愛猫が仰向けでゴロゴロしている姿はとてもかわいいので、見ていても飽きませんよね。とはいえ、ゴロゴロしている回数が多いと何を考えているのか気になってきませんか?
実は、愛猫はこのような行動を取ることで飼い主さんに伝えたいことがあるといえます。そしてそのメッセージは1つではないのでよく観察して、愛猫が本当は伝えようとしている気持ちをくみ取ってください。
愛猫が仰向けになってゴロゴロする時の心理は?
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猫は人間のように言葉で気持ちを伝えるのではなく、表情や行動で伝えようとします。ですから、この仰向けになってゴロゴロする行動にもいくつかのメッセージが込められています。
ここでは代表的なものをいくつかご紹介します。
信頼と安心の表れ!!
猫にとって急所といえるおなかの部分を見せるということは、相手が攻撃してくることはないという信頼があるといえるでしょう。それは小さい時の名残といえますね。
子猫だった頃は、おなかを見せて母猫にグルーミングされたり遊んでもらったりして過ごしてきました。それは母猫が危害を加えないという安心感からくるのでしょう。
ですから、飼い主さんの前で仰向けになりゴロゴロするなら、母猫に抱くような安心感と信頼を持っているということです。このように信頼してもらえるなら、飼い主さんとしては嬉しいですね。
構ってもらいたい!!
飼い主さんの前で仰向けで激しくゴロゴロするなら、それは飼い主さんと一緒に遊びたい表れといえます。お留守番が長く、やっと帰ってきた飼い主さんの気を引くために必死のアピールでしょう。
遊び以外にも、なでてもらいたいときや構ってもらい時も同じようなしぐさをみせるかもしれません。愛猫の甘えん坊の一面を垣間みられる可能性がありますね。こんなに必死に愛猫に誘われたら他の用事は後回しにして、目一杯構ってあげたくなるでしょう。
発情期!!
特に、雌猫は発情期になると”ローリング”といわれる行動を取りますが、それが仰向けでゴロゴロするしぐさです。
特有の鳴き声を上げながらローリングしていたら、発情期のサインといえるでしょう。過剰な発情は体に負担がかかるので、飼い主さんがコントロールしてください。
背中がかゆい!!
猫は背中の真ん中には足が届かず、かきたくてもかくことはできません。ですから、背中がかゆいときに仰向けになってゴロゴロすることで、かゆさを紛らわしているのでしょう。
愛猫にノミやダニが付くのを防ぐためにも、定期的なブラッシングを欠かさずしてくださいね。
興奮している!!
発情期に少し似た現象ですが、またたびなどの大好きなにおいを嗅いだ時に興奮して、仰向けになってゴロゴロするかもしれませんね。
これは”くねくねダンス”といわれ、興奮作用が働くことによりこのような動きをするといわれています。またたびは少量なら問題ありませんが、与えすぎは愛猫にとって良くないので、飼い主さんが量をコントロールするようにしましょう。
一人遊び
猫の睡眠時間はとても長いので、寝ている最中にそのまま一人遊びをするといわれています。特に、まだ幼い子猫の場合は想像力が豊かで、獲物を捕まえるつもりのごっこ遊びをします。
その延長で仰向けのまま手足を動かし、グルーミングすることがあります。母猫の温もりを思い出しているのかもしれませんね。