ポンスキーの特徴
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ポンスキーは、シベリアンハスキーとポメラニアンを親に持つミックス犬です。「デザイナードッグ」としてアメリカで人気があります。近年日本でも注目を集めている犬種です。
ミックス犬は親犬の性質を引き継ぐといわれています。では、シベリアンハスキーとポメラニアンから生まれたポンスキーにはどのような特徴があるのか解説します。
性格
飼い主に従順といわれているシベリアンハスキーとポメラニアン両方の性質を受け継いでいるので、ポンスキーも従順な性格をしています。温厚な性格で、人に対しても友好的です。
また、賢いのでしつけがしやすいともいわれています。ただし、シベリアンハスキーのやんちゃで活発な部分を強く受け継いでいると、飼育するのに苦労する場合があります。
体の大きさ
ポンスキーの体重は7~12㎏、体高は25~38㎝ほどです。大型犬と小型犬の交配で生まれているため、中には中型犬に近い大きさになる子もいます。しかし、大体は成犬になっても小型犬に相当する大きさです。
被毛
被毛はポメラニアンに似てやわらかくフワフワな毛並みをしています。ダブルコートなので抜け毛は多めの犬種です。特に春と秋の換毛期には抜け毛の量が多くなります。
寿命
ポンスキーの寿命は、10~12年または13~15年ほどといわれています。生活環境や健康状態などによっても寿命は変わってきます。健康で長生きしてもらうためには、栄養バランスがとれた食事を与えたり、しっかりと運動させてあげることが大切です。
ポンスキーがかかりやすい病気
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ポンスキーなど異なる犬種を交配させて生まれたミックス犬は、遺伝性の疾患に注意が必要です。ここでは、ポンスキーがかかりやすい病気をいくつかご紹介します。
膝蓋骨脱臼
膝蓋骨脱臼は、「膝のお皿」と呼ばれる膝蓋骨が外れてしまう疾患です。「外傷性」と「先天性」があります。外傷性の場合、高い所から飛び降りた時や転んだ時に外れてしまうことがあります。先天性の場合は、生まれつき膝関節やその周りに先天的な異常があることが原因で発症します。
ポメラニアンなどの小型犬に起こりやすく、再発しやすい疾患の一つです。症状が深刻化すると、足を引きずったり、全く歩けない状態になることもあります。
特発性てんかん
特発性てんかんは、様々な原因によって痙攣発作を繰り返す病気です。痙攣発作が起こる原因は分かっていませんが、ポメラニアンやシベリアンハスキーは、特発性てんかんの遺伝的な要素を持っているといわれています。
胃腸トラブル
ポンスキーはデリケートな一面を持っているため、胃腸トラブルを抱えやすい犬です。お留守番の時間が長かったり、環境の変化があると、ストレスで下痢を起こすことがあります。