一時のお世話のつもりが・・・
マイクさんはこのガチョウをカイルと名付け、しばらく家で世話をした後にまた野生に戻してやるつもりでいました。
ところがカイルはマイクさんのことが大好きになり、それから2年間、片時もそのそばを離れようとしないのです。今日こそはという気持ちでカイルを手放しても、カイルはマイクさんの家に先回りしてご主人の帰りをひたすら待ち続けます。
「何度も何度も手放そうとしたんです。何キロも運転して、人里はるか離れたところから彼女を放してやったこともあります。それでも、カイルは私より先に家に帰ってきて、玄関先で私の帰りを待っているんです。もうカイルを野生に戻すのはあきらめるしかないのかな、と考えています。」
カイロの嫉妬心がすごい!
それどころか、カイルはマイクさんの近くに寄ってくる女性にヤキモチをやいたり、威嚇したりもします(カイルは体重が5キロ近くあるかなり大柄なガチョウです!)。
「私に近寄って来た女性が自分のライバルになるかもしれないと察すると、カイルはまるで”彼は私のもの”と言わんばかりの威嚇行動にでるんです。面白いのは、どの女性がライバルでどの女性がそうでないか、カイルが見事なくらい見抜いている点です。」
カイルの情熱的な愛に困り果てているマイクさん。でも実はマイクさんもカイルのことが可愛くて仕方がないのです。わざと突き放すような態度をとってきたのは、カイルの将来を思っての優しさに他なりません。
何かと不自由なこともあるのかもしれませんが、これほど自分のことを全力で慕ってくれる存在は、人間であれ動物であれ嬉しいですよね。
いつかマイクさんが家族をもった時に、カイルがその一員となれていることを願うばかりです。
Man Who Rescued A Gosling From Drowning 2 Years Ago, Can’t Get Rid Of Her Because She Won’t Leave Him