犬の甘噛み・噛み癖には理由がある。
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愛犬に噛み癖がついていて、甘噛みをするには理由があります。
永久歯への生え変わりの時期
4~5か月頃から7~8か月くらいにかけて永久歯に生え変わります。その時はムズムズしてかゆいので、甘噛みをすると言われています。
甘えたいとき
甘えたくて、じゃれたい時に噛みます。これがエスカレートして痛いほど噛むようになると、甘噛みとは言わず「興奮・ストレス噛み」と呼ばれるものに変わり、噛み癖が付いてしまいます。
犬の噛み癖・甘噛みを簡単に止めさせる3つの方法と対策
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環境を整える
犬はもともと狩りをしていた動物なので、目の前に素早く動くものがあれば、それに反応して噛みついてしまうことがあります。
なので、人の手や足など体の一部を使って遊んだり、ヒラヒラしたスカートを着たりするなら、犬は噛みたいという欲求が募ります。
噛み癖・甘噛みの誘惑になるような状況を作らない、飼い主さんの工夫と努力が必要です。
いっぱい遊んであげる
子犬は母犬や兄弟犬たちと離れてあなたの家にやってきてさみしい思いをしています。
もし、兄弟たちがいたなら、転げ回って、疲れ果てるまで遊んでいることでしょう。
そうやって兄弟たちとじゃれ合いながら、噛まれたら痛い、しつこく絡んだら嫌がられる、叱られるなどはそのような体験から学んでいくのです。
あなたの愛犬は人間に家族として迎えられたわけですから、あなたが存分に遊んであげることで、噛み癖が付かないように教えることができるのです。
例えば、甘噛みをしたり噛み癖が付いていたら「噛んだり、飛びついたり、吠えたりしないなら楽しくもっと遊んであげるよ。」「人間の手を噛んだら、遊ぶのはもうおしまい」など。
飼い主さんが遊んであげるための十分な時間を取ること、手を噛んだら遊びを中断し無視するなど、首尾一貫したしつけが必要かもしれません。
噛んでよいものを与える
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手はダメだけど、このおもちゃならいくらでも噛んでもいい、と分かるなら犬も満足します。
犬の歯は強いです。
新しいおもちゃでもすぐに壊して、食べてしまったりしますので、壊れにくいもの、誤飲しにくいもの、また頑丈で楽しいおもちゃを見つけて与えてあげてください。
(最近は甘噛み防止用のおもちゃなどもペットショップにありますよ。)
このことで、噛んでもいいものと、ダメなものがあるということを教えていく噛み癖が付かなくなります。
まとめ
子犬は元気いっぱいです。
人間の赤ちゃんもそうですが、何でも口に入れて甘噛みをしたがります。
しかし、かわいいからと許してしまっていてはいけません。
噛み癖が付かないように小さい時にきちんとしつけておけば、お利口さん犬に育ちますよ。
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