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【獣医師監修】猫にブロッコリーはOK!食べてもいい量と与えるときの注意点!【2022年版】


猫にブロッコリーを与えても問題ない?

ブロッコリーに興味を持っている猫

Tertyshnyk Oksana/shutterstock.com

ブロッコリーは、アブラナ科アブラナ属の緑黄色野菜です。アメリカなどから輸入されることもありますが、日本では、主に北海道、愛知県、埼玉県で栽培されています。各地で栽培されているので、基本的にはどの時期でもブロッコリーを購入することができますが、最も美味しいと言われている旬の時期は「11月~3月」です。

ブロッコリーは、ビタミンとミネラルのバランスがよく、食物繊維も豊富な食材です。ブロッコリーを食べることで、便通がよくなったり、老化防止作用もあるため、積極的に食べたい野菜の一つでもあります。

基本的には、ブロッコリーは猫に与えても問題ありません。しかし、猫に与える場合は、与え方や与える量に気をつける必要があります。

猫にブロッコリーを与えていい量

毛並みのいい猫

pixabay.com

猫はもともと肉食動物なので、野菜を分解する酵素をあまり持っていません。そのため、猫にブロッコリーを大量に与えると消化不良を起こすことがあります。

では、どのくらいの量なら猫に与えてもいい量は、猫の年齢や個体によっても与えていい量が異なります。

子猫の場合

生後12ヶ月未満の子猫の場合は、消化器官がまだ発達していないので、あまりブロッコリーを与えない方がいいでしょう。

大量にブロッコリーを摂取すると、アレルギーを引き起こす可能性もあるので、注意が必要です。

成猫の場合

生後12ヶ月以上から7歳までの成猫の場合は、「茹でて刻んだものを小さじ1程度の量」が適量とされています。

生の状態のブロッコリーは非常に固く、繊維も固いです。生のまま猫に与えてしまうと、喉に引っかかって窒息してしまう可能性があります。ですから、猫にブロッコリーを与える場合は、必ず加熱して柔らかくしてから与えるようにしてください。

老猫の場合

7歳以上の老猫の場合も、子猫と同じく、やはり消化器官が弱っているので、ブロッコリーはあまり与えない方がいいかもしれません。

また、ブロッコリーには「ゴイトリン」という甲状腺の機能を低下させる成分が含まれているので、特に老猫には注意が必要です。

猫にブロッコリーを与えることで期待できる効果

新鮮なブロッコリー

pixabay.com

ブロッコリーは、1個あたり41kcalとカロリーが少なく、たんぱく質が豊富です。肥満気味の猫のダイエット食材としてキャットフードに混ぜると、ダイエット効果を期待できるでしょう。

また、ブロッコリーはビタミン類も豊富です。ビタミンKは、丈夫な骨を形成したり、出血の際の止血の効果も期待できます。ビタミンCは、鉄の吸収を高めてくれるので猫の貧血解消に効果的です。

さらに、ブロッコリーに含まれる「グルコシレート」という成分は、消化されると「イソチオシアネート」に変化します。このイソチオシアネートという成分は、強力な殺菌作用と抗酸化作用があり、がん予防や動脈硬化の予防に効果があります。

加えて、ブロッコリーには食物繊維やマグネシウムも豊富に含まれているので、猫の便秘解消にも役立ちます。

猫にブロッコリーを与える時の注意点

先ほども述べたように、生のブロッコリーはとても固く、消化にも悪いので、茹でたものを細かく刻んで与えてください。

また、ブロッコリーに含まれる「ゴイトロゲン」には、甲状腺の機能を低下させる物質が含まれているので、甲状腺に問題がある猫には与えない方がいいでしょう。

ブロッコリーの葉も与えることはできますが、農薬が多く含まれている場合もあるので、内側の葉っぱのみを与えてください。

さらに、ブロッコリーは食物繊維が豊富なので、猫がたくさん食べると消化不良を起こすことがあります。ブロッコリーを毎日猫に与える必要はありません。少量をエサに混ぜてあげるくらいがちょうど良いでしょう。

稀にブロッコリーのアレルギーを持っている猫もいます。猫にブロッコリーを初めて与える時は、特に注意が必要です。与えた後に下痢や嘔吐、目の充血、皮膚を痒がるなどの異常が見られた場合は、すでに病院に連れて行って獣医師の指示に従ってください。

ブロッコリープラフトやカリフラワーは与えても問題ない?

鍋に丸ごと入っているカリフラワー

pixabay.com

ブロッコリープラフトは猫に与えない方が良いでしょう。なぜなら、ブロッコリープラフトには「スルフォラファン」という成分が含まれており、その濃度は普通のブロッコリーの20倍と言われています。このスルフォラファンは、イソチオシアネートの一種で、猫が食べると胃を刺激するので、猫にはあまり良くない成分とされています。

ブロッコリーと似ているカリフラワーは、アレルギーがなければ猫に与えることができます。ただし、カリフラワーもブロッコリーと同じくアブラナ科の野菜なので、与えすぎると甲状腺の機能が低下したり、尿道結石のリスクも高まるので、量には注意が必要です。

またカリフラワーには、「アリルプロピルジスルフィド」という成分が含まれており、この成分は赤血球を破壊してしまう危険があります。少量なら問題ありませんが、定期的に大量に与えるのは控えた方が良いです。

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