メロンが好きな猫っている?
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手土産でもらうと何だか嬉しくなってしまうメロン…。普段は贅沢なフルーツと思ってなかなか手が出ないけれど、家族みんなで切り分けて食べられるし、甘くて口いっぱいに広がるジューシーな果汁がなんとも言えないほど美味しいですよね☆
メロンは暖かい地方ですと4月ごろに収穫が始まって、夏の間出回るフルーツです。品種や地方によっても変わりますが、特に食べごろは5月から7月の間です。
メロンはウリ科の植物で、果肉が赤いものもあれば、緑色や白いタイプのメロンもあります。夕張メロンとかアンデスメロン、マスクメロン、ハネデューメロン、クラウンメロンなど、さまざまな品種のものが作られています。
暑い夏には特に、ジューシーな水分がたくさんあるメロンはおいしく感じるものですが、猫も果たしてメロンを食べるのでしょうか。
「え?猫がメロンを食べるなんて、聞いたこともないけど…」
と、私も思っていたのですが、猫がおいしそうにメロンを食べている動画が結構アップされていてびっくりしました!!
メロンを美味しそうに口にしている猫ちゃんたちの姿が何とも可愛らしかったので、ちょっとだけご紹介します(^^♪
〇https://www.youtube.com/watch?v=gWOJLPUeZ6c
ショコラ君っていうんですね~飼い主さんが食べ終わった後のメロンでしょうか。メロンの残り汁をおいしそうに舐め尽くそうとしている姿が、なんとも可愛らしいですね~
〇https://www.youtube.com/watch?v=3o-MxTzcJxg
丸ごとメロンを半分に割って、ニャンともぜいたくな食べ方!!クラウンメロンだそうです。いやあ~私もこんなぜいたくな食べ方を一度はしてみたいもんです(笑)
3匹の猫ちゃんが近づいてきましたが、そのうち関心を示してペロペロとおいしそうに舐めていたのは、「おさむくん」ていう1匹の猫ちゃんだけでしたね~でも夢中でメロンに食らいついている姿が印象的でした☆
〇https://www.youtube.com/watch?v=5-W6AOCtCJU
メロンを飼い主さんが台所でカットしている時からソワソワして待っているなんて…よほどメロンが好きな猫ちゃんとみました( ̄ー ̄)ニヤリ
名前は「ぷるにゃ」ちゃん☆飼い主さんが食べやすいように小さくカットしてくれたメロンをむしゃむしゃとかぶりついています。
もう一匹の飼いネコちゃん「もち子ちゃん」はメロンが好きではないんですね~用意されても食べには来ません。
「口の中に広がる甘い香り!濃いのに爽やかな果汁!これはそう…初恋の味!!」
…と、実際にぷるにゃちゃんが感じているのかは別として(笑)、でもメロンが大好きな猫ちゃんだということはよく分かりました♪
〇https://www.nicovideo.jp/watch/sm7150286
トラ猫の「ヘイちゃん」、こちらもおいしそうにメロンの果汁をペロペロ舐めまくっています。
「ヘイちゃん、おいしい?」という飼い主さんの声には目もくれずに、一心不乱にメロンに相対している姿がなんともかわいらしいです♪
「猫もメロン食べるんだ?」「変わってるね」なんていう声が上がっているくらいですから、きっと珍しい光景なのでしょう☆
それにしても、メロンが好きな猫ちゃんて結構いるんですね~他にもメロンをおいしそうに食べている猫の動画がアップされていました。
猫ってメロンを食べるんですね。うちの猫はメロンを私が食べていてもなんの関心も見向きも示さないので、なんだか意外に感じました。
猫にメロンを食べさせても大丈夫なの?
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さて、猫の中にもメロンが大好きでおいしそうに食べる子がいるというのは分かったんですが、ここでふと感じた疑問は「猫にメロンを食べさせても大丈夫なの?」
よく、人間にとっては栄養価が高い食べ物であっても、猫には良くないので食べさせてはいけないっていう食べ物って結構ありますよね。
フルーツの中にもぜったいに食べさせてはいけないフルーツもあります。では、メロンはどうなんでしょうか、食べさせても体に害はないのでしょうか?
結論から言いますと、猫がメロンを食べても大丈夫です。メロンを食べさせることで、猫が中毒症状を引き起こしてしまうといった危険はありません。
むしろ、メロンにはたくさんの栄養素が含まれており、猫がメロンを口にすることでさまざまなメリットがあります。
しかし、これは他の食べ物を与える際にも言えることですが、猫にメロンを与える時には飼い主が注意しておかなければならないこともあります。
では、猫にメロンを食べさせることにはどんなメリットやデメリットがあるのかについて取り上げてみましょう。
食べさせる時に、飼い主としてどんなことに気を付けると良いのかについても取り上げてみたいと思います。
メロンに含まれる栄養素を調べてみました
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ではまず、メロンにはどんな栄養素が含まれているのか調べてみましょう。
メロンはウリ科の植物で、成分の約87%以上、およそ90%は水分でできています。それで、水分補給に最適なフルーツとして知られています。特に暑い夏の水分補給として最適です。
しかし、メロンはただの水分補給だけでは終わりません。メロンにはたくさんの栄養素や効能が含まれています。その中でも主な栄養素をいくつかご紹介しましょう。
■抗酸化作用効果がある成分
メロンにはさまざまな豊富な栄養成分が含まれていますが、その中でも特に注目される栄養素は「ベータカロチン」です。
この「ベータカロチン」は、果肉の色がオレンジ色(赤色)の品種ほど豊富に含まれています。たとえば夕張メロンとか、クインシーメロンといった品種が挙げられます。
露地栽培の赤肉種のメロンだと、ベータカロチンの含有量は100gあたり3600ugもあり、この数字はフルーツの中でもトップクラスの含有量を誇っています。
ベータカロチンがもたらす効能には、「抗酸化作用」をもたらすという点が挙げられます。
「抗酸化作用」というのは、体の中で生じる老化や病気の原因となる活性酸素を抑えたり、がんや動脈硬化といった病気の予防をしてくれたりする働きのことをいいます。
また、ベータカロチンはビタミンAとして働く物質でもあるため、皮膚や粘膜を保護しウィルスの侵入を防ぐことで免疫力をサポートしてくれたり、新陳代謝を促進してくれたりする働きを持っています。
■利尿作用効果がある成分
メロンに含まれる成分でさらによく知られているのは、「カリウム」という栄養素です。
このカリウムは、腎臓でのナトリウム(塩分)の吸収を抑え、体内の毒素の排出を促すことによって、血圧の上昇を抑える働きや、筋肉の収縮をスムーズにするといった働きをします。いわゆる「デトックス効果」と呼ばれるものです。
腎臓の働きをサポートし、水分代謝を促すことで、おしっこと一緒に老廃物を排出するというわけです。それにより、むくみの改善を促すことや、膀胱炎や腎炎といった炎症から守ってくれます。
「カリウム」は、夏に食べる食材の中でも特に多く含まれるものとして、キュウリやスイカなどがよく知られていますが、実は同じウリ科の植物でもメロンの方がカリウムの含有量は多いのです。
100gあたりのカリウム含有量で比較してみると、スイカは120mg、キュウリは200mgなのに対して、メロンは350mgとなっています。スイカと比較すると約3倍ものカリウムが含まれていることが分かります。
■夏バテ予防や疲労回復に効果がある成分
メロンには「ミネラル成分」や「アミノ酸」も豊富に含まれています。他にも「ビタミンB1」や「ビタミンB2」、エネルギーチャージにつながる「果糖」「ブドウ糖」といった栄養素もバランスよく含まれているフルーツです。
これらの栄養素はすべて、夏バテや疲労回復に効果があります。スポーツドリンクに含まれているのと同じ成分がすべて入っていますから、暑い夏に引き起こしやすい熱中症予防に役立つことがお分かりいただけると思います。