覚えておこう、ミルクの正しい飲ませ方
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1.猫用のミルクを用意しよう
まず、ペットショップやホームセンターに売っている、子猫用のミルクを用意してください。
牛乳だと、猫は乳糖を分解する酵素を持っていないため、お腹をこわしてしまうので避けましょう。
どうしても用意できない場合は「人間の赤ちゃん用の粉ミルクを2倍の薄さに溶いたもの」「スキムミルクか牛乳を水で薄めたもの」でも代用できますが、生後2ヶ月以下のとても小さな子猫には、牛乳を与えるのはやめた方がいいでしょう。
2.授乳には哺乳瓶を使おう
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子猫がお皿からミルクを飲めるようになるのは、生後2ヶ月ほどたってから。
それまでは、哺乳瓶で飲ませてあげるのがいいでしょう。
500円くらいで売っているので、ミルクと一緒に探してみると良いかもしれません。
どうしてもない場合は、スポイトで代用してもOK。
ただし勢いよく注ぎすぎると、ミルクが気管支に入って窒息してしまうので注意してください!
3.ミルクは人肌にあたためて
子猫用ミルクの缶に書いてあるやり方にならって、ミルクを作りましょう。
ミルクの温度は、人肌くらいがベスト。
熱くても冷たくても、子猫によくありません。
自分の手にたらしてみて、ちょうどいい温度かどうかを確かめてから、あげるようにしてくださいね。
4.ミルクをあげる時は、うつ伏せで
子猫が仰向けの姿勢でミルクをあげると、肺にミルクが入って窒息したり、消化不良を起こす危険があります。
ミルクは、うつ伏せの姿勢であげると、子猫への負担が少ないですよ。
子猫の身体をてのひらで優しく抱えて、少しうつ伏せにしてから口元に哺乳瓶を持っていくと、ゴクゴク飲んでくれるはず…!
動画でもチェックしてみてくださいね。
子猫にミルクをあげるのは、だいたい2時間おきがいいと言われています。
こまめに様子を見てあげてくださいね。
それでも飲まない時は、原因があるのかも…?
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排泄させてみよう
排泄物がたまっていると、子猫は「お腹がいっぱい」と思って、なかなかミルクを飲んでくれないことがあります。
特に人工のミルクを飲んでいる子猫は排泄量が多くなるので、授乳の前におしっこやうんちを済ませてあげるといいでしょう
衰弱しているのかも?
身体がとても弱っていると、ミルクを受け付けない子もいます。
脱水症状になってしまうと危険なので、どうしても子猫がミルクを飲めない時は、甘みを感じる程度の砂糖水を作って与えてみてくださいね。
回復したら、子猫用のミルクに戻しましょう。
ミルクの味が口に合わない?
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人工のミルクは母乳の味と違うので、戸惑ってしまう子猫もいるようです。
そんな時は、ミルクの銘柄を変えてみましょう。
子猫の好みの味が見つかれば、ゴクゴク飲んでくれる可能性がありますよ♪
ちなみに、粉末タイプより液体タイプの方が、ウケがいい場合が多いのですが、ちょっと高価なので財布とご相談を…!
哺乳瓶が合っていないのでは?
まだ1~2ヶ月以下の小さな赤ちゃん猫で、猫用哺乳瓶の乳首が大きすぎて口に入らない時は、「シリンジ(注射器の針のないもの)」を使ってみましょう。
ミルクが子猫の気管支に入らないように、優しく注いであげてください。
シリンジでもまだ大きすぎる場合は、獣医さんに「チューブ授乳」を相談しましょう。
体温が下がっているのかも!
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子猫は体温が低くなってしまうと、なかなかミルクを飲みません。
普段から子猫の保育箱を暖かく保ち、ミルクも暖かいところで飲ませるようにするなど、育てる環境から気を遣ってあげましょう。
また、子猫の体温が低くなってしまったときは、乾燥機で暖かくしたタオルに子猫をくるんでミルクを飲ませると、よく飲むようです。
いかがでしたか?
せっかく縁あっておうちに来てくれた子猫。
ミルクを飲んで、早く元気に育って欲しいものですよね。
なかなかミルクを飲んでくれない時には、参考にしてみてくださいね!