アメリカンワイヤーヘアの抜け毛は多い?
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1960年代、アメリカンショートヘアの子猫の中に、ゴワゴワとした体毛を持つ子猫が1匹だけ生まれました。
アダムと名付けられたその子猫を元に、現在のアメリカンワイヤーヘアが作り出されていきました。
その後、その個性的な被毛とアメリカンショートヘア譲りの性格で人気に火がつき、今でもアメリカやカナダ、ドイツなどで人気の猫種です。
アメリカンワイヤーヘアの気になる抜け毛事情ですが、ほかの猫種と比べて抜け毛が少ないことで知られています。アメリカンワイヤーヘアの体毛は毛根の部分まで縮れているので、あまり抜けないようです。
抜け毛ケアや対策がしやすい猫なんですね。
アメリカンワイヤーヘアの抜け毛ケア
アメリカンワイヤーヘアの抜け毛が少ないといっても、全く抜けないわけじゃありません。日頃のブラッシングが大切な抜け毛ケアになってきます。
特にアメリカンワイヤーヘアは毛が縮れているため、抜け毛がまだ生えているほかの毛に絡まりやすく、毛づくろいでその毛を飲み込んで毛球症になることがありますので丁寧なブラッシングをしてあげましょう。
では、どれくらいの頻度でブラッシングをしてあげたらいいんでしょうか?
抜け毛の量が少ないので、だいたい2、3日に1回のブラッシングで十分な抜け毛ケアになるでしょう。換毛期には抜け毛が増えますので、少し多めにブラッシングしてあげるといいですね。
短毛種の猫ちゃんには、獣毛ブラシやラバーブラシなどを使ってブラッシングしてあげるのが一般的です。
獣毛ブラシは、毛先が一直線に揃っていて柔らかい毛質のものがいいでしょう。
毛先がギザギザしていて硬いタイプの獣毛ブラシだと、短毛の猫ちゃんの場合、皮膚への刺激が強く痛がってしまいます。
ラバーブラシも、なるべく柔らかめのものを選びましょう。ラバーブラシは抜け毛ケアだけでなく、マッサージ効果もありますので、猫ちゃんの健康のためにも大切なケアです。
ただ、どんなブラシを使うにせよ、やりすぎは禁物です。
ブラシは基本的に直毛の猫ちゃんを想定していることが多く、アメリカンワイヤーヘアの縮れ毛に使いすぎると皮膚に負担をかけてしまうんです。
なので、程々にブラッシングしてあげましょう。
ブラシだけでなく、コームも併用して優しくとかしてあげるようにすると、アメリカンワイヤーヘアに負担をかけずに抜け毛ケアをすることができますよ。