猫は水が苦手?
![池を眺めている猫](https://cdn.mofmo.jp/v3/640/imeditor_storage/1/article/20201015064057-p4i5m.jpg)
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猫の被毛はとても密集しているので、一度濡れてしまうと乾きにくい造りになっています。これには、猫の被毛の油分が少なく水を弾きにくいことが関係しています。
また、一度濡れると皮膚にまで水が浸透して入り込んでしまいます。そうなると体温を一気に下げてしまうことになります。猫は元々、砂漠出身の動物です。砂漠では昼と夜の温度差が大きく、夜になると氷点下になることもあります。本能的に「体が濡れたまま砂漠の夜を過ごすことは生死に関わる」ということを感じていたのでしょう。
こうした理由から、基本的に猫は水に濡れることや泳ぐことが苦手です。
泳ぐ猫がいる
![水から上がってきた猫](https://cdn.mofmo.jp/v3/640/imeditor_storage/1/article/20201015071031-n1r2z.jpg)
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猫は水が苦手ですが決して運動神経が悪いわけではありません。全く泳げないということではないのです。実際、水遊びや泳ぐことが好きという珍しい猫も中にはいます。ここからは、水と遊ぶのが好きな猫種を10選ご紹介します。
ベンガル
ヤマネコとイエネコが原種の猫で、マイペース&目立ちたがりの一面を兼ね備えています。ベンガルは水に対する抵抗がなく、野生のトラのように優雅に泳ぐのを目にすることができます。
サイベリアン
サイベリアンは、狩りを得意とする猫で水の中の獲物も的確に捕らえることができます。飼い猫になってもその気質は変わらず、お風呂などで濡れてしまってもお構いなしです。
アビシニアン
アビシニアンは好奇心が非常に強い猫です。強いあまりに、恐怖心があってもそれに勝ってしまうため水に興味を示します。特に蛇口から流れる水はお気に入りです。「あまりにも好奇心が旺盛で留守番中にトイレに落ちた」ということがないように注意してください。
ソマリ
ソマリはアビシニアンの長毛種なので、やはりアビシニアンと同じ性質を持っています。飼い主さんが水回りの掃除など水を使っている時に一緒に遊ぼうとします。水を張った浴槽に入ろうとすることもあるので、落ちないように対策をしてください。
メインクーン
![3匹の猫](https://cdn.mofmo.jp/v3/640/imeditor_storage/1/article/20201015065058-50iks.jpg)
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メインクーンの被毛の特徴は他の猫と異なり、撥水性があります。それゆえに水の中でもお構いなしです。冒険心が強く木登りや狩りが大好きな一面もあります。
ターキッシュバン
ターキッシュバンは、トルコ原産の猫で、水遊びを好む猫として知られています。「トルコの泳ぐ猫」といわれるほど水が大好きです。このように言われるようになったのは、イギリス人が初めてターキッシュバンを見た時に、トルコ最大の湖のヴァン湖で遊んでいる姿を目にしたからとされています。そこから育種が始まり広まっていた猫種です。
ターキッシュアンゴラ
ターキッシュアンゴラも水好きの猫といわれており、シンクの水などで遊んでいる姿を見ることができます。泳ぎも得意で川などで泳ぐことがあります。
アメリカンボブテイル
アメリカンボブテイルは突然変異で起こったといわれる特徴的な尻尾を持っています。突然変異の結果として水も好きになった可能性もありますが、いずれにしても水を苦手としません。また、しつけがしやすく犬のような猫です。
ジャパニーズボブテイル
ジャパニーズボブテイルは被毛が水を弾く仕様になっています。水が好きなので、水槽で飼っている魚をいたずらしてしまう可能性もあります。庭や水槽で魚を飼っている方は注意が必要です。
マンクス
マン島からきたマンクスは尻尾に特徴がある猫です。この猫種も水を怖がりません。「飼い主さんがシャワーを浴びていたらいきなり入ってきた」といったこともあります。