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「飛行犬」を撮影する方法が知りたい!撮影会の参加方法や個人で撮影する注意点を解説


飛行犬を撮影する方法とは

飛行犬

OlgaOvcharenko/shutterstock.com

「飛行犬」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?テレビなどで取り上げられたこともあるので知っている人もいるかもしれません。

飛行犬とは、犬が全力で走っている時に空中でまるで飛行機のように飛んでいるように見える瞬間を収めた写真のことを言います。実際に飛行犬を見たら、我が家の愛犬も同じように写真に収めたいと思うに違いありません。

躍動感のある迫力満点の写真ですが、どのようにして飛行犬が始まったのでしょうか?これにはとあるドッグランでの、とある写真家が関係しています。

飛行犬の歴史や、生き生きとした愛犬のステキな瞬間を写真に収める方法についてご紹介します。個人で飛行犬の撮影はできるのか、撮影会に参加する方法についても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

飛行犬って何?

まずは、飛行犬に関しての基本情報を押さえておきましょう。

犬が全力疾走すると、4本足がすべて地面から離れる瞬間があります。宙に浮いている瞬間で、飛行機のように空を飛んで見えますが、その瞬間の写真のことを「飛行犬」と言います。

まるでスーパーマンのようだと言う人もいる非常にユニークな写真です。犬それぞれの表情や特徴が浮き出ていて、見ているだけでも笑顔がこぼれてしまいます。

躍動感があっていつもと違う愛犬の姿が写真に収められることから、愛犬家の間で話題になり人気を集めるようになりました。

飛行犬として最初に紹介されたのも、もともとはプロの写真家が高性能のカメラを使用して撮影したのだったので、素人が偶然に撮ったものとは比べ物にならないほどの出来でした。愛犬が空を飛んでいるだけでなく、写真としてのクオリティーが非常に高いのも特徴です。

飛行犬の歴史

飛行犬が誕生したのは2005年のことです。兵庫県淡路島にある南あわじドッグランで、写真家の的場信幸さんが犬専用の写真スタジオをはじめました。本人曰く最初は全然お客さんが来なかったそうです。それで、空いているドッグランで犬を思いっきり走らせて撮影してみることにしたそうです。

長ダマと呼ばれる超望遠レンズで撮影していると、宙に浮いた犬の姿を収めることができ、こうして飛行犬という撮影スタイルができるようになりました。「飛行犬」という名前は雑談中に出てきた表現で、これに決まると商標登録も取得しました。

飛行犬が世間に知られるようになったのは、撮影データをCD-Rという形で顧客に渡すようにしてからです。顧客が愛犬の飛行犬姿をインターネットで公開するようになると、だんだんと全国に広がるようになりました。現在では西日本と東日本に拠点を作り、北海道から九州地方まで全国から顧客が撮影依頼をするようになっています。

「飛行犬」は有限会社淡路デジタルの登録商標として2009年に登録されました。的場信幸さんは元祖飛行犬写真家として活躍しており、各撮影会場ではプロの飛行犬専属カメラマンによる撮影会が開かれています。2019年からはSONYα9により秒間20コマの撮影が可能になり、飛行犬の撮影の確率がアップしています。

飛行犬カメラマン的場信幸 公式サイト

飛行犬の撮影会場

ジャンプする犬

alexei_tm/shutterstock.com

飛行犬の撮影会場は北海道から九州地方まで全国にあります。ホームページに撮影会のお知らせが掲載されているので確認してみてください。

撮影会場は北海道・東北エリアだと北海道千歳市のACIUドッグランパーキング、北海道旭川市のローズドッグラン、青森県八戸市のドッグランてくてくピクニック、岩手県北上市のドッグワン北上、福島県磐梯スノーDogsなどがあります。

関東甲信越エリアには東京都江東区のお台場ドッグリゾート、愛犬ヴィレッジ東新宿、イーノの森DogGarden、スーパービバホーム豊洲店、東京都あきる野市のわんダフルネイチャーヴィレッジ、神奈川県平塚市のDOG DEPT湘南江ノ島店、湘南銀河大橋ゴルフ、千葉県八街市の小谷流の里ドギーズアイランド、埼玉県幸手市のドッグパーク幸手、

茨城県茨木町のドッグランひぬま、栃木県日光市のペットリゾートカレッジ日光、マウントジーンズ那須那須ゴンドラ山頂、那須どうぶつ王国、山梨県山中湖のドッグリゾートwoof、群馬県前橋の世界の名犬牧場、長野県のDOG DEPT GARDEN軽井沢店、新潟県猪苗代町のウェリナ・ドッグパークなどがあります。

東海エリアだと静岡県浜松市の犬の森POM、静岡市の陽だまりドッグラン、冨士宮市の富士山わんわんマルシェなどがあります。そして西日本エリアは兵庫県南あわじ市の南あわじドッグラン、広島県広島市のLAUGHTER、岡山県岡山市のドッグラン&カフェBowWow、鳥取県八頭群のペットサポート&スポーツフィールドカニス、西伯群の大山森の国ドッグランなどがあります。

四国エリアには愛媛県松山市のドッグラン&カフェテリアKONG、高知県高知市春野町のDog and Seaなどが、九州エリアには福岡県糸島市のファームリゾート糸島、熊本県熊本市のくまもとドッグランもりのみやこ、大分県由布市の由布院ガーデンホテルドッグラン&リゾートなどがあります。

これらは飛行犬撮影会場の一部ですので、詳しい情報はホームページから確認するようにしてください。

飛行犬撮影所 東日本本部ホームページ

飛行犬の撮影会に参加する方法

撮影会は予約でいっぱいになって飛び入り参加ができないことがあるので、できるだけ予約をしてから参加するようにしましょう。予約のキャンセルは理由なしでも受け付けているので気軽に申し出ることができます。予約していると悪天候などによる中止の案内も受けることができます。

電話で予約する場合は、希望する撮影会の案内ページの予約番号に電話して予約することができます。撮影会場ごとに予約電話番号と受付時間が違うので注意しましょう。

インターネットで予約する場合は3か月前から24時間の受付で予約することができます。空き情報なども確認できるのでおすすめの予約方法ですよ。自動返信の確認メールが来たら予約完了です。電話予約のみ受け付けている会場もあるので注意しましょう。

予約した日時に撮影会場に行き、受付を行います。オプション品のサンプルや説明を受けることができます。撮影時間は犬によりますが、1頭当たりだいたい3分~15分くらいです。

飛行犬の撮影会での注意点

撮影は犬が走るコースを決めて、スタート地点で犬を押さえてゴール地点で飼い主が犬を呼んで走らせることによって行います。スタート地点とゴール地点に2人が必要になるので、できれば2人での参加が望ましいとされています。

1人で参加する場合は撮影スタッフがスタート地点で犬を押さえてくれますが、犬との相性が良くないと緊張して走りに影響が出ることもあるようです。

撮影会場によってはサポート料が発生したり、撮影スタッフがいないために1人での参加に対応できなかったりする場合もあるようです。撮影参加の予約の際に確認しておくことをおすすめします。

撮影は犬に服を着せても可能なので、あらかじめ服の持参をして準備するようにしましょう。また、できるだけ早く走ることによって良い写真が撮れるので、撮影前に愛犬がドッグランや遊びで疲れてしまわないようにしましょう。犬が走ってくれないと飛行犬にならないことがありますが、全体の95%は成功しているのであまり心配する必要はなさそうです。


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