愛猫の健康状態、あなたはどこでチェックしていますか?
まず食欲、毛の艶、機嫌の良し悪し、そして何と言っても大切なのは「オシッコ」の状態です。
シニアの猫の25%がかかるという「腎臓疾患」の病気。腎臓は血液を濾過して老廃物や塩分を尿として体外へ排出する働きをしています。
人間も猫も腎臓の働きが悪くなると尿が出なくなり、老廃物や毒素が体に溜まってしまい、「尿毒症」など様々な病気の要因となります。
特に猫は水を飲みたがらない動物。毎日の水分チェックはとても大切です。そして猫のオシッコは、量が「多くても少なくても」心配です。
オシッコの「量」「色」そして「匂い」は猫の健康のバロメーターといっても良いかもしれません。今回は愛猫の健康状態を家庭で診断できるチェックポイントをご紹介しましょう。
■健康な猫のオシッコとは
猫のオシッコ。今は高性能の猫砂が吸収、消臭してしまいますから、飼い主がチェックしにくいのではないでしょうか。
ある獣医の先生によると、健康な猫ちゃんのオシッコの色はよくペットボトルで販売されているリプ○ンのレモンティーのような色だそうです。なんとなく想像できたでしょうか(笑)
そして健康な猫の場合、1日にするオシッコの量は体重1キロにつき、22~30mlが正常な尿の量だと言われています。
うちのカイトは4Kgなので、だいたい100~120ml。コップ1杯分程度でしょうか。そしてこの平均の量のだいたい2倍以上のオシッコをすると、「多尿」となります。
反対にこの半分の量しかしない場合は「乏尿」となり、さらにほとんどしない1/5以下の量になると「無尿」と診断されるようです。
オシッコが出ない原因で特に多いのが「尿路結石」膀胱内にできた結晶が尿道に詰まってしまう病気です。尿道の短いメス猫よりも尿道が長く狭いオス猫の方がなりやすいと言われています。
そしてオシッコが大量に出る、水もガブガブ飲む場合は「腎臓病」の疑いがあります。この場合は体がむくむようになるので、猫の首筋の肉をつまんでパッと離し、皮膚がすぐ戻るかどうかをチェックしてください。
他にも糖尿病や子宮蓄膿症などの可能性がありますから、早めに病院を受診しましょう。
■猫のオシッコチェックリスト
なんだかおかしい、と思ったら、下記の症状をチェックしてみてください。
・繰り返し吐いていますか?
・尿の色が薄くなっていますか?
・オシッコをしようとして力んでいますか?
・ペニスの先に血液が付いていますか?
・性器をしきりに舐めていますか?
・オシッコの色は赤くないですか?
・下痢の症状はありますか?
・排尿の姿勢は変わりましたか?
・オシッコの匂いがいつもと変わりましたか?
・オシッコの回数や量がいつもよりも多いですか?それとも少ないですか?
■自宅で猫の病気を発見するために
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