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雑種猫の魅力を解説!雑種は種類が多くオンリーワンが見つけられる!


雑種猫の基本情報

気持ちよさそうに寝る三毛猫

Sari ONeal/shutterstock.com

日本で一番飼われている猫と言えば何が思い浮かびますか?アメリカンショートヘアー?それとも最近人気があるスコティッシュフォールドでしょうか?これらの猫種も人気ですが、最も数が多いのは「雑種猫」でしょう。雑種というと野良猫のようなイメージを持つ方もいるかもしれませんが、雑種猫は魅力いっぱいと言える純血種以上のメリットがあります。

日本の雑種猫の種類にはどのようなものがあるのでしょうか?またそれぞれの雑種猫はどのような特徴と性格が見られるのでしょうか?日本の雑種猫の魅力についてご紹介したいと思いますので、一緒に見ていくことにしましょう。

雑種猫とは

雑種は「種類が入り混じる」という意味を持ちます。雑種猫は、その名の通り2種類以上の品種を繁殖させることにより生まれた猫のことで、組み合わせしては、純血種と雑種、雑種と雑種、純血種と純血種といった種類があります。

多くは地域の野良猫が自然交配することによって誕生しますが、人間の手により意図的に作られた「ハーフ猫(異なる血種を親に持つ)」「ハイブリッド猫」として雑種と区別する場合もあります。「雑種=野良猫」というイメージを払しょくするためなのか、最近では雑種猫を「交配種(交雑種)」「ミックス」と呼ぶことも多くなっているようです。

日本において、純血種と雑種の割合はどのくらいなのかでしょうか?一般社団法人日本ペットフーズ協会の調査「全国犬猫飼育実態調査」によると日本で飼育されている猫の実に80%以上が雑種猫であるという結果が出ているそうです。日本の飼育頭数は900万頭ほどですので、その80%となるとものすごい数と言えますよね。

雑種猫は多くなる理由はさまざまですが、キジトラや三毛猫などはもともと日本で土着している猫が異なる猫との交配種であることや、保護猫を迎える人の増加などの理由が指摘されています。

また、異なる純血種同士を多頭飼いしたことでミックス猫(雑種猫)が誕生したというパターンも多いようです。さらにミックス猫の子どもは、どんな交配パターンであってもミックス猫として生まれるということも増加につながっているでしょう。

雑種猫の魅力について

元気よく走る二匹の猫

Bachkova Natalia/shutterstock.com

純血種と比較したときの雑種猫の魅力にはどのようなものがあるのでしょうか?代表的なものをあげてみましょう。

体の丈夫さ

雑種猫の魅力のひとつが体の丈夫さです。純血種の場合、品種を確立する過程で遺伝子が近いもの同士で掛け合わせて作るため、ある性質が強まり、遺伝子欠陥が現れるリスクが増えるということが指摘されています。

一方の雑種猫は、異なる遺伝子の掛け合わせで生まれます。そのため特定の遺伝子的疾患を持ちにくく、その結果病気にかかりにくくなるのです。病院に連れて行くことも多くなく、医療費もそれほどかからないので飼いやすく、手がかかるようなお世話も必要ではないでしょう。

目や顔のケアといった基本的な点だけを気にかければ、こまめにお手入れすることなく健康を維持することができるでしょう。また体が丈夫であることから、純血種と比べて寿命が長くなる傾向にあります。平均の15歳を超えて、20歳近く生きる雑種猫は決して少なくありません。

毛色や柄のバリエーションが豊富

雑種猫の魅力のふたつめは毛色と柄のバリエーションが豊富であることです。純血種の場合、特定の毛色が定められていることも多いのですが、雑種猫は毛色や模様に決まりはありません。

長毛、短毛、トラ模様、サバ模様、三毛猫…2頭として同じ猫は存在しないという、まさに「オンリーワン」の魅力があります。品種にこだわりがないのであれば、自分の好みの見た目や性格で飼い猫を選ぶことができるのも、雑種猫のメリットと言ってもいいでしょう。

雑種猫の毛色の特徴と性格の傾向

一列に並んでいる色々な毛色の猫

Kasefoto/shutterstock.com

毛色や模様に無数のバリエーションが存在する雑種猫ですが、色柄により一定の特徴や性格が見られる場合はあります。ここでは、日本において代表的な6つの毛色であるキジトラ・茶トラ・サバトラ・黒猫・白猫・三毛猫に見られる特徴と性格の傾向をご紹介したいと思います。

キジトラ

キジトラとは、鳥の「キジ」と動物の「トラ」模様が合わさったような縞模様(マッカレルタビー)を持つ猫です。日本において最も多く見かける雑種猫で、現在家庭で飼育されている猫(イエネコ)たちの祖先である「リビアヤマネコ」に近い存在と言われています。同じキジトラと言っても、模様のパターンや目の色はさまざまです。

性格はヤマネコのように警戒心が強く野性味があるものと、イエネコのように人懐っこいものと両極端に分かれることが多いようです。警戒心が強いタイプのキジトラにはあまりしつこくすると嫌われてしまうこともありますので、構い過ぎず向こうから寄ってきてくれるのを待ってみましょう。人懐っこい甘えん坊のキジトラはメスよりもオスの方が多いようですよ。

茶トラ

茶トラは、キジトラの色味が薄まったような模様を持つ猫です。ベースカラーは赤みのあるブラウン~レッドであることが多く、そこに赤茶のタビー模様が入ります。優しく可愛らしい色味から、日本では大変人気があるカラーです。

茶トラ猫は色の配分によって分類されます。オレンジ色の毛をベースに、濃いオレンジ色(茶色)のしま模様があるものを「まるどら」と呼びます。アゴだけ白い毛が生えることが多く、しっぽの先の毛色は薄くなります。全身が茶トラ柄で、多くは鼻や肉球はピンク色をしています。まれに茶色っぽくなる場合もあります。まるどらの茶トラはほとんどがオス猫になります。

茶白はまるどらが基本で、白色が入った毛並みです。顔の下半分が白く、ハチワレ模様(顔の模様が八の字のように割れている)、お腹が白い、足先が白い(靴下を履いているように見える)といった特徴があります。白茶は、白い部分が茶白より多い毛並みの茶トラ猫は白茶と呼ばれます。頭部やしっぽ、足先などはオレンジ色になりやすいです。

茶トラの性格は、人懐っこくて甘えん坊。とても温厚で、やや気が弱いため争いごとを好まない傾向にあります。警戒心も薄く来客者にも甘える傾向で人間との生活にもなじみやすいため、初めて猫を飼う方でも飼いやすく、飼い猫にとしてぴったりと言えるでしょう。

サバトラ

サバトラは、キジトラや茶トラに次いで多く見られる縞模様の猫です。サバトラのさばは、魚の「鯖」に由来しています。グレーからシルバー系の被毛を持つことから、キジトラに対して「灰トラ」「銀トラ」と呼ばれることもあります。多くのサバトラの額には、アルファベットのMに似た模様が入っています。目の周りに黒い縁取りがあり、頬から目尻にかけてクレオパトララインと呼ばれる直線が入っていることが多いのも特徴です。

性格は、キジトラのように警戒心が強くて慎重な個体と、陽気で明るく人懐っこい個体とに分かれる傾向があります。警戒心が強くて慎重な性格の子の場合、飼い主さん以外の人が来ると隠れたり逃げたりするといった行動が見られます。人が大好きで、声をかけられたりなでられたりするのが大好きな子もいます。一説によると、陽気な性格はアメリカンショートヘアーの遺伝子が混じることによるのではないかと言われています。

黒猫

全身真っ黒な被毛に、金色の瞳を持つ黒猫。ジブリアニメや企業のキャラクターとしても有名ですよね。暗闇に溶け込むような神秘的な姿が特徴ですが、世界では黒猫に関する言い伝えが多数存在しています。日本では「神の使い」と言われることや反対に「不吉の象徴」と言われることも。いずれにせよ、黒猫もまた古くから人間とともに過ごしてきた雑種猫です。

性格は、非常に賢く、空気を読む猫と言われています。犬のように芸を覚えたり、飼い主さんの言う言葉をよく理解することができるとされています。飼い主さんのいる言葉をじっくりと考えたりする素振りを見せることもあるそうです。また、クールな見た目とは反対に、人懐っこい性格の個体も多いので、そのギャップがまた一層黒猫の魅力を高めていると言えるでしょう。

白猫

黒猫とは対照的に、全身真っ白な毛で覆われた白猫。輝くような美しさは、黒猫とはまた異なる神秘性を感じさせます。猫らしくしなやかで優雅な姿に魅了させた猫ファンは数知れず。今も昔も「白猫=高貴・優雅」なイメージは世界中で引き継がれていると言えるでしょう。

高貴な見た目の通り、性格は気が強く、ちょっとわがまま。心を許した飼い主さんの前では、安心感からとても甘えん坊になり独占欲や嫉妬心の強さを見せることもあります。飼い主さんを独り占めしたがる傾向にあるため、あまり多頭飼いには向かないかもしれません。

三毛

「ザ・日本の猫」というイメージも三毛猫。実際、日本の土着猫として古くから存在し、江戸時代の浮世絵でもその姿を見ることができる猫です。白・黒・茶(赤)の三色の被毛を持ち、海外では「キャリコ」や「トーティアンドホワイト」と呼ばれます。日本では決して珍しくない三毛ですが、海外産の純血種としては珍しく、高値で取引されることもあるカラーです。

性格は、外飼い猫として自由気ままに過ごしてきた歴史があることから、独立心に富み、勝気な性格の傾向があります。「猫とは互いに適度な距離感を持って暮らしたい」という飼い主さんにおすすめの毛色と言えるでしょう。


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