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猫の嗅覚はスゴイ!猫の鼻の構造や、嗅覚の重要性を徹底解説!!


猫の嗅覚はスゴイ!

猫の鼻

pixabay.com

猫の嗅覚は本当にすごいです。どれほどすごいかというと、空気中に漂っているにおい物質の濃度を、人間が感知できる最低濃度の1万分の1~10万分の1でも感知することができます。ものすごい感知力です。

猫にも人間にも、においを感知する嗅細胞が集まっている嗅上皮という部分があります。人間だとその嗅上皮は2平方センチメートルから4平方センチメートル、概ね1円玉程度の広さなのですが、猫の場合は500円玉程度、20平方センチメートルほどもあるのです。広さが随分と違います。このことからも、猫の嗅覚の方が人間よりはるかに優れていることがわかります。

さらに驚くべき数字があります。嗅上皮につながる神経線維の束である猫の嗅球には、6,700万個の細胞が含まれているのです。これも、人間よりも1,500万個ほど多い数になっています。

犬の場合はにおいで獲物の居場所を突き止めますが、猫は犬のように獲物を発見するというよりかは、目の前の食べ物を果たして食べることができるのだろうかと確認したり、縄張りの確認のために鼻を用いたりすることが多いようです。

猫の鼻の構造はどうなってるの?

猫の鼻

pixabay.com

猫の鼻の構造は一体どうなっているのでしょうか。猫の鼻のさまざまな構造をご紹介します。

鼻鏡

まず、猫には鼻鏡と呼ばれる部分があります。鼻鏡とは細かい溝の部分で、鼻の表面にあります。その溝の中の部分は鼻涙管から流れてきた涙や、外側鼻腺からの分泌液によって濡れていて、におい分子を吸着するのに役立っています。

さらに、気化熱の左右差を感知し、風向きを測定できる温度センサーが鼻の中に含まれています。

外鼻孔

外鼻孔とは一言でいえば、鼻の穴です。哺乳類の大部分は外鼻孔を持っているのですが、犬や猫の場合、穴の横に切れ目が入っているという特徴があります。

猫は興味深いことに、鼻の上に付着している上唇筋という小さな筋肉を収縮させると、ヒクヒクと鼻が開閉します。正面からだけでなく、側面からも空気を取り込むことができるようになっているのです。なんとも便利なシステムです。

上唇溝

上唇溝とは、鼻の中央から口にかけて見られる一直線の溝のことをいいます。毛管作用によって常に水分を蓄えていて、におい分子を吸着するのに役立っています。

猫には臭腺もある

猫の臭腺について知るととても興味深いです。よく、猫が飼い主さんとか、家具や地面に体をこすりつけている様子を見かけることがあります。なぜあのようにこすっているのでしょうか。

なぜかというと、猫には臭腺というにおいを出す器官が、肛門の両側やしっぽ、額の両側などにあるからです。体をこすり付けて自分のにおいを対象に塗り付けることで、縄張りを主張しているようです。

猫にとって嗅覚はどれほど大事?

においを嗅ぐ猫

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猫にとって嗅覚はとても大事です。猫は鼻を用いて空気を入れて、炭酸ガスを排出しています。鼻腔が湿り気を帯びることで、吸い込んだ乾燥した空気に湿気を与えます。そして、一緒に吸い込んでしまう細菌やホコリ、ウイルスなどを気管支以下に到達させないようにしています。

ウイルスや細菌が原因で呼吸器系の感染症を起こすと、鼻水や目やにが出始めます。そして、症状が悪くなると鼻水や膿汁が渇いて鼻をつまらせてしまい、鼻での呼吸が難しくなります。

こうした状況になると、猫の鼻が食べ物のにおいを感じることが十分にできなくなってしまって、食欲が減退することになります。なぜなら、猫はにおいで食べてはいけないものと食べたいものとを判断しているからです。それで、食べようとしてもいつものようにたくさん食べられなくなってしまいます。

猫は元気な時でも、例えば冷蔵庫から出してすぐのエサでも食べないなんてことがあります。それは、冷蔵庫から出したばかりでエサからおいしそうなにおいがでていないために、食べ物として認識しないからなのです。

においがしていれば、猫はアンモニア臭がする腐ったエサもしっかりとかぎ分けることができます。しかし、においが出ていなかったり、鼻の調子が悪くなってしまってしまったりすると、果たして食べても良いものなのか、鮮度を十分に判断することもできなくなってしまうのです。

このようにあまり食べられない状況が続くと、猫の健康にとって大きなダメージとなっていまいます。人間もそうですが、食べられなければ体力は落ちていきます。そして、体力が落ちれば病気にもかかりやすくなることでしょう。それで、猫にとって嗅覚はとても大事であるといえます。

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