■犬のマズルコントロールとは?
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マズルは口吻とも言いますが、犬の鼻の先から口元あたりの部分のことを指します。
上下関係を教えることで、飼い主が犬よりも上であり、リーダーであることをしつけて、主従関係を教えることができます。
実際、母犬は子犬のマズルを噛んで、社会性を身につけさせるためしつけます。飼い主が母親の代わりになり、子犬に守ってあげていること、それゆえに服従しなければいけない存在であることを示すものです。
■犬のマズルコントロールの目的は?
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マズルコントロールの目的は、犬に対して噛むことや吠えることはよくないことであることをしつけます。
犬はマズルが触られるのをとても嫌がります。それは、犬にとってとても大切な器官だからです。
ですから、犬が噛もうとした時にマズルコントロールを行うなら効果がでてきます。
飼い主が犬に噛まれたら痛いといことを、犬自身が体で感じることになるからです。
本来なら母犬が教えることですが、マズルコントロールを行うことで飼い主が、犬に対して自分の方が強く、リーダーであることを教えることができます。さらに、犬が大興奮している時にも落ち着かせることができます。
また、飼い主が歯磨きや歯の手入れもできるようにしつけることもマズルコントロールの目的です。
多くの犬は、口の中のお手入れが好きではありません。ですから、マズルコントロールを日頃から行うことで歯のお手入れもスムーズに行えるでしょう。
さらに、病気になった時に、動物病院で診察もしやすくなります。
犬へ愛情と信頼を深めるためにマズルコントロールをするなら、犬にもそれが伝わるはずです。
■いつから始めればいいの?
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マズルコントロールは早ければ早いほど無理なく行えます。
子犬のころからしつけを始めましょう。子犬の頃からマズルコントロールを始めるなら、大きな抵抗を感じることなく成長できるので断然に有利です。
犬歯が入れ替わると鋭い歯になるので、訓練中に抵抗されると、飼い主は痛いですし、けがにもつながります。
できるだけ小さい頃から毎日コツコツしつけていきましょう。
■マズルコントロールの合わない犬種は?
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マズルコントロールは、しつけの一環として必ず必要なものではありません。
犬の性格によっては、反対に攻撃的になり噛む恐れもあるからです。
特に柴犬は、気質が荒いので無理矢理マズルコントロールを行うことで、攻撃的になることがあります。
また、人間に不信感を抱いている犬にも無理矢理行わないようにしてください。それぞれの犬にあった正しいマズルコントロールの仕方を学びましょう。
■マズルコントロールの間違ったやり方
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上下関係を無理に教えようと、犬のマズルを強くつかむのは間違った方法です。
犬にとって、人間の手が恐怖になりマズルコントロールをできなくなります。
また、犬の上からマズルをつかむのも間違ったやり方です。息ができなくなるからです。
犬に大きなストレスを与えてしまうでしょう。
これ以上間違った方法で続けると、犬は嫌がり凶暴になってしまいます。
そうなってしまったら、飼い主にとっても残念な気持ちが残ってしまいますね。犬にとって体罰と感じられるようなやり方を避けるなら正しく訓練できます。
■犬のマズルコントロールを使ったしつけ方
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最初は犬も嫌がるので、無理矢理行しつけを行わないようにしましょう。
あせりは禁物です。
毎日、少しずつ口周りを撫でたりしましょう。初めは遊び感覚で口の周りを触ることができます。
これを行うことで、犬は口を触られるのが慣れてきます。
だんだん、慣れてきたら口を開ける訓練までできると理想的です。信頼関係を築けるまでがんばりましょう。
主従関係を犬に教えるのにマズルコントロールはかなり助けになります。
根気強く愛情を表してしつけ、教えていけば、素直なかわいい愛犬に育ってくれます。