夏にぴったり!?話題のライオンカット
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暑い時期が近づいてくると、暑さ対策が話題になりますよね。私たち人間の間でもクールビズなどの画期的な方法が採用されていますが、猫たちにも同じような暑さ対策が必要かもしれません。
「ライオンカット」と呼ばれるスタイルをご存知でしょうか?夏の時期が近づくと、愛猫の被毛を短くカットしたいと思うかもしれません。最近ではその一環でライオンカットというものが流行っています。
SNSなどでライオンカットの猫がたくさん拡散されています。初めて見た時はビックリするかもしれませんが、見慣れてくると可愛らしく感じるものです。
自分の愛猫をライオンカットにしてみたいと思うでしょうか。ライオンカットにするためにはいくらか知っておくべきことがあります。ライオンカットにはメリットだけでなく危険も潜んでいるからです。
これからライオンカットの方法やメリット、更にはその危険性などについても扱いたいと思います。まず最初に、ライオンカットに関する基本的な情報をお伝えします。
ライオンカットとは
ライオンカットとは猫のヘアスタイルの名称です。ライオンは身体の被毛が短く、顔の周りのたてがみが印象的です。ライオンカットはそのようなライオンの特徴に似せたカットのことなのです。
ライオンカットにする猫のほとんどは長毛種や中毛種です。もともと長い被毛を持っていますが、頭以外の部分を短くカットします。バリカンで単毛種ほどの短さにカットしたり、それよりもさらに短くほとんど被毛が無いほどまでにカットしたりするのです。
頭の被毛はそのままですので、身体の被毛は短く、頭の周りだけ被毛が伸びている状態です。この姿がライオンの特徴に似ていることから「ライオンカット」という名前が付くようになりました。
サマーカットのひとつ
ライオンカットはサマーカットと呼ばれるカットの1つです。サマーカットとは読んで字のごとく、夏仕様のカットです。暑さに対処するために被毛を短くカットするのです。
サマーカットにはいくつかの種類があります。短毛種ほどの長さにカットするショートカットや、それよりもさらに短くカットするベリーショートカットなどがあります。他にも見た目重視のデザインカットなどもあります。
ライオンカットはその見た目からデザインカットに含まれると考えられていますが、もともとは見た目のためにカットされたものではありません。どうしてライオンカットが生まれたのでしょうか?
ライオンカットにする理由
ライオンカットは初めからライオンを意図して出来たものではありません。
当初はサマーカットや皮膚病治療のためのカットから来るものでした。それらの目的で胴体の被毛を短くカットするのですが、顔の周りは敏感な部位が集まっています。無理にカットするのは危険なので、頭だけをそのままにしておいたのです。
身体の被毛だけカットされた姿がライオンのように見えることから、次第にライオンカットという名前が付いていきました。可愛らしい見た目から、見た目目的でカットする人が増えてきたというわけです。
頭だけでなく手足の被毛を残すことで、よりライオンに近いカットにすることも増えてきているようです。もともとは安全のためにライオンカットしていたのですが、最近では見た目重視で行う人も多いということでしょう。
ライオンカットにしたいと考えているなら、ライオンカットにしたい理由をじっくりと考えてみることをおすすめします。
ライオンカットにするには?
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愛猫をライオンカットにするにはどうすれば良いでしょうか?
ライオンカットは基本的にペットサロンでしてもらうようにしましょう。動物病院でもカットしてくれることもありますが、病院は猫の健康を優先します。ですから皮膚病を患っていない猫をライオンカットにはしてくれないところもあります。
ペットサロンであっても暴れる猫には難しいかもしれません。猫がカットを受け入れてくれて、なおかつカットを了承してくれるペットサロンがある場合にのみ、愛猫をライオンカットに出来るでしょう。
もちろん、バリカンを買って自分でライオンカットにすることもできます。しかし、素人のカットは猫を傷つけたりストレスを与えたりすることに繋がります。ライオンカットにはデメリットもありますから、するのであれば専門家に任せましょう。
ライオンカットの料金
ライオンカットをペットサロンに任せるとどれくらいの料金になるのでしょうか?一般的な相場をご紹介します。
カットは被毛が長い方が大変です。ですから、短毛種の方が長毛種に比べて料金が低い傾向にあります。短毛種は1万円前後でカットしてくれるところが多いでしょう。長毛種は1万4000円前後でしてくれるところが多いようです。
決して安くはない料金ですが、トラブルを避けるためにも自分では無くプロの方にカットしてもらいましょう。
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