猫が”恥ずかしい”という感情を持つのかという点に関しては、今だ研究者の中で意見が分かれているところではあります。
しかしながら、猫の行動をよく観察すると、失敗したときに”あっ!!やっちゃった”という気持ちを持っているように見受けられるかもしれません。その気持ちを隠すために、誤魔化すような行動を取っているといわれています。
恥ずかしさよりストレスを感じている!?
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猫は失敗による恥ずかしさはあまり感じなくても、ストレスは感じているようです。それは、失敗した後に誤魔化しているように見える行動から推測できますね。
猫はストレスを感じると、それを落ち着かせるための「転位行動」を取ります。このようにすることで、心を落ち着かせバランスを取るのでしょう。
これは、私たち人間も無意識にしている行動です。たとえば、イライラしているときに貧乏揺すりをしたり、恥ずかしいときに頭をかいたりすることはありませんか?これも、転位行動の一環です。
猫も、失敗や恥ずかしさに立ち向かうか?逃げるか?を迫られた時に、とっさに転移行動を取ってしまうといえます。形は違うとはいえ、愛猫も私たち人間も似たような心理を持っているいえるでしょう。