カラーポイントショートヘアーの特徴
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カラーポイントショートヘアーはアメリカ・イギリスが原産の猫です。
シャム猫とアメリカン・ショートヘアーなどの血統を掛けあわせて生まれた猫種であり、短毛種の血統も多く取り入れています。
そのため被毛は他の猫種と比べると少なく、寒さに弱い特徴を持っています。
この猫の特徴はなんといってもその被毛のカラーの多さにあります。
「カラーポイント」と言う名が表すように色とりどりの被毛の種類があるのが特徴です。
その種類はレッドやクリーム、ブルーなどなんと16種類もあるんです。
その種類の多さはルーツとなるシャム猫との大きな違いにもなっています。
基本的にはシャム猫に通じる部分が多く、声の大きさなどはその代表例です。
とってもおしゃべりな猫ちゃんなので他では聞かないような特徴的な鳴き声を出すこともあります。
鳴き声の種類は100種類以上とも言われている、表現豊かでコミュニケーション能力が高い猫ちゃんです。
身体的な特徴
シャムを元にして交配させられてきた猫種ですので基本的にシャムの特徴を引き継いでいます。
顔や耳や手足の先、また尻尾がシャムのように濃い色を持つことが多いようです。
また被毛の長さもシャムと同じで短毛です。
毛色だけがシャムの4倍もの色を持っています。
さらに前足よりも後ろ足のほうが長くなっているのもシャムの系統を受け継いでいることがわかります。
顔の形も特徴的で顎が少しとがっています。
目の色も青色ですのでシャムと同じですね。
寿命や体型
シャムのようなスリムなスラッとした体形をしていますので体重は見た目よりも軽い場合が多いようです。
オスでも3キロ程度で、これは平均的な猫の体重に当たります。
平均寿命は13年くらいで長く生きても15年くらいです。
これも平均的な猫の寿命でしょう。
もちろん環境次第で長く生きることも可能ですので最後まで最高の環境を与えてあげたいものです。
カラーポイントショートヘアーの歴史は?
1940年代からイギリスとアメリカでカラーポイントショートヘアーの増殖計画が推し進められてきました。
もともとシャムと同じ模様を持つものとして増殖してきた猫をさらにカラーを増やす目的で交配がなされていったようです。
用いられたのはアメリカンショートヘアーなどの猫種です。
そのためシャムの持つ四つの毛色であるシールとブルーとチョコレートとライラックに加えてさらに12種類が増えました。
つまり16種類ものポイントカラーを持つ猫種としてカラーポイントショートヘアーが誕生したのです。
ですから外見は16種類もの色合いを持ちますが性格はシャムを引き継いでいます。
CFAがこの猫種を公認していますが他では認められていないようです。
カラーポイントショートヘアーの性格
性格は外交的で人懐こく、遊び好きというアクティブさが特徴です。
人と遊ぶことが好きですのでペットとして楽しめる猫でしょう。
その反面嫉妬深く神経質な性格でもあるため、飼い方に工夫が必要な猫ちゃんでもあります。
環境が変化するとストレスを溜めこんでしまう傾向があります。