犬と主従関係(上下関係)を確立する理由
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そもそもなぜ他のペットとは違い、犬とは主従関係(上下関係)を築くことが重要なのか知っていますか?
犬は他のペットに比べ人間社会と関わることが多いからです。
家の中だけでなく散歩をしに外へでたり、最近では一緒に旅行に行くことも珍しくありません。そうすると飼い主以外との人間とも接する機会があったり、人間社会のルールの下で行動することが義務づけられます。
人間社会のルールを犬に教えるのは飼い主の役目ですし、犬の行動は飼い主が責任を持ちます。
犬の行動を制御するためには犬が飼い主の指示に従う必要がありますが、犬は自分より強いリーダーの指示にしか従いません。
これは群れで生活していたからこその行動で、群れをまとめるリーダーがしっかりしていなければ群れは生きていくことはでないからです。リーダーが頼りなければよりすぐれた者が次のリーダーとなり群れを導くのです。
犬が飼い主を頼れるリーダーだと認めなければ 犬自身がリーダーとして振る舞う為、飼い主の指示を聞かなくなります。犬には人間社会のルールを守るという意識はありません。
そのため犬本来の行動が問題行動となって近隣に迷惑をかけてしまうことになります。
問題が家庭内だけでなく近隣にまで及べば、飼い主と同じように愛犬と一緒に生活することができなくなります。
犬との主従関係(上下関係)をチェックする方法
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犬はとても向上心の高い動物です。今はきちんとした主従関係(上下関係)が築けていても今後の飼い主の行動や態度によっては上下が逆転してしまう可能性もあります。
そのため普段の犬の様子からチェックし、飼い主も犬にとって頼れるリーダーであるように努める必要があります。
普段何気なく出している指示もかわいいからと甘やかしていることも、犬にとってはその1つ1つが飼い主と犬自身の力量を測るチェックポイントとなっています。