エサをあげる時や家に帰宅した時などに、愛猫に呼びかけていませんか?挨拶したり、なんとなく名前を呼んだりすることもあるでしょう。
そんな時に猫たちはよく返事をしてくれます。大抵の場合は「ニャー」と猫語で返答するはずです。しかし、猫は必ずしも鳴き声だけで返事をするわけではありません。今回は、飼い主さんに返事をしてくれている時の猫のしぐさをご紹介します。
呼びかけに返事している時の猫のしぐさ
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ここでは、猫が飼い主さんに反応する際のバリエーションにはどのようなものがあるのかご紹介します。紹介する返事の中には、きっと聞いた覚えのあるものが少なくないと思います。返事のバリエーションを知って、愛猫とのコミュニケーションを楽しんでくださいね。
「ニャー」や「うにゃ」と鳴く
愛猫に呼びかけたら、「ニャー」や「うにゃ」と短く鳴いて返事してくれたことはありませんか?これは、一番ポピュラーな返事です。
警戒心をむき出しにした鳴き声とは全く違い、優しく滑らかな声で鳴いてくれます。飼い主さんも思わずほおが緩んでしまうでしょう。
ちなみに、飼い主さんの気を引きたい場合は長く鳴くと言われています。
目で合図
何も言わずに目線だけで返事をしてくれる場合もあります。大抵はしっかり顔を向けて、目線も合わせてくれるので、飼い主さんもすぐに気付きます。
アイコンタクトだけで返事してくれるのは、まさに飼い主さんと猫がお互いに深い関係にある証拠だと言えます。
体をこすりつける
猫が飼い主さんに近づいて体をこすりつける場合もあります。これはボディランゲージの中でもかなり分かりやすい部類に入るでしょう。
猫は信頼している相手にしか近づかないので、このような仕方で反応してくれるのは飼い主さんにとっても嬉しいことですよね。
しっぽを振る
しっぽは飼い主さんの言動に対して分かりやすく反応するので、猫の本心を知るにはピッタリの部位です。
しっぽを使った反応方法にはいくつか種類があります。しっぽをピーンと垂直に立てて返事をすることもあれば、しっぽを振って飼い主さんに返事をすることもあります。
私たちも知り合いと出会ったときに軽く手を振ることがありますよね。それと同じように、猫も飼い主さんの呼びかけに対し軽くしっぽを振り返事をしているのでしょう。
耳が動く
耳をピクピク動かして返事をしてくれる場合もあります。ただし、飼い主さんにとってはとても分かりづらいです。そのため、「うちの猫は返事してくれない」と勘違いしてしまうこともあります。反応を見逃さないために、呼びかけた後はじっくりと観察するのがおすすめです。
猫がよく返事をしてくれる理由
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多くの猫はよく返事をしてくれますが、その理由にはどのようなものがあるのでしょうか?ここでは、猫が返事をしてくれる理由について簡単にご紹介します。
声や名前を識別できる
よく返事をしてくれる猫は、飼い主さんの声をしっかりと識別できています。周囲の雑音と飼い主さんの声の違いに気づいているので、呼びかけると答えてくれるのです。
また、自分の名前で呼ばれた時に反応できるのは、自分の名前が分かっている証拠です。ただし、言葉の意味を知っているわけではありません。飼い主さんの発音の仕方などを覚えており、それを自分と関連づけています。
飼い主さんが好き
よく返事をしてくれる猫は飼い主さんのことが大好きな可能性が高いです。「返事をしない=飼い主さんが嫌い」というわけではありませんが、その逆は十分あり得ます。
猫が返事をしてくれないのはどうして?対処法も知ろう
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では、猫が返事をしてくれない場合はどうすればよいでしょうか?ここでは猫が返事をしてくれない理由と対処法を簡単にご紹介します。
眠いか体調が悪い
猫は1日のうちほとんどを睡眠に費やす動物です。そのため眠くて反応できないことがあります。また、体調が悪い時も同様に返事をしてくれません。いつもと違って返事をしてくれない場合は、猫の様子を観察してあげましょう。
飼い主さんに気を許していない
飼い主さんに気を許していない場合も返事をしてくれません。そんな時は、猫と適度な距離を保つのが大切です。愛猫が要求してきた時は、積極的に一緒に遊んであげてください。
また、猫にはひとりの時間も必要です。構い過ぎないことで、良い関係を築けるでしょう。