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猫の鼻糞は問題ない?原因と解消法を解説!


猫の鼻糞の原因とは?

鼻をなめる猫

In Green/shutterstock.com

鼻糞とは、鼻水とほこりなどのゴミが合わさってできたものです。そのため、鼻糞が付着していること自体は大きな問題ではありません。しかし、その頻度があまりにも多いようであれば、気にしてあげる必要があるでしょう。

鼻糞が何からできるか分かると、鼻糞が多い原因も分かりますよね。つまり、鼻水が多くなるか、ゴミが多くなることが原因です。では、それらが増加する4つの現象についてご紹介しますね。

①空気中の汚れ

猫は鼻から空気を吸い込みます。その空気にたくさんのゴミ(ほこり)が含まれているなら、鼻糞ができやすいものです。

人間の体もそうですが、猫たちもゴミをたくさん感知するとたくさんの鼻水を出して、体内にゴミが入り込まないようにします。その結果、自然と鼻糞も増えるのですね。

ですから、空気中の汚れにはいつも気を配るようにしましょう。埃っぽい環境で飼い猫を飼育していないでしょうか?定期的なお掃除は大切です。

また、道路が近く排気ガスが入り込んできたり、ゴミなどが風で舞ったりしていないでしょうか?鼻糞が増えているということは、体内に入っている不純物も増えているわけですから、早めの対処が必要でしょう。

②アレルギー

アレルギーとは、本来正常な物質に対して身体が拒否反応を示すことです。これは、先ほどのゴミを体内に入れない防御作用と似ています。実際にゴミは増えていないのですが、対処するための鼻水が増えることで、鼻糞も増えてしまうでしょう。

アレルギーにもいくつか種類があります。例えば、ハウスダストアレルギー、花粉アレルギーなどの空気中の成分に反応するものがあります。他にも、食物アレルギーなどによっても身体が拒否反応を示すことがあります。

大切なのは、猫がもっているアレルゲン(アレルギー物質)を体内に入れないことです。そのためには、皆さんの飼い猫が何に対してアレルギー反応を示すかを知っておくことが大切でしょう。

猫のアレルギーとなりやすい食べ物や環境を避ける事、またアレルギー検査を受けるのも良いですね。

③病気

病気が原因で鼻糞が増えてしまうこともあります。例えば、猫風邪と呼ばれるものや、副鼻腔炎といった鼻の炎症などが多いでしょう。また、鼻腔狭窄(びくうきょうさく)といって、腫瘍や炎症などが原因で鼻腔が狭くなって鼻水が増えることもあります。

これらの病気は鼻糞以外にも症状が表れる場合が多いです。「最近、鼻糞が多い」と感じており、長引くようであれば病気を疑ってみてはいかがでしょうか。病院の先生に診てもらいましょう。

④短頭種

短頭種または鼻ぺちゃ猫は生まれながらに鼻孔が狭いため、鼻づまりを起こしやすい種類だといえます。鼻づまりは鼻水などを誘発するため、それが原因で鼻糞ができてしまうこともあるでしょう。

特に、鼻づまり時の症状に気を配ってあげるといいでしょう。呼吸しづらいように見えたり、呼吸の際に鼻水の音がしたりするかもしれません。また、鼻血や黄色い鼻水が出ていることもあるでしょう。これらは鼻詰まりのサインです。

短頭種を飼育しているなら、呼吸の様子やお鼻のケアには十分注意してあげましょう。


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