猫の平熱とは?また熱が出た時の症状
Konstantin Aksenov/shutterstock.com
猫の体温は人間より高く38~39℃くらいが平熱とされていて、幼猫はそれよりも高く、老猫は低くなります。
ただ興奮すると体温は上がりますので、静かにしている状態で40℃以上だと熱があり、40.5℃以上あると高熱となり注意が必要です。
チェック方法としては耳の外側の付け根や肉球を触ってみましょう。
普段はひんやりとしていますが、病気になるとこの辺が熱くなります。
また熱が出るとあまり動かなくなり、震えていることがあります。
普段と様子が違うな、と思ったら病気を疑い、かかりつけの病院に連れて行ってください。
熱の測り方
135pixels/shutterstock.com
猫の体温測定は肛門に体温計を入れて直腸温を測るのが一般的です。
体温計にラップなどを巻いて潤滑剤を塗布します。
尻尾を持ち上げて、肛門に対して真っ直ぐよりやや背中に向かうような感じで、体温計の先が隠れるくらいまで入れて計測します。
体温計は直腸用のペット専用のものがありますが、耳ではかるタイプのものもあります。馴れないうちはもう一人、動かないようにおさえてもらいましょう。
ペット用デジタル体温計DIGIFLASHをAmazonで購入する猫の体温調整はどのようにされているか
人も猫も熱い時は気化熱を利用して熱を下げようとします。
人は主に汗腺から汗を出して、この汗が蒸発して体温を下げますが、猫は全身を毛で被われているので汗をほとんどかきません。
そのかわり犬同様に口を開けて気化熱を出して冷却法を取り入れています。また、体を舐めて湿らせることで気化熱による体温調整をしています。
熱がある時はどのような対策をとればよいか
Telekhovskyi/shutterstock.com
くしゃみや鼻水が出ているようであれば風邪かもしれません。
充分な睡眠と栄養を摂らせてあげましょう。
熱中症にならないように、水分も充分に与えます。
もし、熱が上昇しているようであれば何らかの病気の可能性があります。すぐに動物病院に連れていってあげましょう。
まとめ
動物は具合が悪くても言ってはくれません。
特に、猫は本能的に症状を隠そうとします。
飼い主さんは、いち早く状態を見極めて対応してあげましょう。