猫にそばを与えても問題ない?
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猫にアレルギーがない場合、そばを与えても問題ありません。 そばには炭水化物が含まれていますが、小麦や白米に比べて栄養があり、ダイエット食品にもなります。それは、小麦や白米は胚芽を取ってから食べるのに対して、そばは胚芽ごと食べる食べ物だからです。
そばにはビタミンB群が多く含まれています。これは、血液をサラサラにする効果があります。このほかにも、ルチンやエネルギーをつくるのを助けてくれます。
そばは人間にとっても健康的な食べ物です。量や与え方に気をつければ猫にとっても、健康な食べ物といえます。
猫にそばを与えてもいい量
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猫の年齢や体重によって、猫にそばを与えても良い量が変わってきます。それは、年齢によって必要なカロリーの量や消化器官の状態が違うからです。ここでは年齢別に、与えても問題ないそばの量をご紹介します。
子猫の場合
生後12ヶ月未満で、体重が1kg未満の子猫の場合、消化器官が未発達のため、あまりそばを与えることは、おすすめできません。万が一、アレルギーがあった場合、体が小さいと、少量でも命を危険にさらすことがあります。
成猫の場合
生後12ヶ月から7歳までの成猫の場合、1日に必要なカロリーは体重×52~75kcalと言われています。ゆでそばは100gで114kcalです。キャットフードと合わせて与えることを考えると、 1日に5~10g程度 ならそばを与えることができます。
ただし初めてそばを与える場合は、アレルギーが出る可能性を考えて、少しの量を与えて反応を見てください。
老猫の場合
7歳以上の老猫の場合、1日に必要な摂取カロリーは体重×40~60kcalと言われています。先述の通り、100gのゆでそばには114kcalのエネルギーがあります。キャットフードを併用することを考えると、 老猫には1日5gくらい のそばで十分です。
注意点として、老猫の場合は消化器官か弱っているので、健康状態によって判断して下さい。
猫にそばを与えることで期待できる効果
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そばにはたくさんの栄養が含まれています。中でも、 「ビタミンB1」 や 「ビタミンB2」 に注目です。これらのビタミンには、疲労回復や脳の神経の機能を助ける働きがあります。加えて、粘膜や皮膚を守り、栄養の代謝をあげて成長を促す効果もあります。
また、 「食物繊維」 も多く含まれていて、腸内環境清浄化や便秘解消効果を期待できます。
さらに、高血圧の予防や毛細血管を強くする働きがある 「ルチン」 も多く含まれています。なので、細胞の老化や免疫の低下などを予防する効果が期待できます。高血圧などの成人病を予防できる可能性もあります。
猫は歳をとると、肝機能が弱まってきます。そばに含まれている 「コリン」 という成分には、肝臓に脂肪が溜まるのを防ぐ効果があります。
猫にそばを与えるときの注意点
そばは代表的なアレルギー食物の一つですので、猫がアレルギー反応を起こす恐れは少なからずあります。 そばには小麦も含まれているので、小麦アレルギー持ちの猫も、注意が必要です。
主なアレルギー症状は発疹とかゆみです。ひどい場合、嘔吐や下痢などの症状が出ることがあります。もっとひどい場合にはアナフィラシキーショックになり、じんましん・不整脈・ショック状態などで、死に至ることすらあります。なお、症状は食べた直後だけではなく、1ヶ月後に出ることもあります。1回食べて何も発症しなかったからと言って、あげ過ぎるのは良くありません。
そばには塩分が多く含まれており、大量に与えると、塩分摂取過多で健康に害を及ぼす危険があります。また、猫にそばを与える時は、 味つけは絶対にしないでください。人間用の味付けは、猫にとって塩分が多過ぎます。
さらに、食物繊維が多く含まれているので、与えすぎると下痢を引き起こすこともあるので、注意が必要です。
加えて、薬味に使われるねぎは、猫にとっては有害な食べものですので、絶対に与えないでください。わさびなどの香辛料も、下痢や胃炎の原因になるので、与えないでください。
うどんやパスタは与えても問題ない?
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うどんは猫に与えても問題ありません。ただし、うどんは小麦が原料です。猫の中には小麦アレルギーの猫もいるので、注意してください。また、うどんにも塩分が含まれているので、与える量を考えましょう。味付けや薬味に関しては、そばと同じく加えないでください。
パスタの麺も、猫に与えても問題はありません、パスタ麺には、卵と小麦が含まれていますので、アレルギーがないか確かめましょう。味付けもNGです。特に、市販のパスタソースには、玉ねぎなど猫に有害な食べ物が含まれているので、絶対に味をつけないでください。