多くの飼い主さんは犬用カートを見たことがあると思いますが、実際に所持している方はそこまで多くないでしょう。
そこで今回は、犬用カートが実際にどのように使用できるのかご紹介します。思っていたよりもずっと便利なので、用途を詳しく知ればきっと購入したくなりますよ。
犬用カートとは?
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そもそも犬用カートとはどのようなものでしょうか?簡単に言うと、ベビーカーの犬版です。小さい赤ちゃんと一緒に外出するためにはベビーカーが欠かせませんが、同じような仕方で、犬をカートに乗せることができます。
ベビーカーに犬を乗せることもできますが、犬専用のカートは犬にピッタリな構造で作られています。犬が自分で歩くのではなく、カートに乗った状態で飼い主さんが押して使用します。
犬用カートの用途を知ろう
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犬用カートが長年飼い主さんたちに愛されているのは、さまざまな用途に活用できるからです。便利な活用方法を知ると、きっと犬用カートが欲しくなるに違いありません。ここでは、犬用カートの用途をいくつかご紹介します。
いつもの散歩に
もっともスタンダードな用途は、散歩です。愛犬の状態に合わせて自由に応用できます。例えば、ベビーカーのように犬を乗せたままゆっくりと散歩コースを歩くことができます。また、普段は犬が自分の足で歩いて、疲れたときには犬用カートに乗ってもらうということもできます。
飼い主さんもカートに寄りかかりながら散歩できるので、比較的高齢の方でも体力を温存しながら歩くことができます。
雨が降った時に
雨が降った時にも犬用カートは活躍です。犬も長い時間雨にぬれてしまうと体調を崩すことがあります。そこでカバーの付いた犬用カートを活用するなら、散歩に出かけつつ、雨にぬれずに済みます。
雨が降っていない時でも犬用カートでお出かけすることを習慣にしているなら、急に雨が降り始めた場合にも安心できます。
介護用に
犬用カートは、愛犬が高齢になってから本領を発揮します。足腰が弱った犬は最初こそ自分の足で歩くことができても、後半になって歩けなくなってしまうことが多いです。
だからと言って、散歩自体をやめてしまうと余計に足腰が弱くなります。そこで活躍するのが犬用カートです。高齢の犬の体調や足腰の限界に合わせて、いつでもカートに乗せてあげられます。
通院に
体調の悪い犬や、ケガをした犬を病院に連れていくときにも犬用カートは大活躍します。そもそも自分で歩く元気はない場合が多く、歩かせることで症状がさらに悪化するかもしれません。
安静にしてあげたい犬のために、犬用カートを使ってあげられます。これは飼い主さんにとっても安心材料になります。
荷物入れに
犬と一緒に行動するときには、必ずいくつかの荷物が必要です。特にトイレ処理グッズは欠かせませんし、他にもおやつやおもちゃを持って行くことでしょう。また他の用事がある場合には、飼い主さんの手荷物もあります。
そんな時には、犬用カートが荷物置きになります。カートなので重さを感じさせずに持ち運びできます。
犬用カートの使用方法
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犬用カートの用途をご紹介しました。次に犬用カートの使用方法を簡単にご紹介します。愛犬が心地よく感じるように正しい方法で扱ってあげてください。
ピッタリのサイズを選択
犬のサイズはさまざまです。そのため購入する犬用カートも、愛犬のサイズにピッタリと合ったものでなければいけません。成犬時の大きさや体重を参考にして選択すると良いです。
犬用カートに慣れてもらうことは大切
当然ですが、犬はこれまでにカートに乗ったことがありません。ですから、最初からカートに乗せて散歩するのではなく、まずはカートに慣れてもらう必要があります。敷地内で犬を乗せてみてから、徐々に散歩などに活用していきましょう。
事故に気を付ける
犬用カートを利用する際にもっとも気を付けなければいけないのは事故です。カートに乗っている犬は自分の足で瞬時に車を避けることができません。そのため飼い主さんがしっかりカートを管理すべきです。
両手でしっかりとカート掴んだり、目を離さないことは必須ですが、リードをストラップに結んでおかないようにするのも大切です。大抵のカートには付属のストラップが付いているので、そのストラップとリードの両方を犬に装着し、リードは飼い主さんが手で持っておくようにしてください。長いリードがカートに付いていると、いざという時に犬がカートから離れることができません。カートが転倒したりどこかの溝や川に落ちたりすると、リードで引っ張られて犬も犠牲になってしまうこともあるので注意が必要です。
トイレの準備はしっかりと
犬用カートの中でトイレをしてしまわないように気を付ける必要もあります。特にカートに乗っている最中には、犬の様子に注意しましょう。
またトイレシートをカート内に敷いてしまうと、そこでトイレするというハプニングが発生しやすくなります。ポケットがある場合はそこに収納するなどし、粗相が起きないようにしてあげてください。