猫の目は人間とは見え方が違う
猫や犬などの動物は、人間には見えない光の波長が見えているといわれています。それは、人間を除く哺乳類の目のレンズは紫外線を透過させ、紫外線が見えているためと考えられます。このことは、ロンドン大学で生物学者として有名なロナルド・ダグラス氏の研究結果でも明らかです。
何もないところで猫パンチする理由は?
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猫は私たち人間には見えない光が見えているとはいえ、その光に猫パンチをするのはどうしてでしょうか?その中の主な理由をご紹介します。
虫などの獲物が見えている
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猫は狩りをして獲物を捕らえる習性があります。 そのため虫などの獲物を見つけると、捕まえようとするのです。この時に猫が見ている光の波長により、人間には見えない虫を見つけられるのです。
猫にとっては虫がいたので捕まえようとしただけでも、飼い主さんにとっては何もないところで猫パンチしているように見えます。
想像力で遊ぶ
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猫は想像力を働かせて遊べるといわれています。言い換えると幻覚を見て遊べるともいえるでしょう。
一例として、夜の1匹運動会があげられます。実際にはネズミなどの獲物がいなくても、そこにいるつもりで必死に追いかけている姿を想像できませんか?
同じように、実際にはおもちゃや虫などがなくても、あるつもりで猫パンチをして遊んでいるのです。その姿が飼い主さんがよく見かける、何もないところに猫パンチをしている様子につながります。
猫は一人遊びの天才といえるかもしれませんね。
そもそも人間と見えている世界が違う
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猫はとても視野が広く、280度あるといわれています。人間の視野が200度なので、もっと広い視野を猫は見ているのです。加えて夜行性なので、暗い場所でも見えるものが多いことでしょう。
ですから、私たち人間が普段は見えていないものや、見えていてもスルーしてしまうものにも反応すると考えられます。猫が何もないところで猫パンチをしていても、猫には何かが見えていて、それを必死で捕ろうとしていると理解できます。
まとめ
猫の目と人間の目は、造りも見えているものも異なります。それは、生きていく環境が異なるので、それぞれの環境に合わせて最適な目を持っているからです。
愛猫が何もないところで猫パンチをしていても驚かないでください。それは、猫にとっては普通のことだからです。