どんな犬にもチャームポイントがあります。そのなかでも特に、プニプニしていたりモフモフしていたりする部位は人気が高いといわれています。
柴犬のあご肉は、まさにその「プニプニモフモフ」に該当します。基本的には小型でスリムな柴犬ですが、なぜかあご肉だけはしっかりとついている場合が多いです。
一見すると、二重あごのように見える柴犬のあご肉ですが、触ってみるととても柔らかく、飼い主さんたちを幸せにしてくれます。
今回は、そんな柴犬のあご肉の魅力に迫ります。柴犬を含め、犬のあご肉が好きなマニアは必見です!
柴犬とはどんな犬?
shibainu_shiro330/3DAY
まず、柴犬について簡単にご説明します。
柴犬は日本原産の犬です。基本的に日本犬はある程度大きなサイズですが、柴犬は小型犬で、その小さな体と愛らしさから多くの日本人が飼育しています。
もちろん、その人気は日本だけに留まりません。海外でも「shiba-inu」として有名です。その人気から柴犬は映画やドラマに登場することも多く、さまざまな作品の主人公として登場します。
また、最近では愛玩用として小型に交配した「豆柴犬」が爆発的な人気を博しています。「豆しば」という言葉を聞いたことのある人もきっと多いでしょう。
柴犬はあご肉がつきやすい
そんな人気の柴犬ですが、実はあご肉がつきやすいという特徴があります。比較的小さな体でスリムだったとしても、なぜかあごの周りにだけ二重あごのようなお肉が付いているのです。
そのアンバランスな外見がかわいいと、柴犬は多くの人に人気です。触ってみるとタプタプとしていて気持ちがいいので、「柴犬のあご肉」の魅力にはまってしまう人も多いのだとか。
柴犬のあご肉の魅力ってなに?
suzumama92/3DAY
柴犬のあご肉の魅力は、SNSなどを通してじわじわと広がっています。かなりマイナーなジャンルにも関わらず、多くの人がその独特な魅力に気づいているのです。
では、拡散されたさまざまなあご肉の魅力をご紹介します。
呼び方はさまざま
柴犬のあご肉はプニプニと柔らかいです。また、被毛のおかげでモフモフとした感触も楽しめます。
柴犬の表情と合わせて、あご肉にはさまざまな呼び方が定着しています。例えば、ストレートに「二重あご」と呼ぶ人は多いです。また、フワフワな「マフラー」とかオシャレな「襟巻」なんて呼ばれることもあります。
さらに、その柔らかさからまるで「おもち」みたいだと表現されることもあるようです。多くの飼い主さんにとって柴犬のあご肉はオシャレな要素であり、最大の癒しなのです。
とってもかわいい!柴犬のあご肉の魅力
柴犬のあご肉の魅力が広まったのは、SNSや動画共有サイトなどでさまざまな柴犬の画像や動画が拡散されたからだと考えられます。
柴犬のあご肉がもっとも強調されるのは、柴犬が舌を向いたときです。下を向くことであご肉が重力で垂れ下がってしまいます。
また、ハーネスや首輪も柴犬のあご肉を強調してくれます。ハーネスや首輪によって作られた「たるみ」がもう1つのあご肉のようになっていて、まさに「二重あご肉」のように見えます。
さらに、豊かな被毛もあご肉の魅力を際立たせてくれます。あご肉が被毛によってより大きく膨れたように見えるのです。真っ白な被毛がフワフワと柔らかそうで、思わず触りたくなる魅力があります。
柴犬のあご肉は何のためについているの?
ikumi0130/3DAY
柴犬のあご肉を紹介してきましたが、このあご肉はいったい何のためについているのでしょうか?簡単に解説します。
厳しい冬を乗り切るため
もともと柴犬が持っている特徴なので人間が完全には説明できませんが、一説では厳しい冬を乗り越えるためだといわれています。
あごの部分に脂肪を蓄えることで、食料が少ない冬でも生きていけるようにしていたのです。また、脂肪があることで大切な首まわりを暖かく保護することもできます。
単なる肥満の可能性も?
スリムな柴犬でも柔らかいあご肉を持っています。しかし、肥満になると首まわりの肉も大きくなります。そのため、柴犬の場合は肥満の傾向を見逃してしまうことがあるかもしれません。
ですから「あご肉が大きいのは当然」だと考えるのではなく、体全体の傾向をいつも観察するようにしましょう。
例えば、柴犬の体重はオスで9~11kg、メスで7~9kgとなっています。この体重よりも明らかに重いようなら、肥満の可能性が高いといえます。
体のメリハリをしっかりとチェックしましょう。全体的に凹凸が少なく丸くなってきたなら、脂肪が多くなってきている証拠です。しっかりと食事や運動で脂肪を減らして、かわいい柴犬の健康状態を保たせてあげましょう。