トイプードルはカラーバリエーションが豊富
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トイプードルはカラーバリエーションがとても豊富です。もともとトイプードルの原種の毛色は、ブラック、ホワイト、ブラウンの3色だけでしたが、これらを交配させることで様々なカラーのトイプードルが生まれるようになりました。
現在、単色カラーだけでも14種類あります。主な毛色は、「ホワイト」「ブラック」「ブラウン」「レッド」「アプリコット」「カフェオレ」などです。
ベースカラーにワンポイントで異なる色が混ざっているミスカラーや、2色のカラーをはっきりと持つパーティーカラーも含めると、その種類は数え切れないほどたくさんあります。
アプリコットカラーのトイプードル
アプリコットは、レッド同様人気のカラーですが、歴史が浅く遺伝子としてまだ安定していない毛色です。そのため、成長するにつれて毛色が薄くなる「退色」が起こりやすいとされています。この点に関しては、後で詳しく解説します。
レッドカラーとアプリコットカラーの違い
レッドもアプリコットと同じブラウン系ですが、レッドの方がアプリコットよりも赤みの強いブラウン色をしています。毛質はアプリコットの方がやわらかく、レッドよりも毛量が少なめです。体格はアプリコットの方が足が長くスリムです。
アプリコットの性格
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アプリコットのトイプードルは陽気で元気な性格の子が多く、遊ぶのが大好きです。その反面、気が強く自己主張がはっきりしているため、協調性に欠ける部分があるようです。そのため、多頭飼いには向いていないとされています。また、神経質で警戒心が強い傾向を持っています。
個体差があるため、すべてのアプリコットに当てはまるわけではありません。しかし、それぞれの性格を知り、子犬の時からしっかりとしつけることが大切です。
アプリコットの退色
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上で述べたように、アプリコットのトイプードルは、加齢が進むにつれ被毛や鼻の色が薄くなる「退色」が起こるとされています。アプリコットの場合、退色部分がクリーム色に変わります。
退色の主な原因は高齢によるものが多いですが、他にも栄養不足やストレス、遺伝、日光の浴びすぎなどが原因となることもあります。退色が始まる時期には個体差がありますが、早いと生後数ヶ月で始まる場合もあります。
トイプードルの退色は避けることができませんが、栄養バランスのとれたフードを与えたり、あまり日光に当てないようにしたり、ストレスとなる原因を取り除いてあげるなら、ある程度進行を遅らせることができるでしょう。