猫の外飼いの注意点は?
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「外飼い」とは文字通り、室内の中だけで飼うのではなく、猫が自由に外出できる環境の中で猫を飼うことです。
地域の環境によっては、森林などが多く安全であることから、敢えてそういった飼い方を選ぶ飼い主さんも昔からよく見かけるものです。
しかし温かい時期はともかく、冬の寒さや雪や雨などの対策は何らかの対処が必要となりますね。
必ず去勢と避妊はしておく
外飼いで猫の自由にさせるといっても、感染症に関しては猫はまだまだ野外には危険がいっぱいです。
メス猫を巡ってのオスのケンカ、あるいは望まないメス猫の妊娠は、近所の迷惑になりかねません。
いかなる理由があっても、去勢と避妊の対処をしてリスクを避ける事を心がけておきましょう。
猫を外に出して、帰ってくる?
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外飼いをした場合、猫を飼う人にとって野外で自由にさせてら、本当に帰ってくるのかどうかは、非常に心配だと思います。
「帰巣本能」については、実は過科学的根拠はほとんどありません。
しかし猫の行動を研究した報告によれば、多くの猫はあまり遠くに行くことは稀で、飼猫ほど近所を徘徊しているだけというのが定説になっています。
つまりは殆どの飼猫は、冬で外飼いであっても自分の家の周りをウロウロしていたり、雨が降ったりすれば近所で雨宿りしているんですね。
本能で帰宅するというより、見知らぬ土地へは滅多に行かないのが帰巣本能の真実のようです。
案外近所にいるんですね。
交通事故などの心配はありますが、ひとまずこれに関して対策や対処は必要なさそうです。
外飼いの冬場の対策のいろいろ
小屋の設置
外飼いとして犬小屋を利用しているので、中にベッドなどを置いたり毛布を敷いたりして寒さの対処をすると結構快適そうですね。
結構ぎちぎちになっていても、猫の場合は狭い穴に隠れるのが好きなのでこの対処もOKなんですよ。
こうした冬の寒さの対処は、いったん気に入ってくれれば入ってくれますので、寒さ対策はバッチリですね。
収納コンテナを自作して、冬などの寒さ対策をしているケースもあります。
これは野良猫用の対処と対策ですが、非常に暖かそうですよね。
エサ入れと水入れも置くと、これは寒さの対処としても優しい配慮が伺えます。
ヒーターの設置
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寒さ対策としてヒーターなどの電化製品に関しては、防水仕様でコンセントが室内側にあって濡れなくても、野外に設置することは危険です。
コードの劣化や故障の際に感電・火災の危険があります。寒さ対策は室内以外で絶対に電化製品は使えません。
ヒーターを使った対処は防水であっても、野外では使えないですね。