AIMとは?
AIM(Apoptosis Inhibitor of Macrophageの略)とは、1999年に宮崎博士によってはじめて発見された、人間や猫の腎臓の健康維持に決定的な役割を果たすと考えられる血液中のタンパク質のことです。
詰まった老廃物やゴミにくっついて、詰まりを解消する役割を担っています。
脳梗塞などの治療に大きな効果がある他、猫ちゃんの多くが老齢になると発症する腎臓病の治療にも役立つことが分かっています。
ネコ科の動物はAIMが正常に機能しない?
猫ちゃんに多く見られる腎臓病は、尿の通り道に死んだ細胞が溜まり最終的に詰まってしまうことにより腎臓が壊れるという病気です。
AIMはその詰まりを解消してくれるような働きをしますが、ネコ科の動物のAIMは、人間のものとはアミノ酸の配列が微妙に違い、遺伝的に働かないようにできていることが分かってきました。
きちんと機能するAIMを投与すると腎臓病の進行を止めたり、また発症を抑える効果も期待されています。
AIMキャットフードとは?
AIMキャットフードとは、AIMの働きを助けるアミノ酸が配合されている総合栄養食のことです。
"AIM"と名前が入っていますが、AIMは入っていません。それは、AIM自体がたんぱく質なので、口から摂取しても消化されてなくなってしまうためです。
ですが、AIMの働きを助けるアミノ酸が配合されているので、フードを猫ちゃんが若いうちから継続して摂取することで、腎臓の健康が維持されることが期待できます。
AIMキャットフード AIM30
「AIM」を助ける働きをするアミノ酸である「A-30」を配合しているキャットフード。下部尿路の健康維持のためマグネシウム、リン、カルシウムも調整されています。
少量のお試しパックもありますよ!
AIM30 口コミは・レビュー?
AIM30についてご紹介しましたが、お味や猫ちゃんからの評判はどうでしょうか?
では、実際にAIM30を食べてみた猫ちゃんの飼い主さんに感想を聞いてみましょう!
口コミ・評判
★★★★☆ 今まで飼ってきた猫ちゃんたちは、みんな腎臓病で亡くなったので、今飼っている猫は腎臓病に備えたいと思っていました。美味しいようで他の腎臓ケアフードよりよく食べてくれます。AIM30を知って良かったです。
★★★★★ とても良く食べてくれます。お値段がちょっとお高めですが、これで長生きできるのなら安いものです。
★★★★★ うちの子はまだ若いですが、少しでもリスクが減らせたらと思い食べさせています。元々食べていたフードと3:2くらいの割合で混ぜて与えていますが、美味しいようで食い付きはとても良いです。
療養食ではないのでご注意を!
AIMキャットフードは、病気を治療する特別療法食ではありませんので、持病を持った猫は必ずかかりつけの獣医さんに相談してから与えましょう。
すでに慢性腎臓病を患っている猫ちゃんには、逆効果な場合もあります。
まとめ
今回は、AIMキャットフードについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?腎臓病の治療に関しては、AIM製剤が現在開発中のようです。多くの猫ちゃんが少しでも長生き出来ることを願います。