猫と暮らしていると、時々「???」という行動をしますよね。私が一番面白いと思ったのは、
「指先を差し出すと思わず鼻をくっつけてくる」
という仕草です。これは初めて会う野良猫でも結構やってくれることがあり、なんだかとっても嬉しくなります。
ちなみにこの仕草の理由は、ペットクリニック・アニホスの院長、長澤先生によると、
「猫は好奇心が旺盛なので、つい指の匂いを確かめたくなる。もしくは鼻と鼻で挨拶する猫同士の習性のせいかもしれません。」
とコメントしています。今回は、なんだかわからないけど猫がやってしまう不思議な行動のトリビアについてご紹介しましょう。
■猫は嫉妬深い、というのは本当?
一人暮らしの女性で猫を飼っている人が、時々悩み相談をしている話題が、
「猫が恋人を威嚇する、全然彼に懐いてくれない」
というモノ。おかげで「猫は嫉妬深い」というのが都市伝説になりつつありますが、この行為は「嫉妬」ではなく、「不安」から来る行為だと考えられています。おそらく相手が恋人でも新しく飼った犬でも同じ行動をするかもしれません。
ただ、これは猫の性格で差があります。しばらくすれば慣れる猫も多いようですね。
■電話していると近くで盛んに鳴くのはなぜ?
電話をしているとちゃんとご飯をあげたにもかかわらず、猫が体にまとわりついて、ご飯をおねだりする声でニャーニャー鳴く、こんな経験はありませんか?
これは飼い主が電話をしていることで、自分が注目されないことに対する「抗議」だと考えられています。甘ったれなニャンコがよくやる行動ではないでしょうか。
■時々何もない空間をじっと見つめるのはなぜ?
この行為、夜中にやられるとちょっと怖いですよね。でも大丈夫。きっとそれは人間には聞こえない音を拾って耳を済ませているだけかもしれません。
猫の聴覚は視覚、嗅覚よりも優れています。猫は匂いでモノを見る、と言っても過言ではありません。おそらく隣の部屋で新聞をめくる音がしたとか、小さな虫が窓から入ってきた音がしたのかもしれません。
■猫は死に際を見せないって本当?
動物は死期が近づいても決して弱った姿を周囲に見せません。特に猫は我慢強く、痛みを隠すのが上手な動物です。
本能的に、猫は自分の死期を察すると敵から身を隠すために狭くて暗い場所に移動します。そこで落ち着いているうちに死んでしまうと、飼い主は猫の死に目に会えません。
このことから「猫は死に際を見せない」と思われるようです。しかし最近は完全室内飼いが基本ですから、最後は飼い主さんの手の中で永遠の眠りにつくニャンコが多いようです。
いかがですか。知っていそうで知らなかった猫のトリビア。まだまだたくさんあります。あなたも何かトリビアを知っていたら、どうぞ教えてくださいね。