猫が手で顔を隠す理由は?

ごめん寝ポーズ

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猫を飼っている方でしたらよく見ませんか?猫が前足で目を覆っているポーズや、土下座のようなスタイルで両前足を前に出しそこに顔をうずめるようなポーズです。

手で顔を隠して「ごめんなさい」と謝っているような姿で寝ていることから、こうした寝姿のことを「ごめん寝」とか「すまん寝」と表現することがあります。

かわいらしい寝姿に思わずほっこりしてしまいますが、どうして猫はこのような姿で寝るのでしょうか?寝ている間に何か謝っているのでしょうか?そんな夢を見ているのでしょうか?

猫が手で顔を隠して寝る時の猫の心理や理由についてみてみましょう。

眩しいから

猫が目を隠すような格好で寝るのは「眩しい」からという理由があります。猫は人間よりもずっと視力がよく、特に動体視力が鋭い動物です。そのため蛍光灯の光が苦手なのです。

というのも蛍光灯は、発光する際に私たち人間には気づかないようなレベルで点滅をしているのです。蛍光灯の寿命が近づくと点滅の残光時間が短くなるため、点滅の間隔が目立つようになり、蛍光灯の替え時と判断する方も多いでしょう。

普通の人は蛍光灯のこの細かい点滅(ちらつき)を感じることはありませんが、敏感な方の中にはチカチカするのが気になるという方もいるようです。猫は人間よりも動体視力が大変優れているため、この蛍光灯のちらつきが気になるようです。

また私たちも気づく人は少ないと思いますが、蛍光灯は安定器から小さな「ブーン」という音が発せられています。私たちは気づかなくても聴覚の優れた猫はこの音も察知しますので、チラチラしたちらつきに加え、ブーンという音のなる蛍光灯を苦手としている子は少なくないようです。

もちろん子猫のころから蛍光灯の下で暮らしてきた猫でしたら慣れているかもしれませんが、やはり太陽光は問題なくても蛍光灯の光は苦手という猫は多いようです。

特に寝ているときには蛍光灯のちらつきや明るすぎる蛍光灯の光を眩しく感じるようです。こうしたちらつきや明るさが気になるために手で目を覆い、自らの手による「アイマスク」をしているのでしょう。

うるさいから

猫が手で顔を覆うようにして寝る別の理由は「うるさいから」ということも考えられます。

上記でも少し述べましたが、猫は人間よりも優れた聴覚を持っており、なんと人間の3倍もの聴覚を持っているといわれています。人間の聴覚は2万ヘルツなのに対して、犬は4万ヘルツ、猫は6万ヘルツということです。

なんと20メートルも先にいるネズミの音も聞き分けられるほどだといわれています。ですから人間には聞き取ることが出来ない超音波さえも聞き取ってしまうんです。

つまり私たちには気にならないような音も聞こえますし、私たちが気にならないような音であっても猫にとってはとても大きな音として聞こえているのかもしれません。

また、私たちは寝てしまうと周りで騒いでいたとしても聞こえてきませんよね。しかし猫の場合は寝ている間も聴覚がずっと働いているので、音に対してはとっても敏感なのです。

これは猫が自然界の中で捕食していたからです。自然界の中では猫は獲物を捕らえて生活してきましたが、捕食するものでもあり捕食される身でもあったわけです。

ですからいつ敵に見つかるかわからないため寝ているとはいえ熟睡はしていないのです。浅い眠り状態のため何か音がしたらすぐに起きて、身を守ることが出来ていました。

上記でも述べましたが、蛍光灯は安定器から非常に小さい音ですが「ブーン」という音がしているため、こうした小さい音でも猫にとっては気になってしまうのでしょう。

このように聴覚の優れた猫は、寝たいのにうるさいと感じるときに顔を隠すようにして寝ます。下を向いて寝れば耳も下を向くため音を遮断することが出来ます。また自分の前足で顔を覆えばさらに音を遮断できますね。

子猫気分から

さらに猫が顔を覆う理由として考えられるのは「子猫の気分でいる」ことも関係しているのではないかと思われています。

この場合は自分の手を使うというよりは何か物に顔をうずめるといった感じです。柔らかい布団やクッションに顔を埋めたり、飼い主の腕などの身体に顔をうずめることもあります。

これは子猫が母猫に甘えるときのしぐさに似ているといえます。柔らかいものは母猫の感触に似ているため甘えたくなって、子猫の時の気分になって顔を埋めてしまうのかもしれません。特に母猫から授乳してもらう時のスタイルですね。

こうしたことから、猫が何かに顔をうずめていたら甘えたい気持ちの表れともとることができるのではないでしょうか?

ヘッドプレッシングが原因

もう一つは注意が必要な理由です。土下座するような姿で寝ている「ごめん寝」ポーズは、これまで見たように眩しいとかうるさいなどの理由が考えられました。

ごめん寝ポーズと似たようなスタイルで、猫が壁に頭を付けたままじっとしていることがあります。こちらも見た目はまるで「反省しています」のようなスタイルなのですが、もしも愛猫がこのポーズをしていたら危険かもしれません。

長時間壁に頭を押し付ける「ヘッドプレッシング」と呼ばれるこの行動は、脳にウイルスが感染していたり損傷していたり、神経疾患、脳腫瘍、脳卒中、中毒など何らかの病気になっている可能性があるのです。

そのため愛猫が何の理由もなく壁に頭を押し付けていたら、「なんてかわいい姿で寝ているのかしら」と思わずにすぐに専門医に見てもらいましょう。

他にも円を描くように歩き回っていたり、床に頭をこすりつけていたり、部屋の隅でじっと動かないでいたり、壁をずっと見ているなどの異常行動が見られることもあるかもしれません。こうした症状も見られたら、迷わずに動物病院で見てもらいましょう。

猫が顔を隠しているときどうしたらよい?

猫と電球の光

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ここまで猫が手で顔を覆っている、目を隠して寝ている理由についてみてきました。大きな理由は2つ「眩しい」ことと「うるさい」ということです。

眩しくてうるさいんだったら他の場所に行けばいいのに、と思いたくなりますが、やはり猫も大好きな飼い主のそばにいたいのかもしれませんね。それか眠くなってそのまま移動したくないのかもしれません。

手で目を隠して寝ている姿を見るのはかわいらしいのですが、猫からしたら眩しくて目を覆っているわけなので、もしかしたら大きなストレスを感じているのかもしれません。

私たち人間も電気をつけたまま寝ると睡眠の質が良くないため、熟睡できず疲れがよく取れないことがあるようです。最近はスマートフォンやタブレットの明かりも目や脳に良くなく、睡眠が妨げられる原因だといわれていますね。人間にとっても明るい部屋での睡眠がよくないのでしたら、猫にとっても同じでしょう。

特に猫は一日の14時間ほどを寝て過ごす動物だといわれています。そのため夜も電気がこうこうとついたままでは、猫も熟睡できないのではないでしょうか?明るくてよく眠れないことは猫にとってもストレスとなるはずです。

では手で顔を覆っている猫の姿を見たら何かできることがありますか?どうしたらよいでしょうか?

猫の寝る場所を暗くする

一番良いのは部屋を暗くしてあげることですが、飼い主さんと猫が同じ部屋で過ごしているならそういうわけにもいかないでしょう。

そこで猫が寝るスペースだけでも暗くする工夫をしてはいかがでしょうか?例えば猫が寝るベッドのところにブランケットをかけて光が当たらないようにする。段ボールを活用して寝床にするなどの工夫ができます。

ブランケット1枚掛けるだけでも光はだいぶ遮断できますし、猫が大好きなダンボールを上にかぶせても良いでしょう。段ボールをくりぬいてハウスにするのも一つの手です。

他にも部屋自体の照明を変えてしまうこともできます。蛍光灯は明るすぎてチカチカするということなので、柔らかい光の白熱灯やLEDに替えるだけでも猫への負担は軽減されるはずです。蛍光灯を止めれば「ブーン」という音もなくなるので猫にとってよりよいはずです。

静かにする

猫が寝始めたら静かにしてはいかがでしょうか?いつもよりも声のトーンを押さえたり、テレビのボリュームを下げたりすることもできます。聴力の鋭い猫は大きな音に敏感です。大きな音を立てないように注意しましょう。特に手で顔を覆っていたらなおさらです。

起こさずに寝かせておく

眩しい、うるさいという理由のほかにも、顔を埋めるような形で寝ているときは甘えていることがあるとも見ましたね。

もしかしたら母猫のことを思って寝ているのかもしれません。ですから布団や毛布などに顔を埋めて寝ているときは起こさずに、そのまま寝させておきましょう。母猫を思って甘えているのですから、そんな幸せな時間はそのままにしておいてあげたいですね。

情報提供元:mofmo
記事名:「猫が手で顔を隠して寝るのはなぜ?寝相や寝姿から分かる猫の心理とは