犬との生活は楽しいものですが、必ず汚れは生じます。愛犬と密接に関わっている犬用品は特に、犬の臭いや抜け毛が気になってしまうのではないでしょうか?
飼い主さんにとって犬用品の洗濯は難しいものです。なぜなら、人間の洗濯と違って気を付けるべき点が多いからです。
そこで、今回は正しい犬用品の洗濯方法をご紹介します。特に気になる「臭いの脱臭の仕方」にも焦点を当てますので、大切なポイントをチェックしてください。
犬用品の洗濯方法のチェックと準備
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犬用品といっても、さまざまな種類があります。
そのため、まずは洗濯の前にどのような方法で洗濯できるのか判断し、洗濯のための準備を行わなければいけません。
洗濯方法のチェック
犬用品の洗濯方法を知るための一番手軽な方法は、洗濯表示を確認することです。洗濯表示とは、布製品などにタグとしてついており、洗濯の正しい方法を表記したものです。
ここで特に注意したいのは、洗濯機が使用可能か否かという点です。桶に水が入っているマークに×がついていなければ、洗濯機で家庭洗濯することが可能です。ちなみに、旧洗濯表示では洗濯機のマークになっています。
桶の水に表記されている数字は水温の限度です。例えば、「60」と表記されている場合は、60℃以下での水で洗濯しなければいけないという意味です。また、桶に人間の手が入っているマークがあれば手洗いが可能という意味であり、手洗い推奨です。
どちらのマークがあるか調べて、洗濯機が可能か手洗いすべきか判断しましょう。ちなみに、クッションなど犬用品でも洗濯できないものもあるので気を付けてください。
洗濯前の準備
洗濯機で洗うにしても手洗いするにしても、洗濯前の準備は基本的に同じです。
まず大切なのは、犬用品に付着した抜け毛を取り除くことです。もし、抜け毛が付いたまま洗濯してしまうと、他の洗濯物に抜け毛が付着したり、排水管に抜け毛が詰まってしまったりします。
抜け毛を取り除くためにおすすめの道具は粘着テープやゴムブラシです。特に粘着テープは使い捨てで汚れにくいので、洗濯前の準備で大活躍します。
ちなみに犬用品の洗濯タイミングですが、洋服であれば1週間に1度程度、マット類であればもっと期間を伸ばしても大丈夫です。ただし、嫌な臭いを付着させたくなければ頻繁に洗うと良いです。
犬用品の洗濯方法その1:洗濯機
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ここでは、洗濯機での犬用品の洗濯方法をご紹介します。洗濯機が使えると比較的簡単に洗濯できますので、犬用品を買う際には洗濯機可能なもの選びましょう。
洗濯機に犬用品と洗剤を入れる
洗濯機にペット用品を入れましょう。一度にたくさんの量を入れると洗浄能力が低下してしまうので、容量の7割に抑えるのがおすすめです。
同時に洗剤も投入しますが、おすすめはペット用の洗剤を利用することです。もちろん、人間用の洗剤でもある程度の効果はあります。しかし、犬と人間では汚れや臭いの成分が異なりますから、よりしっかりと洗濯したいならペット用洗剤を選ぶべきです。
ちなみに柔軟剤は入れてはいけません。人間にとっては良いかもしれませんが、犬にとっては不快な香りである場合が多いです。嗅覚の鋭い犬には柔軟剤はNGです。
洗濯する
洗濯は洗濯機に任せるだけなので簡単です。
ちなみに、人間の洗濯物と一緒に洗うこともできますが、抜け毛の付着などを考えるとおすすめできません。
もちろん洗濯機は同じもので構いません。しかし、飼い主さんの中には2台の洗濯機を使い分けている人もいるようです。
フィルターチェック
洗濯が終わったなら、必ずフィルターチェックしましょう。犬の抜け毛がたくさんたまっているはずです。
また、洗濯槽内を軽くチェックして、気になる汚れや抜け毛がないか確かめることもできます。
犬用品の洗濯方法その2:手洗い
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犬用品に手洗いの洗濯表示がある場合や、洗濯機を使いたくない場合には、飼い主さんが手洗いしてあげましょう。
気になる部分に洗剤の原液を塗布
最初に、特に汚れが気になる部分にペット用洗剤の原液を少量塗布しましょう。その後、塗布した部分も軽くたたいて洗剤をなじませ、汚れを浮かせます。
桶を用意し水と洗剤を投入
手洗いできる大きさの桶と水を用意してください。水量に合わせたペット用洗剤を投入したなら、洗いたい犬用品も入れます。
優しく洗う
手で洗うのですが、優しく洗うのがポイントです。引っ張ったりねじったりしてはいけません。軽くも揉むような仕方で押し洗いしましょう。
洗い終えたら水を入れ替え、同じ動作ですすぎを行います。2~3回ほどすすげば十分です。すすぎの後はしっかりと水を切ってください。
犬用品を洗濯した後は?
洗濯機でも手洗いでも、洗濯した後は素早く乾かさなければいけません。放置しておくなら、雑菌が繁殖して臭いの原因につながります。乾燥機を使っても良いかどうかは、洗濯表示を確認してください。