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猫用水洗トイレってどんなトイレ?猫のトイレ事情を解説!


猫にも水洗トイレがある

トイレ砂の上でトイレをしている子猫

Andrey_Kuzmin/shutterstock.com

毎日の猫のトイレ掃除が面倒だと感じませんか?そんな方におすすめなのが猫用の水洗トイレです。「猫に水洗?」と驚かれるかもしれませんが、実は猫用水洗トイレが存在します。猫用水洗トイレとはどんなものなのでしょうか?入手可能なのでしょうか?猫用水洗トイレのメリットやデメリットもお伝えしますね。

しかしその前に、まずは猫のトイレ事情や排せつ行動の基本について見ておきましょう。

猫のトイレ事情

猫のお世話は大切です。毎日行なってあげなければいけないことはたくさんあります。食事や運動、ブラッシングなどを欠かしてしまうと、猫の健康に影響が出てしまいます。猫が食事をすれば、当然排泄するようになります。飼い主さんは猫のトイレのしつけや、排泄後の後片付けも日課にしなければいけません。

最初は楽しんで行なっていたお世話も、毎日続くと疲れてくることがありますね。トイレ掃除が好きな人は多くありませんから、出来れば楽したいと考えることもあるでしょう。

猫のトイレの平均的な回数はどれくらいなのでしょうか?

個体差はありますが、猫の排尿は平均1日2~3回、排便は1日平均1~2回と言われています。つまり、猫が1日トイレを活用する回数はだいたい3~5回ほどになりますね。

猫の排泄は自然なことなので、この回数に疑問を抱くことはありません。ただし、猫のトイレの後処理をしているのは飼い主さんなので、「ちょっと多いな」と感じることもあるでしょう。

トイレのお世話が大変

猫のトイレはどんなものでしょうか?多くの方はペット用のトイレ砂を活用しているのではないでしょうか?トイレ砂には排泄物を固めたり、ニオイを抑えたりする効果があります。飼い主さんが処理しやすいようにしてくれるのです。

もちろん、トイレ砂があるからと言って、飼い主さんの手間が全くかからないわけではありません。トイレ砂の上にずっと排泄物を放置しておくわけにはいけません。飼い主さんは1日に何度かトイレ掃除をする必要があるのです。

トイレ砂でなくペットシートを活用している飼い主さんもいることでしょう。いずれにしてもトイレ掃除の手間や回数が削減するわけではありません。

毎日続けば、猫のトイレ掃除を面倒に感じるものです。ずっと猫の側にいるわけではないので、トイレ掃除をすぐに出来るわけでもありません。

飼い主さんが外出するときはどうなるのでしょうか?1日丸々外出するだけでも数回分の排泄物が溜まってしまうことになります。これでは、衛生関係上良くありませんね。猫も気持ちよくないでしょう。

猫の中にはトイレ掃除されていないと、トイレ以外の場所で排泄する子もいるようです。お家に帰ったら、家の中のいろんなところに排泄物があるかもしれません。

このように、猫のトイレのお世話はなかなか大変です。

猫用水洗トイレがあれば…

飼い主さんの中には、「人間のようなトイレ設備があれば」と考える人もいるでしょう。人間のトイレは水洗トイレが一般的です。公共トイレのほとんどは既に水洗トイレとなっていることでしょう。

水洗トイレは排せつ物を水によって下水に流す方法です。排泄物の処理をすることがありませんのでとても楽で清潔です。

猫用の水洗トイレはまだ一般的ではありません。しかし、海外ではその需要から猫の水洗トイレが開発されているようです。日本ではまだその存在は広まっていませんが、もう少ししたら普及する可能性があります。

しかし中には、海外から猫用水洗トイレを購入したいと考える飼い主さんもいるかもしれません。そんな方のために、猫用水洗トイレについてメリットやデメリットをお伝えしたいと思います。

猫用水洗トイレのメリット

猫用水洗トイレのメリットはなんといっても手間が無くなることです。これまでは猫が排泄するたびにトイレ砂やペットシートを取り換えていたかもしれません。その手間が無くなります。飼い主さんが外出しているときでも、水洗トイレがあるなら安心できますね。

また、猫用水洗トイレは衛生面でも大きなメリットがあります。飼い主さんと飼い猫は同じスペースで生活するものです。

猫のトイレも人間の生活空間内に置かれていることが多いですよね。猫用トイレの中とはいえ、排泄物が放置されるのは衛生上良くありません。特に免疫力が下がっている場合や、身体の弱い赤ちゃんが同居している場合には感染症の危険があります。

猫用水洗トイレを活用するなら、すぐに水で流すことができるので、排泄物が放置されることがありません。衛生的にもベストな状態を保つことが出来るのです。

猫用水洗トイレのデメリット

猫用水洗トイレのデメリットについても考えてみましょう。猫用水洗トイレのデメリットは意外と多くあります。

まず、現段階ではあまり普及していないことが大きなデメリットとなります。販売している会社も少ないですし、猫用水洗トイレが壊れたときに修理できる人が少ないでしょう。

さらに、日本では猫用水洗トイレはほとんど販売されていません。猫用水洗トイレを活用したい方は海外製品に頼ることになりますが、購入後のフォローを含め、少し不安な点は多くなるでしょう。

また、猫用水洗トイレは価格が高いのもデメリットです。また水洗のため工事が必要な場合も多いので、導入には一苦労するかもしれません。

猫用水洗トイレを活用するということは、猫の排泄物が自動で掃除されるということです。これはお世話的には楽になるのですが、猫の体調管理という観点ではデメリットになります。

なぜなら、猫の体調は猫の排泄物によく表れるからです。猫が下痢になったり、軟便になったりするでしょうか?またウンチのニオイがいつもよりきついでしょうか?これは猫が消化器系にトラブルを抱えている証拠です。長く続くなら病気を抱えている可能性もあるでしょう。

また、猫のオシッコの回数も猫の体調を表わすものです。頻尿になったり、オシッコをほとんどしなくなったりするなら、猫の内臓にトラブルが生じている可能性があります。

猫の排泄物をよく観察するなら病気の早期発見にも繋がりますから、その排泄物の状況が観察できないのは大きなデメリットと言えるのです。もし水洗トイレを活用するとしても、定期的に排泄の頻度や、排泄物の状態を観察できるといいですね。

ここまで、猫のトイレ事情や、猫用水洗トイレについて考えてきましたね。これから、猫用水洗トイレとして有名なものをご紹介したいともいます。どちらも日本では手に入らないものですが、今後の参考には出来ることでしょう。

猫用水洗トイレ①:CATOLET

トイレの工事をしている男性

Africa Studio/shutterstock.com

「CATOLET」は猫用全自動水洗トイレです。人間用のトイレの横に設置して、水道と下水管と接続させてしまう本格的な猫用水洗トイレです。

特徴

猫が排泄する部分はメッシュ素材のベルトコンベアになっています。おしっこはそのまま下に流れ、うんちはベルトコンベアによって移動して下に移動するようになっています。

下に流れた排泄物はそのまま下水へと流されるようになっており、人間の水洗トイレとほとんど変わらに仕組みとなっているのです。

コンベアの回転や水洗タイミングなども設定することが出来るので、愛猫に合わせた設定が可能です。水洗トイレなどで故障や水漏れがきになるところですが、それらもアプリなどで通知してくれる設計となっています。

CATOLETは下水道に繋げる事によって排泄物をそのまま流す仕組みになっていますが、もし下水道工事が出来ないとしても、ホースで人間用トイレの中につなぐことができ、排泄物を人間用トイレから流すことも可能となっています。

CATOLETは人間用トイレの横に設置するため、ある程度の広さが無いと設置は難しいでしょう。また画期的なトイレではあるのですが、日本で販売されているわけではなく、今後の進展を待つ必要がありそうです。

猫用水洗トイレ②:CatGenie

トイレの便座の上に座っている猫

Bork/shutterstock.com

「CatGenie」も水洗式トイレです。こちらの商品はアメリカで販売されているものです。

特徴

CatGenieは猫のウンチをかきだし、オシッコを水流で洗い流してくれるようになっています。

CatGenieには乾燥機能が付いており、トイレ内をしっかりと乾燥してくれます。猫がトイレの中に入るたびに濡れてしまうことを防いでくれるのです。ボタン一つでトイレ掃除すべてを行なってくれるので飼い主さんの手間がおおいに省けます。

海外では人気の商品ですが、日本では販売されておらず、輸入するしかありません。購入後のアフターケアの点で不安がある商品です。

販売サイトも海外のものなので、そのあたりに詳しいようであれば購入を考えてみても良いでしょう。


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