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猫もおならをすることがある?注意が必要なおならに気をつけよう!


猫もおならをすることがあるのか?

猫

Bildagentur Zoonar GmbH/shutterstock.com

猫と人間にはたくさんの共通点がありますよね。一緒に生活していると、猫の生理現象についても気になるものです。人間とおなじように、猫もおならをすることがあるのでしょうか?

わたしたち人間はおならをすることがあります。人間にとっておならは恥ずかしいものです。しかもおならってとっても目立つようになっていますよね。おならをするときには大抵大きな音がでますし、ニオイもあります。音が無いおならだったとしてもニオイで気付かれます。

ほとんどの人がおならで恥ずかしい思いをしたことがあるものです。できるなら、人前でおならをしたくないと思っているでしょう。ですから、わたしたちにとって自分や他の人のおならはとっても気になるものなのです。

猫と一緒に生活していると、相棒である猫のおなら事情が気になります。猫のおならを聞いたことがないという人も多いでしょう。あまり聞いたことがないのでおならをしないと考えている方もいるでしょう。本当のところはどうなのでしょうか?

実は猫もおならをします。人間と同じように食べたり排泄したりするねこは、おならをすることもあります。ねこにとっておならは普通のことですが、そのおならにわたしたちが気付くことは滅多にないかもしれません。それには猫のおならの質が関係しています。

ねこってどんなおならをするのでしょうか?ここでは猫のおならの特徴を取り上げていきます。

猫のおならってどんな音?

猫はおならをしますが、そのほとんどは無音です。

わたしたち人間のおならと言えば「ブッ」という音がつきものです。もちろん音の無いおならをすることもありますが、大抵の場合は近くにいる人にも聞こえてしまうほどの音量があります。

猫の場合はいわゆる「すかしっぺ」が多いのです。音が無いのでおならをしていることに気付かない人がほとんどです。また、音があるおならが出る時も「プス」という小さな音が出るだけです。猫の音アリのおならは近くにいても聞こえないことがほとんどなのです。

猫のおならの音はかなり目立ちにくいのですね。わたしたちが「猫っておならするの?」と疑問に思うくらいですから、相当目立ちにくいのです。私たち人間もこれくらい目立たなかったら良かったのに……(笑)

猫のおならは臭いの?

猫のおならのニオイはどうなのでしょうか?猫のおならは基本的に臭いです。人間と同様に猫のおならも臭いものと考えるといいでしょう。猫のおならには音がほとんどありませんが、臭いで判断できる場合が多いです。何の音もないのに急に嫌なニオイが漂ってきたなら、猫のおならが原因かもしれません。

猫のおならは人間のおならよりも臭いと言われています。それは食生活が関係しているようです。人間は雑食であり、肉だけでなく野菜などの植物を食べます。しかし猫は肉食動物なので、基本肉ばかりを食べています。

肉、つまりタンパク質は消化器官で分解されるときにいくつかの物質を発生させます。これらがニオイの元となるようです。猫は人間よりも肉を食べる割合が大きいため、臭い物質が発生する割合も大きいわけです。

猫がおならをする時とは?

猫ってどんな時におならをするものなのでしょうか?実は特に定まっているわけではありません。人間と同様、生理現象です。どんな時であってもおならはしたくなるものです。

そして、おならをする時の恰好も様々です。踏ん張るようにおしりを突き出しておならをすることもあれば、座ったり寝たりしながらおならすることもあります。

通常のおならには決まったタイミングなどは無いでしょう。しかし、お腹の調子が悪い時などにはオナラの頻度が高くなります。食後しばらくしてから連続しておならをしているなら、何か問題があったとみていいでしょう。

猫のおならの仕組み

口を開ける猫

Ekaterina Kolomeets/shutterstock.com

猫のおならについての観察を知ることが出来ましたね。これからもう少し詳しく考えてみましょう。

猫のおならの仕組みを知っているでしょうか?猫からおならが発生する理由が分かっているなら、異常なおならを見分けることができますし、身体の異変も見抜くことが出来るでしょう。

おならはお腹の中のガスが原因!!

そもそも、おならとは何でしょうか?おならとは「お腹(腸内)にあるガスが肛門を通して体外に出る」ことです。肛門から出るものをおならと呼びますし、口から出ることをゲップと呼びます。

ですから、おならの原因はお腹の中のガスなのです。人間や猫がおならをするのは、お腹の中にガスが溜まるからなのです。腸内のガスは基本的に腸に吸収されていきます。しかし、吸収しきれないガスもあるのです。それらを排出する作業が「おなら」なのです。

お腹にガスが溜まってしまう二つの理由

「お腹にガスが溜まらなければおならを無くせる」ということでしょうか?もちろんその通りですが、基本的にはお腹にガスが溜まらないようにするのは不可能です。どうしてでしょうか?

なぜなら、猫はお腹にガスがある程度溜まるようになっているからです。主に2つの方法によってガスが溜まります。

①口から空気を吸い込む
猫のお腹にガスが溜まる1つの原因は、空気を吸い込むことにあります。

通常、口から空気を吸う時は呼吸のために肺に送られます。しかし、時には空気を胃の方へと飲み込んでしまうことがあるのではないでしょうか?食事をしている時も同様です。食物を食べると、一緒に空気を取り入れてしまいますね。これを防ぐ方法はありません。

口から胃へと吸い込まれる空気は少量ですが、それが何度もあるとお腹の中には空気が溜まっていきます。ゲップとして出ることもありますし、そのまま腸内へと下っていってオナラとして出る場合があるのです。

②お腹の中でガスが発生する
猫のお腹にガスが溜まるもう1つの原因は、お腹の中でガスが発生することです。

「おならが臭い理由」で少し触れましたが、タンパク質が消化されるときには、いくつかの物質(ガス)が発生します。これは食事をする動物には避けられないことです。食べ物によって発生するガスの量は変化しますが、まったく発生しないことは無いでしょう。

お腹の中でガスが発生することにより、それらを排出する必要が出てきます。ガスがずっと腸内に溜まったままになるなら、胃腸を圧迫し腹痛へと繋がったりします。ガスをおならによって排出するのは適切なことなのです。

注意が必要なおならとは?

鼻をつまむ女性

UfaBizPhoto/shutterstock.com

猫がおならをするのは自然なことだと分かりましたね。

では、どんなおならだったとしても問題がないかというとそういうわけでもありません。おならの種類によっては注意しなければいけないものもたくさんあります。

どんなおならであれば、心配する必要がないのでしょうか?また、どんなおならであれば注意すべきなのでしょうか?少し考えてみましょう。

心配しなくてもいいおならってどんなもの?

心配しなくてもいいおならってどんなものでしょうか?猫のおならにはニオイがあるのですが、多少臭いくらいであれば特に気にする必要はないでしょう。おならの音がしたとしてもあまり臭わなければ心配ありません。

また、オナラの回数にも注目しましょう。猫のおならは目立たないとは言え、意識していれば気付くものです。1日に1回程度気付くくらいであれば特に問題ありません。

おならの頻度やニオイは猫の個性によっても異なります。たまに「おならしているな」くらいであれば、普通の生理現象としてとらえてあげましょう。

ニオイがきつくなっているなら要注意

猫のおならが普段と異なっている場合には注意が必要です。

その1つの判断になるのはニオイです。猫のおならのニオイがきつくなっている場合は要注意です。ニオイに変化があるということは、腸内の環境に変化があったということです。猫の体調が悪化しているかもしれませんし、何か悪いものを食べたのかもしれません。

「最近猫のおならが臭い」と感じることが多いようであれば、他にも何か変わったことがないか確認してみるといいでしょう。口臭や体臭のチェック、下痢や便秘などが無いかも確認するといいでしょう。

回数が多くなっているなら要注意

おならの頻度にも注意を向けるといいでしょう。ねこのオナラの回数が1日に複数回確認できるようであれば、すこし気にしたほうがいいでしょう。10回以上ともなると、どこかに異常があると考えてもいいかもしれませんね。

おならの回数は猫の個性によっても異なります。ですから回数の変化には敏感でありましょう。もともと回数が多い子であれば、そこまで気にする必要はないかもしれません。逆に、いつもあまりおならしない子が1日に何度もオナラしだすと要注意です。


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