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石を卵と勘違いして育てた鳥が「本物の父親」として亡くなる【ひとり親の深い愛の物語】


ハクトウワシの「マーフィー」は、卵と勘違いして石を温めるというユニークな行動で注目を集めました。保護施設では、石の代わりにヒナが託され、マーフィーは実際に父親としての役割を果たしました。彼はヒナを育て上げる中で深い愛情を示し、多くの人々に感動を与えました。しかし、2025年に暴風雨で命を落とします。彼の生涯は「愛と献身」の象徴として評価され、その名を冠した「マーフィーズ・マナー」としてワシを育てる施設が設立されます。マーフィーの物語は、家族愛の重要性を再認識させるものでした。

親の子に対する愛情は非常に深く広いものです。

その愛情は、私たち人間だけでなく、他の動物たちにも共通しています。

最近のニュースで特に注目できるのは、自然界で稀に見る、信じられないほど愛情深い行動を見せた一羽のハクトウワシの物語かもしれません。

そのハクトウワシの名は「マーフィー」

マーフィーは、なんと石を卵だと思い込んで育てようとし、後に2羽の子供を実際に育てるという愛情深い行動を見せました。

そんなマーフィーが最近、激しい嵐によって命を落とした報告されました。

彼は最後まで父親としての深い愛情を示し続けました。

目次

  • 卵の代わりに石を温めるハクトウワシ「マーフィー」は、本当の父親になる
  • 父親マーフィーが嵐によって亡くなる

卵の代わりに石を温めるハクトウワシ「マーフィー」は、本当の父親になる

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ハクトウワシ / Credit:Wikipedia Commons

ハクトウワシは、「アメリカン・イーグル」の名で知られる美しい猛禽類であり、全長80-110cm、翼を広げると2mにもなる大型のワシです。

その壮麗な姿と力強さから、アメリカの自然界において非常に尊敬されています。

このハクトウワシは一夫一婦制であり、配偶者に対する忠誠心が高く、通常は生涯を共にすることで知られています。

そしてメスは1度に1~2個の卵を産み、大きな巣の中で夫婦で協力しながらヒナを育てます。

卵を温める役目のほとんどはメスが担いますが、夫婦で交互に卵を抱く姿も観察されており、彼らの深い絆を垣間見ることができます。

では、もし片親だけの場合、ハクトウワシはどのような行動を取るのでしょうか。

今回紹介するのは、「マーフィー」という名のオスのハクトウワシです。

右目を失明したマーフィーは、2007年にミズーリ州の野鳥保護施設「World Bird Sanctuary」にて保護されました。

同施設には他のハクトウワシも暮らしているものの、マーフィーは誰かに興味を示すことなく、「独り身」を貫いていました。

そんな時、マーフィーに大きな変化が生じました。

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卵と勘違いして石を温めるマーフィー / Credit:World Bird Sanctuary(facebook)

なんとマーフィーが2023年1月になって、突然地面に巣を作り始めたのです。

しかし巣の中に卵は入っておらず、代わり石が入っていました。

ほかの仲間やスタッフたちが見守る中で、マーフィーはその石を温め、慎重に世話をしていました。

彼は巣を離れることはほとんどなく、自分の必要を満たすことを最小限に抑えてまで石に愛情をそそぎ続けたのです。

彼が育てた「卵」への献身は、周囲のスタッフだけでなくネット上で話題になり、世界中の人々を引き付けることになりました。

では、マーフィーの「卵」はどうなったのでしょうか。

もちろん、石からヒナが生まれることはありませんでした。

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ヒナを託され「本物の父親」になるマーフィー / Credit:World Bird Sanctuary(facebook)

しかしスタッフたちは、石の代わりに、新しく保護されたハクトウワシのヒナをマーフィーに託すことにしました。

その結果、マーフィーの父親としての愛情は再び燃え上がり、ヒナを甲斐甲斐しく世話するようになりました。

彼はヒナが成長して野生に帰るまでサポートし続けました。

マーフィーは偽物の卵の親から、本物の親になったのです。

その翌年には、マーフィーに2番目のヒナが託され、この子も順調に成長しています。

では現在、マーフィーとヒナはどうしているのでしょうか。

父親マーフィーが嵐によって亡くなる

残念ながら、マーフィーの物語は悲劇的な結末を迎えます。

2025年3月、マーフィーはミズーリ州で発生した暴風雨により命を落としました。

暴が襲った後の早朝、スタッフたちは頭に怪我を負って倒れているマーフィーを発見しました。

スタッフによる継続的な治療が行われていましたが、マーフィーはすでに高齢であり、この致命的な怪我から回復することはありませんでした。

マーフィーは33歳でしたが、ハクトウワシの一般的な寿命は20~25年であるため、彼は「力強く長生きした」と言えます。

マーフィーが石を育てる姿は、ただ一瞬の偶然ではなく、彼の深い愛情と父性を示すものでした。

そしてその愛情の質は、マーフィーがヒナたちを立派に育て上げることで、世界中にはっきりと証明されました。

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父親の深い愛情を世界中に示したマーフィー / Credit:World Bird Sanctuary(facebook)

ファンたちも「マーフィーは最高のパパだった。私たちに本当に大切なことを教えてくれた」とコメントしています。

保護区のスタッフたちは、マーフィーの功績をたたえ、今後ワシを育てる施設を「マーフィーズ・マナー」と呼んでいくつもりです。

ちなみに、マーフィーが残したヒナは無事であり、近いうちに巣立ちできるようです。

マーフィーの人生は、「愛と献身」の物語です。

彼が無償の愛を注ぐ姿は、私たちに深い感動を与え、私たち自身が家族とどのように向き合っていくべきかを考えさせてくれます。

全ての画像を見る

参考文献

World Bird Sanctuary’s Post
https://www.facebook.com/WorldBirdSanctuary/posts/1071875838311373?ref=embed_post

ライター

大倉康弘: 得意なジャンルはテクノロジー系。機械構造・生物構造・社会構造など構造を把握するのが好き。科学的で不思議なおもちゃにも目がない。趣味は読書で、読み始めたら朝になってるタイプ。

編集者

ナゾロジー 編集部

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