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猫には不思議な力がある?!猫が持つ7つの不思議な力を紹介!


猫の不思議な力

かわいい顔をして見つめる猫

PHOTOCREO Michal Bednarek/shutterstock.com

ある時は神と崇められ、ある時は魔女の化身として恐れられ、また飼い主と一緒に埋葬されるほど愛されるなど、人間の生活に深くかかわりあってきた猫。猫にはどこか不思議な魅力がありますよね。

それとともに猫には不思議な力があるのではないかと考えられてもきました。マイペースでつかみどころのない性格をしているためにそう考えられてきたのかもしれません。

そこで今回は、猫の不思議な力にスポットを当ててみます。世界各地からの報告や一般的に言われていることなども含めて、猫の不思議な力の数々をお楽しみください。

1.猫は人の死を予測できる!?

病気の女性に寄り添う猫

Africa Studio/shutterstock.com

人間すべてが逃れることができないのが死です。生きている以上必ず死ぬことは知っていますが、いつ死ぬかはわかりませんよね。

しかし、アメリカの北東部ロードアイランド州にある「Street House Nursing and Rehabilitation Center」にいるオスカーという猫は、患者の死を予知するというのです。

オスカーが同施設に引き取られたのは2005年、オスカーがまだ子猫の時です。一見普通の三毛猫ですが、患者の死期を感じ取ることができるというのです。アルツハイマー病やパーキンソン病などの患者を収容している認知症セクションで育てられたオスカーは、患者が死ぬ数時間前になると息を引き取るまで添い寝をするようになりました。

もちろん死期に至らない患者のところに行くこともありますが、背中を丸める独特の仕草は死期が迫った患者の時にしかしないことにスタッフは気づいたようです。2010年の時点で50人近くの患者の死期を予測したというデータが残っており、オスカーが患者に添い寝したら家族を呼び寄せるようにしたとも言われています。

どうしてオスカーは患者の死期を予測できるのか、科学的な根拠はありません。死の直前に何かしらのニオイが発せられ、そのニオイを嗅ぎ分けることができるのではないかと考えられています。オスカーが死を予測できる理由は解明されていませんが、猫が持つ不思議な力として話題になりました。

オスカーは患者に死をもたらす死神としてではなく、患者の死期に寄り添ってくれる猫、または患者の死期を家族が見守れるようにしてくれる優しい猫として感謝されているとのことです。

2.体内時計がある

飼い主からご飯をもらって食べている猫

Africa Studio/shutterstock.com

猫と言えば規則正しい生活をすることでも知られています。猫だけではなく他の動物にも体内時計はあると言われていますが、猫は目覚まし時計を使わなくても毎朝同じ時間に飼い主を起こしに来るため、猫の体内時計はひときわ正確だと言えます。

1976年に行われた実験によると、猫は時間の長さを区別することができるようです。猫は体内時計で時間を測ることができるということなのでしょう。猫の体内時計は太陽の光を浴びてリセットするようです。こうして毎回調整される体内時計が猫の規則正しい生活に寄与していると考えることができます。

猫が体内時計を持っている理由として、薄明薄暮性の動物であることを挙げる人もいます。夜中に大運動会をすることがあるので猫は夜行性だと思っている人もいますが、実は夜行性ではありません。猫は夕方と朝方の薄暗い時間帯、つまりネズミや小鳥など猫の獲物となる小動物が活動し始める時間帯に活動する動物です。

本能的に猫は夕方と朝方の薄暗い時間に活動的になります。この本能がしっかりとしみ込んでいるので正確な体内時計があると言われているようです。

室内飼育されている猫は獲物を探しに行く必要がありませんが、飼い主がくれる餌の時間を覚えていて、その時間が来るとおねだりしに来ると言われています。その時間があまりにも正確なので飼い主はビックリすることでしょう。

また猫の体内時計は、飼い主の生活リズムの影響を受けます。最初は夜中に活発になって大運動会を開催していたような子でも、飼い主と一緒に夜になったら寝て、朝になったら飼い主と同時に起きてくるようになります。

猫を飼っている人の中には、飼い主の1週間の生活パターンを猫が記憶しているという人もいます。つまり月曜から日曜までの出来事を記憶してそのパターンに従って生活しているというのです。ある飼い猫は、月曜日から金曜日までは早朝に飼い主を起こしに来るのに、土曜日と日曜日は遅い時間までゆっくり寝ているそうです。飼い主の仕事の曜日を覚えてしまったのでしょう。

猫の体内時計の正確さは、単独行動をする動物と集団行動をする動物の違いにもよると言われています。人間や犬は集団で行動するので、誰かが「朝ですよ~」と声をかけてくれます。しかし単独行動をする猫は、自分で規則正しい生活をしなければ誰も起こしてくれません。猫は自分で自分の生活をしっかりと律することができているんですね。

3.シックスセンスを持っている

何かを一点に見つめている猫

elwynn/shutterstock.com

シックスセンスと言えばブルース・ウィルスとハーレイ・ジョエル・オスメントが主演のミステリー映画が有名ですよね。この映画は、シックスセンス(第六感)によって死人が見えてしまうコール少年と、その悩みを告白された小児科医のマルコムが共に解決策を探していく、という内容です。

猫もこのシックスセンスによって死人が見えているのではないかと考える人がいます。なぜなら猫はわたしたちが見えない何かをじっと見ているような仕草をすることがあるからです。「あれ?誰かいるのかな?」と思ったら誰もいなかったということはありませんか?まるで誰かがいるかのようにじっと見ていますし、時にはその方向を見ながら唸りだすことさえあります。

猫がシックスセンスを持っているのかどうかは定かではありません。しかし猫の嗅覚や聴覚は人間に比べてはるかに優れていると言われているので、もしかしたら人間が察することのできないほどの微小なニオイや音を聞き取っているのかもしれませんね。そしてその方向に向かって興味を示している、または警戒心を示していることが考えられます。

4.地震の予知ができる

高い所に登って何かを見つめている猫

Peter Gudella/shutterstock.com

2011年に起きた東日本大震災の時の様子を調べたところ、猫がいつもと違う様子を見せたと答えた飼い主がいたようです。多くの動物が本能的に自然災害を感知することができると言われていますが、猫も地震の前に異常行動を起こすことが確認されています。

異常行動として挙げられるのが、センサーとしての働きをするヒゲをピンと張って一点を見つめているとか、家の中を走り回ったり歩き回ったりし、外に出たがったりすることなどです。また高いところに登って降りたがらない猫もいるようです。本能で高いところにいれば安全だということが分っているのでしょう。いつもと違う異常な鳴き方をする子もいるとされています。

猫が地震を予知できる理由として、人間や人間が作った計器では測ることのできない微小な揺れを猫は感知することができると考えられています。また、地震によって岩盤の割れ目から発生する静電気を感知しているとか、磁場の変化を感知しているとも言われています。いつもと様子が違うので落ち着かないのでしょう。危険を感じて本能的に逃げようとしているのかもしれません。

自然災害はわたしたちにとって恐ろしいものですが、怖がっているのは猫も同様です。普段から自然災害に備えておきたいですね。もしもの時に愛猫が教えてくれるかもしれません。そんな時は愛猫も含めてどのように対策をとるか考えておくようにしましょう。


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