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猫にナッツ類はNG!致死量ともしも食べた時の対処法!


猫にナッツ類を与えてはいけない理由とは

器に入っているミックスナッツ

Dionisvera/shutterstock.com

ナッツにも色々種類がありますが、基本的にどのナッツも猫にとっては消化しにくい食べ物です。そのため、猫にナッツ類を与えると、下痢や嘔吐などの症状を起こす可能性があります。また、上手く消化されないと「腸閉塞」や「腸穿孔」などを引き起こす可能性もあるため、猫にナッツ類を与えるのは危険です。

さらに、ナッツ類には脂質が多く含まれているため、肥満の原因にもなります。加えて、ナッツ類の中には、中毒症状を起こすものもあります。場合によっては、死に至る危険もあるため、絶対に猫にナッツ類は与えてはいけません。

猫がナッツ類を食べてしまった時の症状

元気のない猫

m.pilot/shutterstock.com

猫がナッツ類を食べてしまったら、どのような症状が出るのでしょうか。ナッツの種類や摂取量、猫の個体によっても症状のあらわれ方は異なります。では、ナッツ類の中でも特に危険とされる「マカダミアナッツ」「アーモンド」「クルミ」「ピーナッツ」を食べた場合にあらわれる症状をそれぞれ見てみましょう。

マカダミアナッツ



  • 下痢
  • 嘔吐
  • 発熱
  • 痙攣
  • ふらつき


マカダミアナッツの成分の何が中毒症状を起こすのか、まだはっきり分かっていません。しかし、犬がマカダミアナッツを食べると、上記の様な症状が出ることがあると言われています。猫が中毒症状を起こしたという症例は今のところ無いものの、犬と同様の症状が出る可能性は十分にあります。摂取量によっては食べてすぐ症状があらわれることもありますが、一般的には摂取後12時間以内に発症することが多いようです。

アーモンド



  • 元気がなくなる
  • 呼吸困難
  • 痙攣


アーモンドにも種類がありますが、猫にとって特に危険なのは「ビターアーモンド」です。ビターアーモンドには、青酸化合物である「アミグダリン」が多く含まれています。そのため、ビターアーモンドを摂取すると、上記の様な中毒症状が出ることがあります。少量でも有毒で、最悪の場合死に至ることもあるため、非常に危険です。

クルミ



  • 下痢
  • 嘔吐
  • 痙攣
  • パンディング


猫がクルミを食べると「ペニトリウムA」という成分により、痙攣を起こしたり、ハァハァと舌を出して呼吸をするパンディングの症状が出ることがあります。また、嘔吐や下痢などを引き起こし、場合によっては症状が重症化する可能性があるため、注意が必要です。他にも、クルミには脂質やミネラルが多く含まれているため、肥満や尿路結石の原因にもなります。

ピーナッツ



  • 下痢
  • 嘔吐


ピーナッツは、他のナッツと比べ、中毒となる成分は含まれていません。しかし、猫がピーナッツを食べると消化不良を起こし、下痢や嘔吐などの症状があらわれる可能性があります。また、ピーナッツには脂質やマグネシウムが多く含まれているため、継続的に与えていると肥満や尿路結石のリスクが高まります。

猫に危険が及ぶ摂取量

ナッツの匂いを嗅いでいる猫

aliheart/shutterstock.com

どのくらいの量のナッツを食べたら危険なのでしょうか。それは、猫の年齢や体の発達具合、ナッツの種類によっても異なりますが、一般的に体重1kgあたりナッツ1粒で中毒症状が発症すると言われています。

子猫の場合

生後12カ月未満、体重1kg未満の子猫の場合、消化器官機能が未発達なので、注意が必要です。個体差があるので、ほんの少しの量でも中毒症状を起こす可能性があります。子猫は特に免疫力が弱いため、中毒症状を起こすと症状が悪化する危険があります。

成猫の場合

生後12カ月~7歳、体重3~5kgの成猫の場合、ナッツ3粒~5粒摂取すると危険です。「少量だったら与えても大丈夫だろう」と考えて、猫にナッツ類を与えてはいけません。これより少ない量でも重篤な症状を起こす可能性は十分にあるということを覚えておきましょう。

老猫の場合

7歳以上の老猫は、年齢に伴い体力や免疫力が弱ってくるため、子猫同様、注意が必要です。老猫の場合、症状が急速に悪化し、命を落とすリスクが高くなります。ゆえに、少量でもナッツ類は与えないでください。

猫がナッツ類を食べてしまった場合の対処法

病院で診察してもらっている猫

Africa Studio/shutterstock.com

猫が誤ってナッツ類を食べてしまった場合、まずは口の中を確認してください。ナッツが残っているようであれば、すぐに取り除き、ガーゼなどで口の中を拭いてあげましょう。飼い主さんが落ち着いて冷静に対処することが大切です。

そして、すぐにかかりつけの病院に連絡し獣医師の指示に従ってください。自己判断で放置したり、無理に吐かせることは絶対にしてはいけません。

すぐに中毒症状があらわれなくても、時間が経ってから症状が重症化することもあります。ゆえに、中毒成分が体内に吸収される前に、なるべく早く動物病院に連れて行くようにしてください。病院に行ったら、獣医師が的確な判断ができるように「何を食べたのか」「いつ食べたのか」「どのくらい食べたか」「どのような症状が出ているか」など正しく説明するようにしましょう。

ピーナッツバターやマカダミアナッツチョコレートも与えてはダメ

瓶に入っているピーナッツバター

inewsfoto/shutterstock.com

ピーナッツバターは脂質が多いだけでなく、砂糖も多く含まれています。肥満や糖尿病のリスクが高まる可能性があるので、猫に与えてはいけません。

もちろん、マカダミアナッツチョコレートも猫には絶対NGです。チョコレートには、犬や猫にとって危険な「テオブロミン」や「カフェイン」が含まれています。最悪の場合、死に至るケースもあるため、絶対に与えてはいけません。

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