犬に和風の名前をつけるのが流行っている
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晴れて犬が家にやってくると、名前を付けてやらなければなりません。犬の名前は、飼い主との関係に影響し得ることもあり、非常に大切な要素です。今回は、犬の名前の付け方や人間との関係構築に関して考えてみましょう。
和風な名前を付ける場合のポイント
最近では、少し古風な名前を付けるのが流行っているようです。日本人らしいアイデンティティを連想させたり、昔の流行りが再流行したりする形で、和名の人気が上昇しています。
和名に限らず、名前は呼びやすく認識しやすいものが最善です。奇妙な名前だと、いざ人前で呼ぶ際に気恥しく感じるかもしれず、緊急時に大声で呼ぶ際も変に気を使ってしまうものです。
こだわりをふんだんに詰め込んだ名前よりは、適度に個性を感じさせながら呼びやすい名前にするのが良いでしょう。
和風な名前の例：オスの場合
オスの名前は、凛々しさや格好良さ、切れ味の良さを感じさせる名前が人気です。例えば以下のようなものがあります。
・～太
・～丸
・～吉
・～助
・小～
どれをとっても、響きが昔の日本を想像させ、知的な印象を与えるのが特徴です。洋風な名前も良いですが、「菊丸」「寅吉」「利助」などと呼ぶと趣が出て印象的になります。
和風な名前の例：メスの場合
メスの場合、オスよりは花や果物の名前、「小」を使った名前が多くなります。ひらがなで可愛い印象を出すのが定番です。
・小～
・花、植物の名前
・果物、食べ物の名前
代表的なところだと「小麦」「さくら」「もみじ」「もも」「まめ」などがよく聞かれます。オスよりはバリエーションを出しやすいですが、定番の名前も固定化されているため、他のワンちゃんと被らないようにするのに苦労するかもしれません。
犬の名前ランキング
「アニコム損害保険株式会社」は、ペット保険のキャンペーンに関連して犬の名前ランキングを発表しています。あくまで同社の保険新規契約者が飼っている犬、かつ0歳の105,547頭のみが対象となっていますが、今の名づけの傾向や飼い主の趣味趣向が表れる面白い結果が見られる、興味深いランキングです。
1位ココ942頭
2位モモ828頭
3位マロン750頭
4位ソラ744頭
5位チョコ706頭
6位ハナ681頭
7位レオ669頭
8位モカ627頭
9位モコ641頭
10位マル599頭
以上はオス・メス混同のアンケート結果であり、「ココ」や「チョコ」、「マロン」などはオスでもメスでも人気なことが分かります。
あくまで保険会社のアンケート結果ですが、洋風な名前がまだまだ多勢を占める構図が見て取れます。漢字では、「空」「姫」「小太郎」「福」「花」などの名前が人気です。
アメリカで人気の名前
余談ですが、アメリカでは犬がどのように呼ばれているのかもご紹介しておきましょう。米シアトルのペットサービス会社ROVER（ローバー）によると、毎年以下のような名前が上位にランクインするようです。
・オス部門
1位Max（マックス）
2位Charlie（チャーリー）
3位Buddy（バディ）
4位Cooper（クーパー）
5位Jack（ジャック）
6位Rocky（ロッキー）
7位Bear（ベアー）
8位Duke（デューク）
9位Toby（トビー）
10位Tucker（タッカー）
・メス部門
1位Bella（ベラ）
2位Lucy（ルーシー）
3位Daisy（デイジー）
4位Lola（ローラ）
5位Luna（ルナ）
6位Molly（モリー）
7位Sadie（セイディー）
8位Sophie（ソフィー）
9位Bailey（ベイリー）
10位Maggie（マギー）
ほとんどが人の名前から取られており、ルナやバディーなどは由来が異なるものの、あくまで一般的な名前を付ける傾向にあるようです。ベアーやタイガーなど、自然界や動物から取った名前も近年増加傾向にあるとも言われています。
