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猫はなぜストローを噛む?その心理と癖の直し方を解説


猫にストローを噛む癖があるのはどうして?その心理とは?

ストローを噛む猫

OlgaBartashevich/shutterstock.com

夢中でストローを噛む猫ちゃんがいますが、そもそもなんでストローを噛むんでしょうね。

お客様用に置いてあるストローなど、値段の高いストローもありますから、いとも簡単に幾つものストローをかみかみされてしまっては大変です。かみかみが当たり前になり「ストローを噛む癖」が付いてしまったら、さらに大変ですよね。

では、猫がどうしてストローを噛むのか、幾つかの理由に注目してみましょう。

遊びたい

ストローを自分のおもちゃと勘違いしている場合があります。猫ちゃんは自分のまわりにある物をおもちゃにして遊んでしまうことがあります。

特に、子猫の頃はまわりの色々なものに興味を持ちますから、ストローも遊び道具にしてしまうのです。「何だかおもしろそう!」なんていう心理なのかもしれません。

獲物と思っている

時に、猫ちゃんは近くにいる獲物をつかまえてきて、わざわざ家の中に持ってきて飼い主さんに見せたりすることがありますね。

猫は獲物に敏感です。例えば、虫とか小鳥、ネズミなどに反応します。飼い主さんや家族がストローを使っている時に、その動いているストローを見て、ストローは獲物だという心理になっているのかもしれません。

歯がかゆい

猫は、産まれてから3週間くらいから乳歯が生え始めて、産まれてから2か月位までの間に歯が生えそろいます。乳歯は、臼歯が下あご4本、上あご6本、犬歯が上下左右で1本ずつ、切歯が上下左右で3本ずつ、合計26本あります。

そして、この乳歯は産まれてから3ヶ月から7か月位までに永久歯に生え変わります。永久歯になると乳歯の時にはなかった後臼歯が加わって、合計すると30本にもなります。

このように、猫にも歯が生えてきたり、歯が生え変わろうとしたりする時期があるわけですが、こうした時期には歯ぐきがかゆくなることがあります。ただ猫の場合は、かゆくてもなかなかうまく掻くことはできません。前足を使って掻こうとしても限界があります。

それで、かゆくてたまらないというような心理で、身の周りにあるものを噛むことがあるかもしれません。思わずストローを噛むこともあり得ます。

考えてみれば、ストローの両端部分などはそれなりにかゆい所に当たると気持ちよく掻けそうな気もします。ただ、当たり方によっては口を切ってしまうこともあるので注意が必要です。

猫がストローを噛む癖の直し方

猫と遊ぶ飼い主

Dora Zett/shutterstock.com

ストローを噛むことが頻繁に日常的になされており、「ストローを噛む癖」が付いてしまうと、さすがに大変です。

ストローの端の部分で愛猫が怪我をしてしまうこともあります。先端が眼に入るようなことがあれば、とても危険ですよね。では、ストローを噛む癖はどのように直すことができるのでしょうか。

別のおもちゃをプレゼントしてみよう

歯が生える時期や、歯の生え変わりの時期にかゆくなるのはやむを得ない部分もありますので、そのような場合には、思いっきり噛んでも安心な、安全な別のおもちゃを与えてあげることができるでしょう。代用品を提供してあげるというわけです。そのようにして、まずは安全を確保しましょう。

満足できる方法で遊んであげましょう

遊びたいとか、獲物だと思っている場合には、猫ちゃんが満足できるように日頃から遊んであげることによって、噛み癖をやめさせるよう試みることができます。

ここで、猫ちゃんを満足させるような遊び方をしてあげるのがポイントです。動物の形をしたおもちゃとか、植物で遊んであげることもできます。猫じゃらしで遊ぶのも試してみましょう。

なかなか直らない場合には防止策を

ストローを見つめる猫

OlgaBartashevich/shutterstock.com

このような直すための方法を試してみたり、叱ったりしても「ストローを噛む」状態が続く場合にはどうしたらよいでしょうか。

最終的な手段として、ストローを隠すことができます。猫の目の届かない、手の届かない場所にストローを保管しておき、必要な時にだけ出すようにしましょう。

それでも、必要な時にストローを出したとたんに、そのストローに飛びついて来るということもあるかもしれませんので、来客中などストローを出しておもてなしをする時には、猫ちゃんがその部屋に入らないように、一時的にドアをしっかりと閉めておくことができるでしょう。

ストローが出て来ないような状況、猫ちゃんの目に映らないような状況を作れば、別のおもちゃで遊んでくれるようになるかもしれません。そして、歯の生え変わりのかゆい時期などが過ぎれば、自然と噛み癖はなくなることでしょう。

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