テレビやネットを見ていると、犬が人間の赤ちゃんを優しく世話する様子や、一緒に添い寝している姿を見ることがあります。これから、犬の母性本能や、人間の赤ちゃんに優しい理由などについて紹介します。
犬には母性本能がある
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犬には母性本能があるため、自分が産んだ子犬たちを甲斐甲斐しく世話し、大切にします。子犬に乳を与え、お尻をなめて排泄物が出るように促すなど、かかりきりで世話をします。
また犬は自分の子犬だけでなく、ほかの生き物にも母性を感じることがあります。これから愛犬が人間の赤ちゃんに対して優しく接する理由について考察します。
飼い主さんが大切に扱っているから
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愛犬が人間の赤ちゃんに対して優しく接することができる理由の一つに、飼い主さんの「赤ちゃんを大切に扱って欲しい」という思いが犬に伝わっているから、というのがあります。
最初に人間の赤ちゃんに会った時は愛犬も戸惑うことがありますが、初めて会う赤ちゃんのことをじっと見て存在を確認します。
飼い主さんが赤ちゃんを大切に扱って欲しいと思う気持ちを感じ取り、自分もそうしようと感じているのだと考えられます。
赤ちゃんであることを認識しているから
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人間も他の生き物の赤ちゃんに対して「かわいい!」と感じるのと同じように、犬も自分と異なる種類の赤ちゃんに対して母性本能を感じることがあります。
独特の泣き声やニオイから、それが赤ちゃんだと認識していると考えられます。そのため、犬であっても猫の赤ちゃんにミルクを与えるケースが見られ、赤ちゃんを守るべきものと認識していると考えられます。
犬と人間の赤ちゃんが一緒に暮らすために
犬に母性本能があるからといって、人間の赤ちゃんに対して危害を加えないだろうと安心してはいけません。
飼い主さんが赤ちゃんばかり可愛がっていると、犬によっては赤ちゃんに対して嫉妬してしまうことがあるからです。犬と人間の赤ちゃんが一緒に良い時間を過ごすための注意点を考えます。
愛犬もきちんと可愛がろう
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赤ちゃんという大切な家族が増えたとしても、赤ちゃんの世話に時間を取られ、赤ちゃんにばかり愛情を注ぐことがないように注意しましょう。
愛犬のこともちゃんと可愛がってあげましょう。そうすれば、愛犬も「自分も大切な家族と思ってくれている」と感じることができます。
また、安全を考えて、赤ちゃんと愛犬をふたりだけにするのは避けましょう。また、急に犬が飛びつくことがないよう、ベビーベッドの設置も検討しましょう。
衛生面で気を付けよう
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愛犬の排泄物などをきちんと処理するなど、衛生面にも気を配る必要があります。赤ちゃんは免疫が低いので、感染症にならないようにするためです。
愛犬と人間の赤ちゃんが仲良くしている様子は微笑ましいものです。飼い主さんは、赤ちゃんと愛犬の両方を可愛がってくださいね。