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チワワが震えるのはなぜか?それには二つの理由があった!


チワワが震えるのはなぜ?

寂しげなチワワ

SmileonBow/shutterstock.com

犬は言葉を話して自分の意思を伝えることができないので、体で表現して飼い主さんに自分に気持ちを伝えます。吠えたり飛び跳ねたりと元気で強気な様子ならいいのですが、ブルブル震えたりすると心配になりますね。

細くて小さな体のチワワはよく震える犬種と言われていますが、その理由にはどのようなものがあるのでしょうか。体の小さいチワワが震えていると寒いのか、どこか調子が悪いのではないかと心配になりますね。

チワワは世界最小の犬種です。片手でひょいと持ち上げることができるくらい軽くて小さいので、ついつい甘やかして溺愛してしまうという飼い主さんも多いのではないでしょうか。あまりに小さいのでか弱い犬のように思えますが、実は自意識が高く、大型犬に向かっていく気の強いところがあります。

その反面とても甘え上手なところがあり、その可愛さにしつけを怠るとわがままな犬になることがあります。たとえば吠える・分離不安・留守番ができない・噛むといった問題行動が見られるようになってしまいます。どれもチワワ本来の性格というよりは、可愛さゆえの甘やかしの結果と言えるのではないでしょうか。

チワワはよく震える犬種だと言われています。確かに皮下脂肪が少なく寒がりなので、気温が低いと震えることも多いですが、社会化不足からくる怯えや震えである場合も少なくありません。小さい頃からの生活習慣によって学ぶ必要のあることを怠ってきた結果ということになるでしょう。

チワワが震える理由や原因を知ることで、震えの先にある問題行動を未然に防ぐことにつながるでしょう。また、チワワの震えには病気が原因のこともあるので、注意しておきたい震えについて知っておくことにより、いざという時に飼い主さんも慌てずに対処することができるでしょう。

ここではチワワが震える理由を詳しく解説します!

感情表現としての震え

怖い?

Elena Krivorotova/shutterstock.com

犬の震えには感情表現としての震え身体的な理由からの震えがあります。まずは愛犬をよく観察して、震えの原因を見極めることから始めましょう。感情表現としての震えはどのような時に見られるのでしょうか。

1.緊張・不安

犬は極度の緊張状態におかれると震えが出ます。病院へ連れて行かれたときや初めから知らない場所では、緊張感や不安などの感情を表す震えがでることがあります。外出時において、初めて出かける所や苦手な場所などで耳を後ろに倒して、しっぽをお尻に巻き込んで震えていることはありませんか。

病院のようにあらかじめ苦手だと分かっている場所などは、待合室で待たずに順番が来るまで車や院外で待つようにすると、震えを抑えることができます。

極度に怖がりなチワワの震えは、社会性の不足が原因であることが考えられるでしょう。社会性ができていないと外のすべてが怖く、どこに行っても震えが止まらず、一歩も歩けなくなってしまうということになりかねません。

子犬の社会期にはできるだけ多くの経験をさせて、外にも楽しいことがあることを教えてあげましょう。

子犬の社会期に経験しておくべきことを知らずに育つと、ほかの犬を見ても人が寄ってきても、車の走る音にも怖さと緊張から震えが止まらないという状態になります。

社会化不足は震えだけでなく、極度の緊張や不安が続くと敵とみなしたものから自分を守ろうと激しく吠えかかったり、噛みついたりと問題行動へとつながっていってしまいます。

またチワワは小さくてか弱く見えるので、怖がりだからと震えるとすぐに抱き上げたり過保護に育てたりすると「分離不安症」になります。分離不安症とは、飼い主さんが自分のそばからいなくなることへの不安から極度の緊張状態になり、呼吸が早くなり震えたり鳴き続けたりする精神疾患です。

分離不安が進むと極度の不安から震えだけでは収まらずにパニック状態になって、家具を壊したりソファーをかじったり、部屋中に粗相をしたりすることもあります。

分離不安からの緊張はかなりのストレスがかかっているので、問題行動を起こす前に対処していくようにしましょう。最初から長時間ひとりにさせるのではなく、短時間から少しずつ行いましょう。

ひとりでも楽しく過ごせるような工夫してあげることや、ひとりになっても飼い主さんが必ず待っていれば帰ってくることを理解して安心させてあげることが大切です。ひとりでも安心して過ごせるようにしつけることは、愛犬にとっても飼い主さんにとっても一緒に穏やかな生活を送ることにつながるでしょう。

2.恐怖

チワワが身体全体が震えて耳を後ろに倒して怯えているときは恐怖を感じているときです。雷・花火・掃除機の音、工事の音など、大きな音や聞き慣れない音には恐怖を感じて震えることがあります。

また、家族内でケンカが起こったときにも大声や低い声に怯えることがあるでしょう。愛犬のいる場所で大声で言い争いをしないようにすることを家族みんなで心がけましょう。

雷が鳴っている時にはそばに引き寄せてあげましょう。優しくなだめてあげたり、落ち着く空間を作ってあげたりすることによって恐怖を緩和することができるようにしてあげられます。

普段から苦手な音に少しずつ慣れてもらえるように、花火の音を録音したものを音量を小さくして聞かせることもできるかもしれません。

3.興奮

飼い主さんが帰宅したり、大好きなおもちゃを手に入れたりするとチワワが嬉しすぎて震えることがあります。そのまま興奮してオシッコをしてしまうこともありますので注意しましょう。興奮による震えはすぐに落ち着くことが多いでしょう。

身体的な理由からくる震え

寒そうなチワワ

Phuttharak/shutterstock.com

感情表現としての震えは飼い主さんが愛犬の生活環境やしつけを見直すことによって対処することができますが、身体的な理由で起こる場合には、飼い主さんが早急に対処したり専門家の助けが必要になったりします。そのときの状況や身体の変調を見逃さないようにしましょう。

では、チワワが身体的なものから震えてしまうどんな要因が考えられるでしょうか。

1.寒い

人間は寒さを感じると、体が震えて体内から熱を放出して体温調節します。チワワも同じように、寒いとブルブルと震えて体内から熱を出して低体温になるのを防ぎます。

身体が小さいチワワは体温調節がとても苦手で、皮下脂肪が少なく寒さに弱い犬種です。チワワは寒さに対する抵抗力が弱いため、頻繁に震えて体温を保とうとします。

気温が低いときや屋外の風が強いときだけに震えが出る場合は、寒さが原因の震えでしょう。散歩には洋服を着せたり、室内を暖房したりするなどして寒さを防いであげる工夫をしましょう。

暖房器具を使う際には直接当てることは避けます。毛布やブランケットなどで寒さ対策を行うことができます。

2.身体の不調

震えの原因が不安や恐怖、寒さからでもない場合には、何かの身体の不調を訴えている可能性があります。生後3~6か月の子犬に多く見られるものとして低血糖症からくる震えがあります。

子犬の低血糖症は、長時間空腹が続いたり食事の量が少なすぎたりすることによって起こります。血糖値が急激に下がることで低血糖になるのです。

血液中の糖分が減ることで細胞に栄養がまわらなくなり、ぐったりして激しい震えや痙攣をおこしてしまうことがあるでしょう。

少食なのに活発な子犬は低血糖になりやすので、注意して愛犬の様子を観察しましょう。低血糖症だと思われるときは、はちみつや濃い砂糖水を犬の口の中の上あごに塗ってあげてください。

自分で身体を動かし立ち上がれるようになったら、ドッグフードを食べさせてあげましょう。ドッグフードが食べられて普通に歩けるようであれば心配はないでしょう。

何度も低血糖を起こすようであれば、一度かかりつけの動物病院で診てもらうことをおすすめします。成犬の場合には低血糖症は大型犬に多く見られ、空腹や興奮、過激な運動、糖尿病が原因で起こります。

痛みを感じる不調においても震えることがあるでしょう。関節炎やヘルニアなどになる強い痛みが出るため震えが出ます。

足を引きずったり、痛みのために動けずにうずくまるようになったりします。身体に触れられるのを嫌がったり、抱き上げた時にキャンと鳴いたりすることもあるでしょう。痛みや外傷がある場合には、しきりにその場所を舐めたりしていることもあるでしょう。

玉ねぎやチョコレートなど犬が食べると中毒を起こすものを食べてしまった場合に、突然の震えや嘔吐、下痢などを起こすことがあります。震え以外にも症状がある場合には、早急な治療が必要です。

中毒症状がひどいときには泡を吹いてしまうこともあるので、すぐに動物病院で診てもらいましょう。中毒を起こした食物が分かっているときには、それを一緒に持っていくようにしてください。

雨の日に足や身体の震えが見られ、体調が悪くなるときには水頭症の可能性もあります。水頭症は脳の中の髄液が増えることで、脳内が圧迫されて神経麻痺を起こす病気です。

震えと共に痙攣やうまく歩けないなどの症状が現われているのであれば、すぐに動物病院で診てもらうようにしましょう。脳が関係する震えにはてんかん発作もありますが、てんかんは通常数秒から数分で発作が治まります。

3.高齢

人間も同じですが、チワワも高齢になると意識とは関係なく脚や下半身などが震えることがあります。歩行にも支障をきたすようなら、介助グッズを利用するなどして対処していきましょう。

高齢が理由で関節が痛むこともあるので、触ったときに痛がるようならかかりつけの動物病院で診てもらうことをおすすめします。


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