犬も花粉症になる?
犬には、呼吸器症状や目のかゆみなどの人間の花粉症の症状はほとんど出ません。
ただし、犬にとっても花粉はアレルギー反応を引き起こす原因物質の1つです。犬がアレルギー反応を起こす花粉には、春にはスギやヒノキ、シラカバ、夏にはイネ科植物、秋にはブタクサやヨモギなどがあります。
花粉症にはどんな症状がある?
前述のとおり、犬が花粉にアレルギー反応を示した場合、鼻や目の痒みの症状はほとんどありません。この点が人間の花粉症と異なります。
犬の場合は皮膚に症状があらわれることがほとんどです。獣医師によってはこの状態を「犬の花粉症」と呼ぶ例もあるでしょう。犬にマスクをさせたりや目薬をさしたりする必要ありませんが、適切な対策が必要です。
愛犬に使える花粉対策グッズ5選
以下で、愛犬に使える花粉対策グッズ5選をご紹介します。ストレッチウェア、空気清浄機、ボディタオル、ドライルーム、抗ウイルスマットを使ってワンちゃんを花粉から守ってあげましょう。
①ストレッチウェア TピースC−E
「TピースC−E」は、NASA向けに開発された「アウトラスト」という素材を使用した犬用ウェアです。アウトラストは表面温度を常に31~33℃へコントロールしようとします。ロンパースタイプで花粉や搔き壊しにも強いです。
②ペット用フィルター付空気清浄機
ペットと一緒に生活する上で、清潔な空気を維持することは重要です。空気清浄機を使えば、ペットのニオイを脱臭するだけでなく、毛やフケも吸い込むことができます。つまり、人間だけでなくペットが吸う空気もクリーンに保てるのです。
③犬用 ボディタオル
お散歩帰りの犬の被毛には花粉がたくさん付着しています。でも、使い捨ての犬用ボディタオルを用意しておけば、サラッと拭いて花粉を落とすことが可能です。これは家の中に花粉を持ち込ませないことにもつながります。
④nello ペットドライルーム
「nello ペットドライルーム」は少々値が張りますが、1台三役の優れものです。花粉やウイルスを5分間で取り除く「エアシャワー」、シャンプー後に毛を乾かす「ドライルーム」、温風・送風機能で1年中快適な「ドッグハウス」として活躍します。
⑤抗ウイルス マット TIOTIO
ハイブリッド触媒「TioTio®PREMIUM」が加工されたマットで、表面の特定ウイルスの数を減らすと共に、細菌の増殖を抑え清潔な状態を保ちます。また、抗菌、消臭、防汚加工がされており、手で払うだけで花粉やホコリが簡単に落とせるうれしい効果があります。
お散歩前に使える飼い主さん用花粉対策グッズ5選
愛犬と外にお散歩に行く時は、飼い主さん自身も花粉にさらされ、つらい症状に悩まされることがありますよね。そこで以下では、お散歩前に使える飼い主さん用の花粉対策グッズ5選をご紹介します。
①花粉ブロック眼鏡
花粉ブロックメガネは、通常のメガネよりもフィット感が高く、目や輪郭にぴったりと沿う形状をしています。そのため、装着することで、目に入る花粉を物理的にブロックすることができます。
②花粉ガードスプレー
花粉ブロックスプレーは、保湿作用によって帯電を防止し、静電気によって引き寄せられる花粉をブロックする効果があります。また、スプレー中のイオンが花粉を吸着し、鼻・目・口への花粉の侵入を防ぐことも可能です。
③衣服用コロコロ
花粉が多く飛散している日中に掃除機を使うと、排気によって室内の花粉が舞い上がる可能性があるため、掃除前に「コロコロ&拭き掃除」をおすすめします。フローリングなどは雑巾で水拭きし、布製品にはコロコロを使うことで効果的に花粉を取り除くことができます。
④バケットハット
一番花粉が付着する体の部分は髪です。このため、外出時に帽子をかぶると花粉の付着を防げます。特におすすめなのは、花粉が滑り落ちやすく見た目もおしゃれに決まる、ナイロンやポリエステル素材のバケットハットです。
⑤内服薬
薬を飲めば花粉症が治るというわけではありませんが、症状を抑えることができます。薬を選ぶ際は、くしゃみ、鼻水、かゆみを抑える作用を持つ抗ヒスタミン薬の中でも、眠気などの副作用が少ない「第二世代」を選ぶのがおすすめです。
まとめ
犬は人間と同じ種類の花粉症にかかることはありませんが、アレルギー体質の犬は花粉をアレルゲンとするアトピー性皮膚炎を発症することがあります。この病気は完治できないため、愛犬が花粉との接触を避けるよう対策を取る必要があります。もし愛犬がかゆがっているようであれば、早めに動物病院で受診しましょう。