫が必要
いつまでも若く可愛く見える猫ですが、やはり高齢になれば体力や筋力が低下してきます。
いつもはヒョイと飛び乗っていたトイレの段差が乗れなくなる、または関節の痛みでトイレを上手に使えなくなることもあります。
排泄物をトイレの外に粗相するようになった、トイレ以外の場所でするようになった、という場合は「シニア猫専用のトイレ対策」が必要です。
対策法としては、
①トイレの周りに新聞紙やペットシーツを敷く
②猫が使いやすい場所にトイレの数を増やして置く
③トイレに段差をつけて出入りしやすくする
④トイレを大きいサイズに変えてみる
⑤猫が嫌がらなければ、トイレではなくペットシーツにさせてみる
などが挙げられます。
いかがですか。シニア猫にとってトイレ事情はとても大切。「トイレのバリアフリー」を望んでいる猫は案外多いかも?
猫のトイレはどうしても「人間目線」で置き場所やトイレの形状を優先してしまいがち。猫が元気で若いうちはそれでも良いかも知れませんが、猫も高齢化してきたら、そろそろ「猫目線」でトイレを選んであげると、猫の長寿にもつながるのではないでしょうか。